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GitHub Actions のシークレット情報と変数の設定方法

Last updated at Posted at 2023-06-05

はじめに

このシリーズは GitHub Actions を触ってみたいけど、ざっくり理解したい方向けの記事です。

  1. GitHub Actions ざっくりワークフローを理解
  2. GitHub Actions のシークレット情報と変数の設定方法(←当記事)
  3. GitHub Actions ワークフローを再利用する(共通化)

前回はGitHub Actionsのワークフローの概要を説明しました。

今回はAmazon ECSにデプロイするGitHub Actionsを通して、シークレット情報と変数の設定方法をご紹介します。

テンプレートからワークフローを作成

まずは、前回 説明した通り、ワークフローをテンプレートから作成します。
image.png

Configureボタンをクリックしてテンプレートを選択したら、YAMLファイル名を変更して、Commit changesボタンをクリックしてください。
image.png

テンプレートのワークフローはそのままでは動かないことが多いです。というのも、サービス固有のシークレット情報や変数を定義する必要があるからです。

それでは、それらを設定する方法を確認していきます。

シークレット情報の設定

今回のワークフローでいくと、シークレット情報はAWSのクレデンシャル情報が該当します。

secrets
    - name: Configure AWS credentials
      uses: aws-actions/configure-aws-credentials@v1
      with:
        aws-access-key-id: ${{ secrets.AWS_ACCESS_KEY_ID }}
        aws-secret-access-key: ${{ secrets.AWS_SECRET_ACCESS_KEY }}
        aws-region: ${{ env.AWS_REGION }}

このように${{ secrets.シークレット名 }}で設定したシークレット値を参照することができます。

シークレット情報はSettingsタブのサイドバーからSecrets and variablesのアコーディオン内のActionsから設定できます。
New repository secretボタンをクリックすると、入力ページに遷移します。
image.png
AWS_ACCESS_KEY_IDAWS_SECRET_ACCESS_KEYのシークレット情報を設定してみましょう。
image.png

すると、このようにシークレット情報が設定できます。一度設定したシークレット情報の値は参照することができないので、忘れてしまった場合は再発行してください。
image.png

変数の設定方法

envに関してはワークフローに値を直接設定しても動きますが、サービスごとのワークフローの記述を共通化することも視野にいれ、GitHub Actionsの変数を使って設定します。変数の参照方法は${{ vars.変数名 }}です。

変数を使ってenvを設定するように書き換える
env:
-  AWS_REGION: MY_AWS_REGION
-  ECR_REPOSITORY: MY_ECR_REPOSITORY
-  ECS_SERVICE: MY_ECS_SERVICE
-  ECS_CLUSTER: MY_ECS_CLUSTER
-  ECS_TASK_DEFINITION: MY_ECS_TASK_DEFINITION
-
-  CONTAINER_NAME: MY_CONTAINER_NAME
+  AWS_REGION: ${{ vars.MY_AWS_REGION  }}
+  ECR_REPOSITORY: ${{ vars.MY_ECR_REPOSITORY  }}
+  ECS_SERVICE: ${{ vars.MY_ECS_SERVICE  }}
+  ECS_CLUSTER: ${{ vars.MY_ECS_CLUSTER  }}
+  ECS_TASK_DEFINITION: ${{ vars.MY_ECS_TASK_DEFINITION  }}
+
+  CONTAINER_NAME: ${{ vars.MY_CONTAINER_NAME  }}

こちらもシークレット情報の設定と同じページにVariablesのタブがあるので、そこから設定します。
image.png

シークレットと変数の違い

シークレットと変数の違いは、大きくは設定した値を画面やログから参照できるか、できないかになります。下図は実際のデプロイワークフローの実行結果ですが、シークレット情報が***と表示されているのに対して、変数は値が表示されていることが分かります。
image.png

おわりに

今回はシークレット情報と変数の設定方法をご紹介しました。
実際には、開発環境、ステージング環境、本番環境など別々の設定値やワークフローがあるので、次回はそれらの設定方法をご紹介いたします↓

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