自己紹介
40歳で未経験からエンジニアに転職してサーバーサイドメインで仕事をしています。
2020年12月にCCNAに合格しました。
今回は転職活動中にCCNA2回目の受験で合格した際の勉強体験を記事にしてみようと思います。
※2021年6月にAWS SAA合格しました
AWS SAA(3回目の受験で合格)の勉強体験についてはこちら
目次
1.受験結果
2.学習期間
3.使用した教材
4.おすすめの教材と学習手順
5.おわりに
1. 受験結果
・1回目 817点 不合格(2020年12月)
・2回目 865点 合格(2020年12月)
CCNAは300〜1000点です。
私が受験した時は確か825点が合格ラインでした。
問題数は102問(+得点に関係ない問題が1問紛れ込んで計103問)だったと思います。
※記事執筆時から半年前に受験したので、ところどころ曖昧でスミマセン
2. 学習期間
注意点
一応書いてますが学習期間は参考にしないでOKです(学習時間の方がまだ参考になると思います)
ちょうど1ヶ月で合格出来ました。
1回目の試験は3週間で受けました。
不合格から10日後に再受験して合格する事が出来ました。
ただ当時は仕事も有給消化中で、学習期間中に出勤したのは2日程度でした。それ以外はほぼ終日CCNAの学習をしていました。
なので仕事をしながらだともっと長い期間学習していたと思います。
あまり正確ではないのですが学習時間としては
1回目・・・200時間程度
2回目・・・プラス50時間程度
合計 約250時間学習しました。
3. 使用した教材
次に学習で使用した教材などを紹介していきます。
(利用順に紹介します)
①[改訂新版] 3分間ネットワーク基礎講座
解りやすさ ★★★★★
おすすめ度 ★★★
amazon
当時の私はネットワークに関する知識はほぼ皆無でした。
『IPアドレス?聞いた事はあるよ』程度の知識しか無かったので、まずは基礎の基礎からの学習でした。
最初にこの本を2周読んで最低限の理解力を付けました(MACアドレスなどの用語の意味が解らないレベル)。
OSI参照モデルで言うL2・L3がメインで、L4も少し触れてるかなと言った印象です。
教授と学生の対話形式で解説されていて、とても解りやすい内容でした。
インフラ経験が有る方などは少し物足りないかも知れませんので、そう言った方はその分違う内容の学習に時間を割いて貰った方が効率的かも知れませんね。
インフラ初学者の方ならオススメです。
②シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200 -301
解りやすさ ★★★
おすすめ度 ★★★★★
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通称白本と呼ばれている教科書ですね。
ネット記事や口コミを色々調べてこの本の購入に辿り着きました。
ページ数が膨大。私はこれを手に取ってしまうとそのボリュームに気持ちがやられそうな気がしてKINDLE版で購入してひたすら読み進めました。
ただ電子版で読むとレスポンシブが働いてしまうので、かなり読み辛かったです。
今思い返したら紙の本でも良いかと思います。
紙だと中古でも出回っているので、メルカリなどで安く購入できるかも知れませんね。
1周読破するのに40〜50時間は掛かったと思います。
また詳細は後述しますがこの本は模擬試験の精度が秀逸です。
そう言う意味では持っておいて間違いないと思います。
③Ping-t
解りやすさ ★★★★
おすすめ度 ★★★★★
サイトリンク
CCNA学習者ならほぼ皆さんここに辿り着くと思います。
簡単に言うと問題集サイトです。
問題数の多さは唯一無二だと思います。
成績なども記録できるので、苦手箇所も解りやすいです。
Ping-tに個人的な恨みが無いなら取り敢えずプレミアム(有料会員)に入っておきましょう。
ここの問題をひたすらやり込んでおけば多分合格出来ます。
合格出来なくても合格に手が届くレベルには到達するはずです(私がまさにそうでした)。
合格体験記もありますので、合格した先輩方の学習内容を参考に出来ます。
ただ合格体験記に投稿する様な方は優秀な方やバケモノが多いので、読んで自信を無くしてしまう位なら読まなくて良いですww
おまけ 「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
サイトリンク
IT用語に関して広く解説をしてくれているサイトです(個人で運営されています)。
CCNAの学習に限らず、今も仕事や調べ物をする際に知らない単語が出てきたらちょくちょく利用しています。
あえて深い解説をしないで大まかなイメージを掴んで貰う解説になっているので、IT初学者全般にオススメ出来ます。
4. おすすめの教材と学習手順
4-1おすすめ
②シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200 -301(白本)
③Ping-t(プレミアム会員)
白本に関しては試験範囲をほぼ網羅していると思います。
ボリュームが多過ぎて読み返すにも苦労しました。
試験内容もとても研究されている様なので、102問の模擬試験の精度がメチャクチャ高く感じました。
1度目の試験で不合格になった際にこの問題を改めて解いたら、本番の試験に内容やレベルがすごく近い
なと思いました。
その時にこの教科書の実力を一番思い知りましたww
(試験内容は都度変わりますので、あくまでも1サンプルとしてご理解ください)
Ping-tはひたすら問題を解いていきましょう。
ただ個人的にはまったく同じ(様な)問題は全体の2〜3割程度の体感でした。
※実際1度目の試験には直前の模擬で正答率93%で臨みましたが落ちました。
CCNAは出題範囲や問題数も多いので暗記出来ればOKと言うレベルの問題も結構あります。
一方で理解を求められる問題もそれなりに有ると思います。
そこを正解出来るかどうかで合否にも関わってくると思います。
あまりPing-t問題ばかりやりすぎると、最後の方は選択肢を見るだけで正解していまいますww
その場合は白本や他の教材の問題にも触れていく事をオススメします。
↓ 私はやっていないですがCCNAの問題集もあるみたいです。
(模擬問題、スマホ問題集付き)徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応
4-2学習手順(仕事をしながら1日2〜3時間(休日は4〜5時間)学習する場合)
1・白本で全体像をザッと把握(ボリュームが多いので1周読めればOK)
2・Ping-t問題を解きまくる(ほぼコレです)
3・模擬試験を受けて自分の現在の実力と本番試験のタイミングを計る
Ping-tに関しては大分類と小分類に分かれているので1日の学習時間があまり取れない場合なら、満遍なくやるよりは特定の分類を集中的に繰り返し解く様に進めると思います。
最初から満遍なくやって1周するのに日数が掛かり過ぎると、かえって記憶の定着効率が悪くなる気がします。
目安としては2〜3日間で1周出来る範囲を1週間繰り返し解いていく感じです。
・平日で2周程度
・休日で1〜2周程度
これくらい繰り返せば学習した分類はかなり強くなると思います。
そうするとコンボ出来る問題(2回連続正解)とそうで無い問題も自ずと解ってきます。
後で復習する時にもコンボしてない問題だけ絞り込んで解くなども出来ます。
あとAWSの際は取り敢えず受験しましょ〜とオススメしてましたが、CCNAって1回約4万円(税込)掛かるのであまり気軽にはオススメはしないですww
私の場合は就職活動に『CCNA取得』の文言を使いたいと言う動機があったので受験も早かったですが、そう言った事情が無い場合はじっくり学習されてからでも良いと思います。
サブネットと使用できるIPアドレス数の覚え方
最初はサブネットの計算方法が結構苦労しました。白本にも勿論解説はあるのですが、キッチリ書かれ過ぎていてかえって解りにくかった記憶があります。
サブネットマスクと使用できるIPアドレスの数の早見表を記載してくれているリンクを紹介しますので、良かったら参考にして下さい。
(クラスやビットと絡んだ問題も結構出るかなと思います。実用性は知りませんがww)
リンク
5. おわりに
ここまで読んで頂いて有り難うございます。
今更ながら改めて自己紹介になりますが、私は40歳で未経験からエンジニアに転職しました。
普段はサーバーサイド業務がメインで仕事をしています。おっさん駆け出しエンジニアです。
エンジニア転職を目指す過程でインフラ知識の重要性を感じる事が多くあり、次第にインフラエンジニアとしての経験を積んでいきたいと言う気持ちからインフラやクラウドの学習を続けています。
CCNAは部分点があるとかないとかの話題が結構出るのですが、私個人の感想を述べるなら
多分あると思います
1回目の試験では700点台かなと思う位の手応えでしたが実際817点であともう1歩と言う結果でした。
なので試験が難しいと感じても諦めずに1つずつ食らいついていけば良い結果に繋がってくると思います。
あと私の場合は2回受験して2回ともコマンド入力は無かったです。
今回の記事が私と同じ様に学習方法や考え方で悩んでいる方の参考になれば幸いです。