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高等学校(情報)教員資格認定試験 科目Ⅰ 令和6年〜令和7年過去問分析+令和8年度分追記

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Last updated at Posted at 2026-05-05

概要

「高等学校(情報)教員資格認定試験 科目Ⅰ」の令和6年〜令和7年の過去問を分析しました。
新しい試験でまだ過去問が2年度分しかないため傾向が変わる可能性も大いにありますが、一旦この分野は押さえておきたいなと思って執筆します。
今年の受験が終わったら改めて内容を更新します。
2026/5/11追記:昨日受験してきたので追記します!赤字が令和8年度の内容を踏まえた更新部分です。

令和7年過去問:https://www.nits.go.jp/shiken/2025/mondai.html
令和6年過去問:https://www.nits.go.jp/shiken/2024/mondai.html

教科及び教職に関する科目(Ⅰ) 分析

令和8年度 高等学校(情報)教員資格認定試験 受験案内』によると、出題範囲は以下の通りです。

 教職専門科目に関する内容
 教育職員免許法施行規則第5条第1項表における「教育の基礎的理解に関する科目」及び「道徳,総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導,教育相談等に関する科目」に関する専門的事項並びに高等学校の「情報」に関する事項

いわゆる教員採用試験における「教職教養」の範囲と、情報科特有の範囲とみて問題なさそうです。
傾向は割と明確で、「狭く深く」な知識を問われるため、ぜひ本記事の分析を用いて知識を深めていただきたいです。

全体像

  • 問1~問15:「教職教養」の範囲
  • 問16~問20:情報科特有の範囲

全て4択の選択問題で、問題数は全部で20問となっており、6割(12/20)以上で合格です。
「科目Ⅱ」の論文対策との兼ね合いもあるので、あまりここで時間をかけすぎず得意分野で稼いで7割くらいを狙うのが賢明かなと個人的に思います。
令和8年度に超絶難化したので「科目Ⅰ」もガッツリ対策しておくべきです(泣)

問1~問15:「教職教養」

問1~問2

教育史・教育原理(学習理論、教育プラン) から出題されます。
日本教育史から1問+西洋教育史から1問で今後も踏襲されそうです。
西洋教育史には教育原理の詳細な内容も含まれることがあります。

教職教養の参考書による学習で問題ないと思います。

問3~問5

教育法規 から出題されます。
現時点では教育基本法、学校教育法、地方公務員法、教育公務員特例法からしか出題されていないようです。引っ掛け選択肢としては日本国憲法やこども基本法も出されています。
教育基本法は原文に目を通しておきましょう。日本国憲法の類似条文との違いに注意です。
学校教育法(原文)は第1章の総則(1~15条)、第6章の高等学校(50~62条)から出題されています。(高等学校の教員資格認定試験なので流石にここ以外から出題はされないんじゃないでしょうか...)
→令和8年度でまさかの小学校(34条)から出やがりました。原文の穴埋め形式の場合もあるので、参考書学習で概要を把握しつつ全範囲原文に目を通しておいた方が安全そうです。ウェーン・・・

問6~問10

基本的に 『高等学校学習指導要領』 または 『高等学校学習指導要領 解説』の範囲から出題されます。
問題が原文引用で出てくる +量も多くないので、参考書よりも原文で勉強したほうが良さそうです。
原文の穴埋め問題は国語力やメタ読みで解けない問題が出題されるため、今後は原文丸暗記レベルの勉強が必要そうです。
1章 ,4章については範囲が狭いので稼ぎどころだと思います。
現時点では、具体的には以下のとおりでした。

  • 問6:1章-3(教育課程の実施と学習評価)
  • 問7:1章-5(生徒の発達の支援)
  • 問8:4章(総合的な探究の時間) または『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総合的な探究の時間編』
  • 問9:1章-1(高等学校教育の基本と教育課程の役割ー道徳教育の部分)
      ※1章-7も道徳教育に関する部分なので出る可能性ありそうです →出ました!
  • 問10:5章(特別活動) または 『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 特別活動編』

高等学校学習指導要領URL:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm
高等学校学習指導要領解説URL:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1407074.htm

勉強法としては1章(第2款以外)、4章、5章に目を通しておき、問8・問10で『〜解説 総合的な探究の時間編』・『特別活動編』が出たら諦めて運に託しましょう。
問8、問10で確実に点を取るには『〜解説』の方も原文丸暗記レベルまでやらないといけないのでかなりコスパは悪いです。
こちらの記事で予想問題を掲載していますので参考にしてみてください

問11

『生徒指導提要』 から出題されます。
なんと原文穴埋め問題からも出題されましたが、さすがに原文は長いので参考書の教育原理(生徒指導) の部分を読んで内容を把握しておくと良さそうです。
一応原文のURLも貼っておきます
URL:https://www.mext.go.jp/content/20230220-mxt_jidou01-000024699-201-1.pdf

余談ですが、科目Ⅱで「あなたは教師としてどう取り組みますか」系の問題はここに書いてあることを書くと無難な解答が書けるので、余力があればざっくりでもいいので全文読んでおくことをおすすめします。

問12~問14

教育心理・教育原理(学習理論、教育プラン) から出題されます。
ここ2年の傾向だと発達障害・発達・学習理論から出題されているようです。
→令和8年度も同様だったので今後も踏襲されることが見込まれます
発達障害はLD→ASDと来ているので令和8年度はADHDから来る気がします。
→本当にADHDから出題されました!来年はLD,ASD,ADHDの組み合わせ問題や、もしかしたら発達障害以外の通級指導対象の障害についても出そうですね。
発達については特に「青年期の発達」に関する発達課題、発達段階について把握しておくべきです。3年連続で青年期に関する問題でした。
教職教養の参考書による学習で問題ないと思います。

問15

『『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)』 から出題されます。

原文は長いので、教職教養の参考書の重要答申の該当部分を把握しておくと良さそうです。
一応URL:https://www.mext.go.jp/content/20210126-mxt_syoto02-000012321_2-4.pdf

問16~20:情報科特有の問題

問16~問18

『高等学校学習指導要領』の第2章第10節または第3章第7節(情報に関する章)、または 『高等学校学習指導要領(平成 30 年告示)解説 情報編」の「第1部 各教科に共通する教科「情報」について』 から出題されています。
参考書はないので、長いですが原文を読むしかありません。この範囲も今後は原文丸暗記レベルの勉強が必要そうです。
別の記事で詳細と予想問題を掲載していますので参考にしてください。

高等学校学習指導要領URL:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm
解説情報編URL:https://www.mext.go.jp/content/1407073_11_1_2.pdf
→「第1部 各教科に共通する教科「情報」について」はp68(PDFのp76)まで

問19~問20

シンプルに情報の問題です。
現時点では、問19では基本情報レベルのアルゴリズムの問題、問20ではデータサイエンス系の問題が出題されています。
受験資格が応用情報以上なので、ここはノー勉でも得点したいところです。
令和8年度が異常に簡単だったため、令和9年度は難化が予想されます。

まとめ

範囲が狭く問題数の多い問6~9、受験者なら常識の問19~20の6問を確実に取り、残りの6問はお好みで対策しましょう。

年々難化している印象を受けます。問19,20は確実に取るとして、全問題で原文丸暗記前提レベルの問題が出る可能性があるので捨て分野とか作らずに全範囲しっかり対策した方が良さそうです。しっかり対策して頑張りましょう!

余談 (令和8年度受験体験記)

科目Ⅱは当日なんとかなるやろの精神で科目Ⅰをこれでもかというほど対策したつもりでしたが、科目Ⅰの自己採点は40/100でした・・・(泣)。GW中に有給を取って、9連休を勉強に全振りしていてこれだったので流石に精神にきました。
自分はいわゆる文章読解やメタ読みが得意で、AWS未経験でAWS SAAを1週間で取るなどペーパーテストの短期攻略には自信があったのですが、今回の試験は国語力もメタ読みも全く効かず難化に見事にやられました。
今すぐ教員になりたいわけではないのですが、将来のキャリアの選択肢を広げるという意味ではぜひ教員免許を取っておきたいと考えているのでまた来年頑張ります。
(そういえばIPA試験から応用情報・高度情報が来年なくなるらしいですが、受験資格から応用情報がなくなったらそもそも受験できなくなるので困りますね・・・)

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