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メインフレーム便利コマンド解説【RECOVERY+UNDO】

Last updated at Posted at 2025-09-29

当記事の著作権はIBMに帰属します。
詳細はこらちを参照ください。こちら

※この記事は、z/OS 3.1のシステムを使用しています。

RECOVERY+UNDO

早速ですが、ISPFエディターでデータセットを編集しようとした時、以下のような警告MSGが出てきたことはないでしょうか。
image.png

RECOVERY は、ISPF環境の設定項目の1つであり、編集中のデータを復元する機能です。
実は警告MSGに記載のRECOVERY+UNDOコマンドはかなり優秀です。
(編集セッション中に「UNDO(元に戻す)」機能を有効または無効にするためのコマンドです。)

<シナリオ>
ISPFエディターにてタイプミス ⇒ 元の状態に戻す

<手順>
① 編集画面でRECOVERY ONコマンド投入
image.png

② タイプミスをする(TESTをGOMIにタイプミスし、Enterを押下)
image.png

③UNDOコマンドを投入
image.png

④無事、GOMI⇒TESTに戻りました、、👏
image.png

ちなみに、RECOVERY ONを入力しないと以下のようになります。
image.png

◎RECOVERY UNDOコマンドは Enterで更新確定した後であれば「UNDO」で戻せます。
毎回Ctrlキー押さなけらばならないの(・・? と思った方々に朗報です。
Ctrlキーで更新確定する前は、Escキーで戻せます!!
ホストにも「 Ctrl + Z 」のような便利機能があったとは驚きですね👏
RECOVERYコマンドにより、「戻るボタンがなくて、最初から打ち直しになった、、」なんてこともないでしょう。
ぜひ活用してみてください。

<プラスα>
警告メッセージが出る場合は、EDIT画面のコマンド行で、PROFコマンド実行すると、「RECOVERY OFF WARN」が表示されます。
image.png

image.png

本記事はチーム活動の一環です。背景や目的はこちらにまとめています。→ リンク


この記事は、IBM Community Japanの主催する2025年ナレッジモール研究で「メインフレーム若手技術者の広場」をテーマに研究している「2025-C-05」ワーキンググループの成果物です。

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