この開発でARCore Geospatial APIを利用したので、iOSでサンプルを実行する手順をまとめました。
Androidもほぼ似た手順ですと書こうかと思ったら、Androidはこちらの記事が参考になるかと。
前提
名前 | バージョン/備考 |
---|---|
Mac | M1 12.3.1 |
Unity | 2021.3.0f1 SILICON版 |
AR Core Extentions | 1.31.3 |
Xcode | 13.3.1 |
GCP | 登録にクレジットカードが必要です。サンプルを動かす程度であれば無料の範囲ですが、自己責任でお願いします。 |
手順
大きく分けて二つです。
- GCPでの設定
- Unityでの設定
基本的に公式ドキュメントに沿ってぽちぽちやっていけばできます。
1. GCPでの設定
こちらを参考に、必要なところを抜粋します。
【注意】この方法が簡単なだけで、良い方法というわけではありません。
1.1 ARCore API を有効にする
【注意】 細かくいうとARCore Geospatial APIですが、有効にするのは ARCore API です。geospatial
と入れても検索にひっかからないので気をつけてください。
- GCPにログインする
- プロジェクトを作成する(←をクリックするとプロジェクト作成画面に飛びます、あれば作成不要です)
- サイドバーで [API とサービス]、[ライブラリ] の順に選択します
- ARCore APIを検索します
- ARCore APIを選択し、[有効にする] をクリックします。
1.2 API Keyを取得する
過去に書いたこちらを参考にしてください。キーはUnityでの設定で利用します。
2. Unityでの設定
こちらを参考に、必要なところを抜粋します。
- Build SettingsからiOSにプラットフォームを変更します
- ARCore Extentionsを追加します
- Package Managerを起動します
- 左上の+からAdd package from git URLを選択し、
https://github.com/google-ar/arcore-unity-extensions.git
を入力します。
- ARCrore、ARkitを追加します
- Project Settingを開きます
- XR Plugin Managementを選択します
- Androidタブを選び、ARCorenにチェックを入れます
- iOSタブを選び、ARKitにチェックを入れます
- ARCore Extentionsを設定します
- iOS Support Enalbed にチェックを入れます
- iOS Authentication Strategy を API Key に設定し、iOS API Key に1.2で取得したキーを設定します。
- Optional Features の Gespatial にチェックを入れます
- Android Authentication Strategy のほうで怒られる(エラーが出る)と思うので、iOSと同様に設定します。(Androidビルドしないのであれば、Keylessで大丈夫です)
- Project Settingsを開きます
- Player/Other Settings/Configurationの以下を設定します
- Camera Usage Descriptionに
ARためにカメラを使用します
を設定します - Location Usage Desriptionに
このアプリはロケーションデータを使用します
を設定します
- Camera Usage Descriptionに
- Player/Other Settings/Configurationの以下を設定します
- ARCore ExtensionsのSampleをImportします
- Sampleのビルドと実行