#自己紹介
40歳で未経験からエンジニアに転職してサーバーサイドメインで仕事をしています。
2021年6月にAWS SAA合格しました!!(2021年3月にAWS CLF合格)
※CCNAの勉強体験も記事にしました
CCNAの受験に2回目で合格した時の勉強体験記
普段の業務ではAWSは全く扱っておらず、今後の自分の業務スキルの幅を広げていきたいと言う思いから学習を開始しました。
この度3回目の試験でようやく合格出来たわけですが、正直かなり難しかったです。
短期間&高得点で合格されている方の記事などを参考にしすぎたのか、自分のスペックを完全に過信していましたww
そんな私のリアルな勉強体験を振り返りながら記事にしてみます。
ですのでスムーズに合格まで到達される優秀な方にはつまらない内容になってます。
泥臭くてもまずは何とか合格したいんじゃ〜と言う方の参考や多少の励ましになれば幸いです。
#目次
1.受験結果
2.学習期間
3.使用した教材
4.おすすめの教材と学習手順
5.おわりに
#1. 受験結果
・1回目 672点 不合格(2021年4月)
・2回目 699点 不合格(2021年5月)
・3回目 743点 合格(2021年6月)
この点数の伸びなさに自分でもビックリです。
合格点は720点以上です。おそらく問題数にしたら1〜2問位しか余裕がなかったので最後まで苦労しました。
#2. 学習期間
1回目は学習開始から1ヶ月半程度で受験しました。
当初は2〜3ヶ月程度の学習期間を見積もっていたのですが、模擬試験などの点数が思ったより良かったので、『ワンチャンあるんじゃね?』と言う気持ちと、早く実際の試験を体感しておきたかったと言う気持ちで挑みました。
1回目の不合格から約3週間スパンで2回目⇨3回目と受験しました。
正直2回目では合格するかなと思っていたので、不合格だった時はさすがに凹みました(次の日には気にならなかったですが)。
3回目で合格した際は嬉しいと言うよりはホッとした気持ちでしたね。とにかく合格できて良かったです。
#3. 使用した教材
次に学習で使用した教材などを紹介していきます。
ここは結構気になる方が多いと思うのでしっかり伝えていきたいと思います。(利用順に紹介します)
###①改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書[SAA-C02]対応
解りやすさ ★★★★
おすすめ度 ★★★
楽天
amazon
先に合格された方でも紹介されている事が多かったので、学習の取っ掛かりとして購入。
まずはこれをひと通りザッと流し読みして全体像を摘みました。(4〜5日)
模擬問題も付いてます。
ネットで購入される場合は旧版も多く出回っていますので、最新版(2021年6月時点)は丸い部分が青色、旧版は丸い部分が緑色
で判別してください。
全体的に説明もわかりやすくイラストも要所で散りばめられているので、AWS初学者には比較的親切なテキストになっているかと思います。
ただ後で解る事になるのですが、試験範囲全体はカバー出来ていません。
他の模擬試験などを受けていきその事に気付いてからは、解らない部分(用語)などを調べる際の辞書的な位置付けになりました。
後半はほとんど使用しませんでした。
###②AWS CloudTech
解りやすさ ★★★★★
おすすめ度 ★★★★★(無料会員なら★★★★★★★★★★)
今回の学習体験を通じてダントツでおすすめしたいコンテンツです。
YouTubeでも良く発信活動をされている有名なクラウドエンジニアの方が主催されているオンライン学習スクールです。
・無料会員コース
・月額制コース(1ヶ月or3ヶ月)
・買い切り型の永久会員コース
3コースがあります(ちなみに私は永久会員コースです)。
当初は試験対策というより実践的なスキルを身に付ける目的で入会していたのですが、
これが結果的に私の合格を大きく近付けてくれる事になりました。
一番良かったと思う点は問題数の豊富さと問題文の解りやすさです。
特に問題文の解りやすさと解説の丁寧さが秀逸です。
CLFの時はそこまで感じなかったのですが、SAAは問題文そのものが解り辛いと言うどうしようもない壁を感じていました。
聞かれている事の意味が解らないのに正解に辿り着けるはずがないです。
問題が解ける様になってもそれは単なる暗記なので、本番で通用しない部分も多く学習効率も悪くなります。
AWS CloudTechで掲載されている問題文は他の教材で採用されている類似の問題も敢えて解りやすい日本語に置き換えてくれている
ので、ここの問題集を解きまくる事で大幅にレベルアップ出来ました。
その結果、他の教材の問題(実際の試験に近い問題文)への理解も深まりました。
私は学習前の時点から有料会員になっていたので問題集は全て触れる事が出来ました(約400問)。
無料会員の方でも200問位は利用出来ると思います(2021年6月時点)。
個人的には有料・無料で問題のレベルや出題範囲に遜色があったとは思いませんので、まずは無料会員で利用してみるのもオススメです。(逆に無料会員なら入らない理由が思い付きませんww)
特に私の様に『問題文自体の意味が解んないよ〜ぴえん』な方にはピッタリだと思います。
ぶっちゃけこれだけでも合格できる方もいるんじゃないかと思います。
まだ知らないと言う方はこちらから
###③これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)
解りやすさ ★★★
おすすめ度 ★★★★
udemy教材は定期的にセールが行われているので、そのタイミングで購入するとテキスト1冊分の値段で受講できます。
試験範囲はほぼ網羅出来ているので、コスパで言えばダントツだと思います。
問題集も200問程度付いています。
ただボリュームがあるが故にもう少し詳しく解説して欲しいなと思う箇所もかなり多かったです。
最初にこれをひと通りやってからと言う利用方法は学習効率の面では個人的にはあまりオススメしません。
(3回受験した私が言うのもなんですがww)
1回目の試験時には利用していなく、2回目の試験学習期間から自分に足りない点がどこかを見付ける為に利用していました。
こちらもハンズオンの動画も一緒にあるので、体系的に学んでいきたい方には良いと思います。
結果的にはこちらの教材は半分くらい利用しました。
###④【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
解りやすさ ★★★★
おすすめ度 ★★★
③と同じ方が作成されているudemyの問題集です。1回目の試験から利用していました。
今回学習した問題集の中では一番レベルが高かったです。これも何周も利用しました。
ここである程度の得点を安定して出せる様になって、自信を持って試験に挑むと言う感じで使用するのもアリだと思います。
体感的には
・直近4〜5日以内に同じ問題を解いていない(良い意味で問題を忘れてる感じ)
・80~85%以上の正答率
がオススメのラインかなと思います。
注意点
あくまでも本番の試験は別物だと言う事を忘れないで下さい。
ここで出てくる問題文は確かに問われる内容も細かい部分が多いので、このレベル感の問題をずっと解いていると、
『俺ってかなりレベル上がってきたな』と言う錯覚を得られます。
内容が細か過ぎるが故に、本番では同じ問題に巡り会える可能性はかなり低いんじゃないかと思います。
そう言う意味ではこの問題集ばかりやり過ぎると、かえって学習効率が悪くなる傾向があるかも知れません。
問題文を正しく読み解く為の練習だと思って繰り返し解くのはありだと思います。
位置付け的には後2〜3問で合格ラインに届きそうだけど既存の教材だけではどうしても届かないので、自力ベースを上げる為に問題文1つずつへの理解を深めようとする視点で利用していました。
###⑤AWS認定資格 無料WEB問題集&徹底解説
解りやすさ ★★★
おすすめ度 ★★★★
サイトへいく
無料で利用できる問題集サイトです。
3回目の試験前に最後の腕試しのつもりで利用していました。
問題数は160問程度ですが回答の解説も解りやすく書かれているのでオススメです。
問題内容は別の問題集でも触れた事のある内容ばかりだったので、初見でもほとんど正解出来ました。
他の教材で問題を解きまくっていれば、これはやらなくても良いと思います。
ただこれも無料で利用できると言う点は魅力なので、先にこちらから利用していくのもアリかなと思います。
以上が私が利用した教材です。
他にもBlackBeltやAWS主催の模擬試験なども利用しましたが、合格という点ではそこまで影響なかったかなと思いますので、今回は割愛します。
#4. おすすめの教材と学習手順
##4-1マスト(これだけは有った方が良い)
####②AWS CloudTech(問題の解りやすさダントツ)
####③これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(試験範囲を網羅している)
この2つは合格を目指す上で間違いないと思います。
問題集に関してもこの2つでかなりカバー出来ているので、どうしても他の問題も触れてみたいと言う方は
####④【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
もあっても良いかと思います。
##4-2学習手順(また初めから学習する場合)
1・何かしらのテキストで全体像をザッと把握(長くても1週間程度)
2・問題を解きまくる(10問〜20問を1セットにして同じセットを繰り返し解く)
3・試験範囲全体カバーできるまで2を繰り返す
4・模擬試験などで時間配分や試験ボリュームに慣れる。問題を解く際に復習したい問題をチェックしておく
5・模擬試験で不正答だった問題やチェックした問題を繰り返し解く
6・手持ちの模擬試験範囲全体をカバーできるまで5を繰り返す
7・金銭的に問題がなければとりあえず1回受験して本番慣れしておく
要約すると繰り返し問題を解き、問題に慣れていく。これが一番近道かなと思います。
最初は問題の意味すら解らないって事も織り込み済みで繰り返し解いていきましょう。
何回も繰り返し解いていれば次第に慣れていきます。
それでもビビってしまうなら取り敢えず1回受けてしまいましょう。落ちても死にませんww
早く受かればラッキーです。空いた時間を更に有効活用していきましょう!!
※現在AWS認定試験をオンラインで受験すると不合格でも次の受験料が無料になるキャンペーンを行っています。
私も2回目の受験時にこのキャンペーンを利用したので、3回目の受験料はタダでした。
(2021年7月31日までに1回目を受験した方が対象だそうです)
キャンペーンのお知らせはこちらから
#5. おわりに
ここまで読んで頂いて有り難うございます。
今更ながら改めて自己紹介になりますが、私は40歳で未経験からエンジニアに転職しました。
普段はサーバーサイド業務がメインで仕事をしています。おっさん駆け出しエンジニアです。
最初はAWSの経験も無い上にただの資格ゲッターになっても仕方が無いと言う気持ちが働き、
体系的に学んだり実践経験に近い内容で学びながら合格を目指そうと思っていました。
でもよくよく考えたら実践経験を積む事と試験に合格する事ってかなり目標が違いますよね。
目的はあくまでもインフラ(クラウド)エンジニアとしての経験やスキルを積んでいく事。
試験に合格する事はその為の目標の1つに過ぎません。
まずは合格できればOKと割り切ってその為の最短ルートを目指した方が良いと考え方を変えました。
結果的には3回受験しましたが無事に合格出来ましたし、スケジュール的にもほぼ予定通りに受かる事が出来ました。
学習方法を間違えていれば半年経っても合格しなかったかも知れませんし、もしかしたら途中で諦めていたかも知れません。
ただインフラ経験ゼロで年齢もそこそこいってる私がいきなりAWSの業務に触れる事が出来る機会はかなり限られているんじゃないかと感じています。
資格はそんな私でも業務に触れる機会(チャンス)を広げる為のいわば入場チケットの様な物だと思っています。
AWS SAA合格をきっかけにこれからは目標を実務経験を積んでいく事に切り替えていこうと思います。
今回の記事が私と同じ様に学習方法や考え方で悩んでいる方の参考になれば幸いです。