就業型インターンシップ参加レポート(ドワンゴ)
こんにちは世界
matonです。
27卒として就活を進める中で、ドワンゴの就業型インターンでKADOKAWAのWebメディアであるレタスクラブの開発に参加しました。
この記事では、そのインターンを通して得た学びや気づきを共有したいと思います。
インターンの概要はこちらに詳しく載っています。
👉 ドワンゴ就業型インターンシップ
目次
- インターンの内容
- 自分がインターンで成し得たこと
- チーム開発で学んだこと
- まとめ
インターンの内容
自分は 「レタスクラブ(LettuceClub)」 というサイトの開発に携わり、
主に SEO施策のための構造化データの改善 を担当しました。
SEO施策とは?
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジンにサイトを適切に評価してもらい、検索結果でより上位に表示されるようにする取り組みです。
今回自分が担当したのは、その中でも 構造化データの改善 です。
構造化データを適切に記述することで、検索結果にリッチリザルト(例: レシピカード、レビュー評価、パンくずリストなど)が表示され、
- ユーザーにとって情報がわかりやすくなる
- クリック率が向上する
- 検索エンジンに正しく意図を伝えられる
といった効果が期待できます。
私はこれまで小規模なアプリ開発の経験しかなかったため、SEO施策のように実際の大規模プロダクト特有の実装に触れるのは初めてでした。
自分がインターンで成し得たこと
- 担当タスク(構造化データの変更)を実装し、本番環境までリリースしました。
- 追加で ユニットテストの実装 にも取り組み、品質向上に貢献しました。
チーム開発で学んだこと
これまで個人開発やハッカソンの経験はありましたが、
実際に運営されている大規模サービスに参加して開発するのは今回が初めて でした。
そこで特に学んだことを整理します。
1. クライアントとの向き合い方
- クライアントの仕様をそのまま実装するのではなく、「意図」を理解したうえで実装する ことが大事
- 自分独断で動かず、周囲や既存コードへの影響を考える
- 提案は鵜呑みにせず、現状の実装やサービスの意図を踏まえ、メリット・デメリットを整理したうえで逆提案する
- 細かい仕様は積極的に確認し、クライアントが考慮していない部分はこちらで補う
これにより、ただの「下請け」ではなく、プロダクトを共に作るパートナー という意識を持てると感じました。
2. チーム開発の進め方(START)
インターン中、開発リーダーが独自に提唱していた PDCAを発展させたフレームワーク「START」 を学びました。
これは、開発を進めるうえで「今どうなっているか」を起点に考える点が特徴的です。
- Situation(現状) : 今どうなっているのかを正しく把握する
- Task(課題) : 現状を踏まえて、解決すべき課題を定義する
- Act(実行) : 実際にアクションを起こす
- Result(結果) : アクションの結果を評価する
- ToDo(改善) : 結果をもとに、次にやるべきことを考える
単に「指示されたことをやる」のではなく、
状況を把握 → 課題を定義 → 実行 → 結果検証 → 改善 という流れを繰り返す姿勢が求められていました。
3. 相手へのリスペクト
- クライアントは開発できないからといって下に見るのではなく、相手の領域を理解しようとする姿勢 が大切と教わりました
- 相手に伝わる言葉で話すこと、そしてとにかく会話することが大事
- 理想は「相手からもこちらの意見を求められる関係」
4. 信頼されるエンジニアになる
- サービス開発には様々な制約があり、自分の「やりたいこと」がそのまま実現できるとは限りません。
- 例えば、生産性向上のために新しい手法を導入すべきだと提案しましたが、
「現状でも問題なく開発が進んでいること」や「メンバーの技術的負担が増えること」を理由に、導入は先送りとなりました。 - こうした場面で自分の意見を通すためには、ただ「やりたい」と主張するのではなく、周囲から信頼されるエンジニア になることが必要だと知りました。
- 信頼を得ることで、提案が前向きに受け止められ、チームにとっても有益な改善を実現できるようになりたいと思いました。
- インターン先のメンバーが私に対して不信感を抱いていたわけではありません
まとめ
今回のインターンでは、構造化データやテスト実装といった技術的な学び以上に、
チーム開発の進め方、クライアントとの向き合い方、そして 環境をより良くするためには周囲から信頼される必要があること を学べたのが大きな収穫でした。
「仕様をただ実装する人」ではなく、 「サービスを共に成長させていくパートナー」として動くことが大切だと実感しました。
この考え方を意識できるようになったことは、自分にとって大きな成長だったと感じています。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
この記録が読者のあなたにとって参考になれば幸いです。