はじめに
わたしがGoogle UX Design Certificateで得られた素晴らしい体験を、特に重要だと思われるポイントを小さく分割して、わかりやすく簡潔に紹介していきます。
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今回、UXユーザリサーチを行う上で、「なぜプライバシーが重要なのか」「どのようなデータを保護する必要があるのか」について説明します。
また、ユーザーのプライバシーを確保するために、デザイナーとして何ができるかを考えます。
ユーザーデータを非公開にする
なぜユーザーデータを非公開にすることが重要なのでしょうか?
- 正しいことだから: リサーチを行う際には常に誠実に行動する必要があります。
- プライバシーに関する法律と倫理: 米国では、情報のプライバシーに関するいくつかの規制がありますが、世界の他の地域では、プライバシーはより徹底的に法制化されています。
- ハッキングのリスク: ハッキングされないように機密データを保護する必要があり、ハッカーがユーザーのデータを同意なしに共有する危険性があります。このような事態は、最近の有名な事件で数多く発生しており、絶対に避けたいことです。
- 企業のブランドを守る: ユーザーがあなたのブランドを肯定的に認識することを保証することです。
保護すべきデータ
- 個人を特定できる情報(PII): ユーザーを特定するために使用される可能性のある具体的な情報で構成されます。名前、自宅の住所、電子メールアドレス、電話番号などが含まれます。
- 個人を特定できる機密情報(SPII): 紛失、漏洩、盗難によって、ユーザーに経済的な損害や困惑を与えたり、差別を受ける可能性のあるデータです。社会保障番号、運転免許証番号、パスポート番号、金融口座番号、生年月日、人種、障害の有無、性別、セクシュアリティ、犯罪歴、医療情報などが含まれます。
プライバシーへの配慮
- データ収集について透明性を確保する: どのようなデータが収集されるのか、ユーザーに知らせましょう。
- 絶対に必要なユーザーデータのみを収集する: 例えば、参加者の生年月日を知る必要がない場合は、提供を求めないことです。
- ユーザーから積極的な同意を得る: 通常、参加者は同意書を受け取り、それに署名して研究者に返送するよう求められます。参加者の情報をどのように使用し、プライバシーを保護するかについて、詳細を説明してください。
- 誰が自分のデータにアクセスできるかをユーザーに知らせる: あなたのフィードバックは私の直属のチームと共有しますが、それ以上は共有しません」と言うかもしれません。
- ユーザーデータをどのように保存し、いつ削除する予定なのかを説明する: このリサーチが完了するまで、ビデオは安全なクラウドストレージサイトに保管され、その後削除されることを伝えるとよいでしょう。
プライバシーを維持するために使用できる手段
- 非識別化(de-identification): 非識別化とは、調査中に収集したユーザーのデータから、識別情報を取り除くことです。たとえば、チームと洞察を共有する場合、引用を参加者の名前に帰するのではなく、参加者1と言い、すべての代名詞を彼らに変更することができます。
- 参加者が自分の架空の名前を選択できるようにする: これは、参加者に参加者1のような番号を付ける代わりに、人間的な要素を維持するのに役立ちます。
- 秘密保持契約(NDA)を取り交わす: NDAは、ある当事者が他の当事者からアイデアを盗まれないように法的保護を与える契約です。研究参加者に新製品や新機能をテストしてもらう場合、公開前に何かを体験してもらうことになります。そのため、自分のアイデアが盗まれる危険性があります。しかし、研究を始める前に参加者に秘密保持契約書に署名してもらえば、そのリスクから法的に保護されます。