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ローカルからCloudflareのWorkersに接続する環境を作る手順

Last updated at Posted at 2024-12-07

Windows11でWranglerからCloudflareのWorkersに接続する環境を作っていきます。

クライアントにWranglerをインストールするには、まずNode.jsがインストールされていることが前提です。
※この記事はWindows11を使っている人に向けたものです。

Node.jsのインストール

Node.jsが入っていなければ、公式サイトから最新版をインストールしてください。

※Node.jsとは
Node.jsはJavaScriptの実行環境の一つで、JavaScriptをサーバーサイドでも実行できるようにするためのもの。今回はクライアント開発環境のWEBサーバ、APIサーバとして活用することを考えています。

インストールの確認

PowerShellを起動して次のコマンドを入力。正しくインストールされているか確認します。エラーメッセージが出ずに数字が出てくれば正常にインストールできています。

node -v
npm -v

npm -v でエラーが出たとき

私の環境では次のメッセージが出ました。

+ CategoryInfo          : セキュリティ エラー: (: ) []、PSSecurityException
    + FullyQualifiedErrorId : UnauthorizedAccess

これはスクリプトの実行を制御する「実行ポリシー」が設定されているためです。このポリシーにより、未署名のスクリプトやインストールされたモジュールの実行が制限されていました。

現在のポリシーの確認方法

まず次のコマンドで現在のポリシーを確認します。

Get-ExecutionPolicy

次のような結果が表示されるはずです。

Restricted:
スクリプトの実行が禁止されています(デフォルト設定)
RemoteSigned:
ローカルスクリプトは実行可能。リモートからダウンロードしたスクリプトは署名が必要

私の環境では Restricted でしたので権限を変更しました。

一時的な権限を与える

次のコマンドで一時的な権限を与えます。

Set-ExecutionPolicy -Scope Process -ExecutionPolicy RemoteSigned

これでnpmが実行できるようになるので、あらためて確認します。

npm -v

エラーメッセージなく数字が表示されれば問題ありません。

Wranglerのインストール

次のコマンドを実行し、Wranglerをインストールします。

npm install -g wrangler

Wranglerがインストールされているか確認します。

wrangler -v

数字が表示されればインストール完了です。

WranglerでCloudflareへログイン

次のコマンドを実行するとブラウザが開き、Cloudflareアカウントへの接続許可を求められます。

wrangler login

Cloudflareへの接続許可.png

Allowボタンを押して次に進みます。下の画面が出たら接続完了です。

Cloudflareへの接続許可2.png

Cloudflare Workersプロジェクトを作成

どんなことでもまず最初に Hello World が表示されるプロジェクトを作って試していきます。

wrangler init my-worker
cd my-worker

my-workerはプロジェクト名です。任意でつけてください。

実行後プロジェクトディレクトリが作成され、必要なファイル(wrangler.tomlなど)が生成されます。

ローカル環境でテスト

プロジェクトのディレクトリへ移動したら、次のコマンドを実行します。

wrangler dev

次のような画面が出て、ローカルでテストが可能になります。
実行1.png

更新内容をデプロイ

次のコマンドを実行するとプロジェクトがデプロイされ、公開URLで参照できるようになります。

wrangler publish

ここまで来たらローカルでのテスト環境が整いましたので、プロジェクトを構築していきましょう。

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