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UiPath Dictionary型変数を使用したワークフロー開発(2)

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#1.はじめに
前回の記事の続きです。
DictionaryからDataTable化する方法を解説していきます。

DictionaryからDataTableへ変換する機会が多いと思われますので、別のワークフローファイル(Xamlファイル)から、当該ワークフローを呼び出して使用した方が良さそうです。今回は、呼び出し元のワークフローからDictionaryを入力引数として受け取り、DataTableへ変換の上、出力引数としてDataTableを返す、という部品にすることを前提に解説します。

#2.ワークフロー図
UiPath Studioで作成するワークフローの引数、変数、シーケンスを以下に示します。

引数
2020-06-22_02h03_36.png
変数
2020-06-22_02h04_45.png
シーケンス
ディクショナリ_データテーブル変換部品.jpg
#3.解説
##3.1 空のデータテーブルを作成
空のデータテーブルを新たに作成します。このデータテーブルは出力引数とします。
スライド1.PNG
##3.2 データテーブルにヘッダー(列名)を追加
出力引数「データテーブル」に対し、「繰り返し(コレクションの各要素)」を使用し、入力引数「ディクショナリ」のKeysの数だけ、ヘッダー(列名)を追加します。
スライド2.PNG
##3.3 データテーブルに属するデータレコード(Row)を作成
データテーブルに属する、新たな変数「データレコード」を作成します。
スライド3.PNG
##3.4 データレコードの各列に値を代入
変数「データレコード」に対し、「繰り返し(コレクションの各要素)」を使用し、入力引数「ディクショナリ」のValuesの数だけ、値を代入します。列の位置は、インクリメント(カウントアップ)します。
スライド4.PNG
##3.5 データレコードをデータテーブルへ追加
値が格納された変数「データレコード」を、出力引数「データテーブル」へ追加します。
スライド5.PNG
#4.最後に
以上が、DictionaryからDataTable化する方法となります。
このような処理は何度も使用することになると思いますので、開発工数やテスト工数を削減するためにも、Xamlファイルのまま他のワークフローから呼び出すか、ライブラリ化することをおすすめします。

次回は、DataTableをCSV化し、マージ(統合)する方法について、解説したいと思います。

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