Arch Linux に Docker Compose をインストールします。
TL;DR
- docker (Docker Engine and Docker CLI) をインストール
- docker-compose(Compose plugin)をインストール
環境
- OS: Arch Linux x86_64
- ホスト: MacBookAir6,2 1.0
- デスクトップ環境: Xfce 4.18
docker (Docker Engine and Docker CLI) をインストール
docker-compose(Compose plugin)をインストール
Docker の公式ドキュメントによると Compose plugin が使えるのは Linux マシンのみとのことです。
他の OS で Docker Compose を使うには Docker Desktop が必要となります。せっかくプロプライエタリソフトウェアである Docker Desktop を使わないという選択肢が用意されているので、 Docker Desktop を使わない方向で行こうと思います。
sudo pacman -S docker-compose
動作確認
バージョンを確認して、Docker Compose が正しくインストールされていることを確認します。
docker compose version
Elixir 言語で書かれた Web 開発フレームワーク Phoenix のアプリを起動してみます。
Phoenixアプリの開発環境をDocker Composeで構築できる phx-docker-compose-new という便利なスクリプトがあるので、それを活用します。
Phoenixアプリの開発環境構築の詳細にご興味のある方のために資料を置いておきます。
phx-docker-compose-new コマンドのソースコードをダウンロードします。
git clone https://github.com/mnishiguchi/phx-docker-compose-new.git ~/.phx-docker-compose-new
ターミナルで phx-docker-compose-new コマンドが使えるように偽名を定義します。
alias phx-docker-compose-new=~/.phx-docker-compose-new/phx-docker-compose-new.sh
phx-docker-compose-new コマンドを用いて Phoenix のサンプルアプリを生成します。
phx-docker-compose-new sample_phx_app --no-assets --no-gettext --no-mailer
生成されたアプリのディレクトリに入り、アプリを起動します。
cd sample_phx_app
bin/start
以下の URL にアクセスして今すぐ Phoenix アプリを開発できます!
ログを見てみます。ログを閉じるときは「Ctrl + C」を押します。
bin/logs --follow
Elixir の対話コンソール(IEx)は以下のコマンドで起動できます。
bin/console
せっかく IEx を開いたのでプロセスの一覧を表示してみましょう。
IEx.configure inspect: [limit: :infinity]
for pid <- Process.list, do: {pid, Process.info(pid, :registered_name) |> elem(1)}
アプリの停止は以下のコマンドで行います。
bin/stop
Elixir 言語を使ってサーバーの費用を $2 Million/年 節約できたというウワサがあります。
さいごに
Arch Linux に Docker Compose をインストールして、 Phoenix アプリ開発環境の構築ができました。
本記事は 闘魂Elixir #57 の成果です。ありがとうございます。