4
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

EnterpriseEthereum/Kaleidoをローカルtruffleからアクセスする

Last updated at Posted at 2020-01-01

What's this?

パーミッションドのブロックチェーン勉強中です。

BaaS色々使いたいですが如何せんお金がかかります。
そんな中、EthereumベースのBaaS「Kaleido」は永久無料プランがあるのでそれは使いやすい、ということで勉強しています。

あんまり情報ないですが、マルチリージョンとかにもできるしEnterpriseEthereumのBaaSとしてはかなり優秀なのでは、という印象です。
詳しくは下記をみてください。

「Kaleido」企業向けイーサリアム開発のフルスタックBaaSとは?

今回はコンソーシアムを立ててコントラクトをデプロイ、ローカルのアプリケーションからパーミッションドアクセスできるところまでを確認します。
ここまでできればDAppが作れるはずです。

環境

下記で検証

$ sw_vers
> ProductName:	Mac OS X
> ProductVersion:	10.14.5
> BuildVersion:	18F2058
$ node -v
> v10.18.0
$ npm -v
> 6.13.4

nodeのバージョンは一個前のLTS?であるv10.18.0でないと動作しません。
後続のtruffleboxのnpm installで死にます。
初めv12.13.1とかでやってると死んでました。
まだtruffleかweb3のサポートが追いついてないようです。

手順

Kaleidoのコンソーシアム作成

Kaleidoのコンソーシアム作成については、先人の記事を参考ください。
ぽちぽちやれば良い感じになるはずです。

Ethereumベースのブロックチェーンを構築できるKaleidoを触ってみた

truffle環境の構築

Kaleido.ioが下記にtrufflebox置いてくれているので、基本ここに準拠するだけです。

truffle-kaleido-box

下記コマンドがローカルでうまく機能するかどうかを確認しましょう。

mkdir truffle-kaleido-box
cd truffle-kaleido-box
npx truffle unbox kaleido-io/truffle-kaleido-box
truffle develop
# 以下、truffle console上で
compile
test
migrate

Kaleidoへの接続・コントラクトデプロイ

ローカルでうまく動作することが確認できれば、次はコントラクトをKaleidoにデプロイしてみます。
これもぶっちゃけtruffle-kaleido-boxの「Connect to Kaleido」に従うだけです。
デプロイしたいノードで「+ Connect Node」をクリック(下記ボタン)

image.png

「Native JSON/RPC」を選択

image.png

必要なCredentialsを選択or新規作成
入れたら下記をクリック

image.png

表示されている「App Credential」、「Connection Url」をtruffleのconfigに記述します。
truffle-config.jsを開いて下記を修正。

const appCred = 'yourappcred'; // from application credential widget
const connectionURL = 'nodeConnectionURL'; // without protocol (https://)

※作成したコンソーシアムがQuorumであれば、type: 'quorum'のコメントアウトを外しておく。

下記コマンドでコントラクトをデプロイします

npx truffle migrate --reset

デプロイに成功したら、コンソールにデプロイしたコントラクトのアドレスが出ています。

Compiling your contracts...
===========================
> Everything is up to date, there is nothing to compile.

Running migration: 1_initial_migration.js
Deploying Migrations...
Migrations: 0xf38a1E94A9F65118caa957D60806688397BD147c
Saving successful migration to network...
Saving artifacts...
Running migration: 2_deploy_contracts.js
Deploying SimpleStorage...
SimpleStorage: 0xAAbDE02d23eD1Fe769d22e2666E1490dAb9F58B6 ←これ
Saving successful migration to network...
Saving artifacts...

KaleidoのBlockExplorer上で、デプロイしたコントラクトを確認できます。

デプロイしたコントラクトを触ってみる

truffle consoleから確認

下記コマンドでtruffle consoleへ

npx truffle console

console上で下記コマンドでデプロイ済のコントラクトを取得

let deployedContract = await SimpleStorage.deployed()

処理実行に必要なアドレスを取得

let accounts = await web3.eth.getAccounts()

下記でコントラクトにアクセス、storedData変数に格納されている数値を確認できる。

deployedContract.contract.methods.storedData().call()
> '(なんらかの数字)'

下記でstoreされている数値を更新する。

deployedContract.contract.methods.set([数字]).send({from: accounts[0]})
// ex) >deployedContract.contract.methods.set(99999).send({from: accounts[0]})

もう一度値を確認すると、値が更新されていることがわかる。

deployedContract.contract.methods.storedData().call()
> '(さっき指定した数字)'

※ちなみにRPC接続だけでなく、KaleidoではREST APIサーバーも置いてくれるので、
REST API経由でも今回デプロイしたコントラクトにアクセスできます。
デプロイしたアドレスを指定して簡単に実行できます。


以上です。

ここまでできれば、あとはコントラクトアクセスするようなDAppを作れるはずです。
他の参加者もノードをポチって追加して、Credentialsを提供するだけで良い感じにできる、はずです。
運用方針あってんのか、もうちょっとコントラクトをセキュアにするとかワークフロー的なこともできると思いますが、そこの作り込みは勉強中です。

重ねてですが、パーミッションドなEthereumを利用するのは、Kaleidoが一番軽い感じで良いのではないのでしょうか。
何より無料、これがすごい。(どうやって収益化してるんだろう、、、)

これでコンソーシアムでの検証をやってみたいと思います。

参考

4
2
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?