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※この記事は、z/OS 3.1のシステムを使用しています。
RECOVERY+UNDO
早速ですが、ISPFエディターでデータセットを編集しようとした時、以下のような警告MSGが出てきたことはないでしょうか。

RECOVERY は、ISPF環境の設定項目の1つであり、編集中のデータを復元する機能です。
実は警告MSGに記載のRECOVERY+UNDOコマンドはかなり優秀です。
(編集セッション中に「UNDO(元に戻す)」機能を有効または無効にするためのコマンドです。)
<シナリオ>
ISPFエディターにてタイプミス ⇒ 元の状態に戻す
② タイプミスをする(TESTをGOMIにタイプミスし、Enterを押下)

ちなみに、RECOVERY ONを入力しないと以下のようになります。

◎RECOVERY UNDOコマンドは Enterで更新確定した後であれば「UNDO」で戻せます。
毎回Ctrlキー押さなけらばならないの(・・? と思った方々に朗報です。
Ctrlキーで更新確定する前は、Escキーで戻せます!!
ホストにも「 Ctrl + Z 」のような便利機能があったとは驚きですね👏
RECOVERYコマンドにより、「戻るボタンがなくて、最初から打ち直しになった、、」なんてこともないでしょう。
ぜひ活用してみてください。
<プラスα>
警告メッセージが出る場合は、EDIT画面のコマンド行で、PROFコマンド実行すると、「RECOVERY OFF WARN」が表示されます。

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本記事はチーム活動の一環です。背景や目的はこちらにまとめています。→ リンク
この記事は、IBM Community Japanの主催する2025年ナレッジモール研究で「メインフレーム若手技術者の広場」をテーマに研究している「2025-C-05」ワーキンググループの成果物です。


