はじめに
わたしがGoogle UX Design Certificateで得られた素晴らしい体験を、特に重要だと思われるポイントを小さく分割して、わかりやすく簡潔に紹介していきます。
興味があれば、ぜひ Google UX Design Certificateを受講してみてください。
UXリサーチの紹介
UXデザインのプロジェクトには、次の2つの重要なパートがあります。
- デザインするユーザーを知るためのリサーチ
- ユーザーの視点からのフィードバック収集
UXデザインは、ユーザーを第一に考えることであり、リサーチはデザイナーがユーザーを理解するのに役立ちます。UXリサーチは、観察やフィードバックを通じて、ユーザーの行動、ニーズ、モチベーションを理解することに重点を置いています。
プロダクトデザインは、思い込みではなく、リサーチと事実に基づいて構築されるべきです。UXリサーチは、デザイナーが考えるユーザーのニーズと、実際にユーザーが必要としているものを一致させるものです。
製品開発のライフサイクルでの位置づけ
Foundational research
このリサーチは、次の問いに答えるものです。
- 何を作るべきか?
- ユーザの問題は何か?
- どうすれば解決できる?
ゴールは、解決策を設計したい問題を定義するのを助けることです。
このリサーチには、ユーザーと対話し、製品を使用する際のペインポイントを特定することも含まれます。
Design research
このリサーチは、次の問いに答えるものです。
- どのように作るべきか?
このリサーチで、ユーザーに聞いておきたいことを挙げてみます。
- 今日、プロトタイプを使ってみてどうでしたか?
- 使いやすかったですか、難しかったですか?なぜですか?
- 何か困難なことに遭遇しましたか?
ゴールは、製品をどのように作るべきかを知らせることです。
このリサーチは、デザインプロセスのごく初期にスケッチを描く段階でデザインリサーチを行うこともできますし、プロトタイプができあがるまで待つこともできます。
Post-launch research
このリサーチは、次の問いに答えるものです。
- 我々は成功したか?
ゴールは、ユーザーが製品をどのように体験したか、そしてそれが良いユーザー体験であったか悪いユーザー体験であったかを理解することです。
リサーチ手法
Foundational research
- Interviews: 人々の意見、考え、経験、感情などに関する詳細な情報を収集します。ターゲットユーザー自身へのインタビューを行うことが多いです。
- Surveys: 多くの人に同じ質問をすることで、その製品について多くの人がどのように考えているか把握します。
- Focus groups: 少人数のグループで反応を収集します。例えば、8人のユーザーを集め、デザインの新機能に関する彼らの見解について話し合うかもしれません。通常、司会者によって運営され、司会者が特定の話題についてグループを誘導します。
- Competitive audit: 競合他社の強みと弱みを収集します。。
- Field studies: オフィスや研究室ではなく、ユーザーの状況や個人的な環境で行われる調査方法です。
- Diary studies: ユーザーの行動、活動、経験に関する質的データを長期にわたって収集します。多くの場合、ユーザーは日々の行動について日記を書き、行動やニーズに関する情報を提供します。
Design research
- A/B testing: 製品の2つの異なる側面を評価・比較し、どちらが効果的かを発見します。例えば、アプリのトップページのレイアウトを2種類用意し、ユーザーに評価してもらい、どちらのレイアウトがより効果的かを調べることができます。
- Cafe or guerrilla studies: デザインやプロトタイプを公共の場に持ち出し、通行人に感想を求めることでユーザーのフィードバックを収集します。例えば、近所のコーヒーショップで、お客さんにアプリのデザインを数分間テストして、フィードバックをもらえないか尋ねてみるのもいいでしょう。
- Card sorting: メモ用紙に書かれたラベルを、参加者に意味のあるカテゴリーに分類してもらいます。このタイプの調査は、主にプロジェクトの情報アーキテクチャを把握するために使用されます。
- Intercepts: リサーチ対象の活動を行うユーザーから、その場でフィードバックを収集します。インターセプトはしばしば現場で実施されるため、このタイプの調査はしばしばフィールド調査のサブセットとみなされます。インターセプト調査は、迅速かつ高度なフィードバックを提供することができる。
Post-launch research
- A/B testing
- Usability studies
- Surveys
- Logs analysis: ユーザーがデザインやツールなどを操作している様子を記録し、評価します。
心をオープンにして、自分のデザインについて他の人の意見に耳を傾ける姿勢を持つことです。私たちは、自分の心の中に閉じ込めてしまいがちですが、結局、誰のためにデザインしているのかというと、自分自身ではないのです。だからこそ、耳を傾けることが大切なのだと思います。