以前の記事のご紹介
以前、 slackで「投稿ルールが守られない問題」を自作のスラッシュコマンドで解決するという記事(以下「以前の記事」)を書かせて頂きました。
【問題点】
作業依頼などに使う、定型フォーマット文章を用意してピン留めしても誰にも使われない。
【当時の解決策】
「自作のスラッシュコマンド(slackのtoken設定必要)」から、
「自作のフォーム(GASコード記述必要)」を呼び出して、
フォーム経由で投稿してもらうことで「投稿ルール」を守ってもらう。
(※詳細は以前の記事をご覧ください)
slack 新機能「Workflow Builder」
先日slackから発表された「Workflow Builder」を使うと、
上記のtoken設定/GAS設定など、面倒な手順が大幅にカットされ、
誰でもフォーム作成が可能となり「投稿ルール問題」に簡単に対処できるようになりました。
コードを書く必要が無く、自前サーバーを用意する必要もありません。
slack上でポチポチとボタンを選んでいくだけでフォームが完成します。
最終的に出来ること
ボタンクリックでフォームを呼び出せるようになり
内容を入力して送信すると
期待したフォーマットで投稿される
実装手順
1. 画面左上のワークスペース名をクリック
2. Workflow Builderを選択
3. 遷移した画面右上の Create を選択
4. workflowの名前を入力して次に進む
5. Actions Menuを選択
6. フォームを使用するチャンネルを入力し、フォームの説明を入力
7. Actions menuでフォーム呼び出し設定が終わったので、Add Stepで次に進みます。
8. Create a form の addを選択
9. フォームのタイトル・各質問項目名/選択肢を入力します。
10. フォームで入力された内容が投稿される先のチャンネル名を指定し、保存します。
11. 右上のpublishを押して有効化します。
12. 下記の表示が出て設定完了となります。
13. 手順6.で指定したチャンネルを開くと、雷のアイコンが表示されるようになり、フォームが呼び出せるようになっています。
手順は以上となります。
”slack上の操作だけ”で全てが完結していることがお分かり頂けたかと思います。
workflow builderはコード不要ということで、
非エンジニアの方でもslackを使っての業務効率化に積極的にアプローチできるようになる素晴らしい機能だと思いました。
ご精読ありがとうございました。