チラシの裏的な記事「Ubuntu 16.10でNimをaptで入れた際のハマりどころ - Qiita」の続きっぽくなってしまうが、読んでいただけると幸いである。
結論から言ってしまうと、公式ページからソースをダウンロードし、ビルドしてインストールしたほうが早かったかもしれない。以下はほとんどdownload - Nim Programming Languageに書いていることそのままなので、分かりそうな人は公式を参照したほうがよろしいかと。
Nim単体インストール方法
コマンドで要約
$ wget https://nim-lang.org/download/nim-0.16.0.tar.xz
$ tar -Jxvf nim-0.16.0.tar.xz
$ cd nim-0.16.0
$ sh build.sh
$ sudo sh install.sh /usr/local/lib #ここの引数は/usr/binでも良いし、/optでもいい。詳しくは引数無しでinstall.shを起動。
$ nim --version
コマンド解説
- 公式ページのtar.xzファイルをwgetでダウンロード
- tarで展開。tar.xzなのて、普段はあまり見慣れない引数だが、問題ない。
- 展開したnimのディレクトリに入る
- build.shを実行
- システム領域にファイルをコピーするので、管理者権限をつけてinstall.shを実行。
- インストール確認兼バージョン確認。Nimのバージョンなどが出れば成功。
Nim用パッケージ管理システムNimbleのインストール
コマンドで要約
$ cd /path/to/your/directory/nim-0.16.0 #Nimのソースコードを展開したディレクトリへ移動
$ nim c koch.nim && ./koch
$ ./koch tools
$ nimble --version
コマンド解説
- もしも他ディレクトリに移動していれば、もう一度展開したnimのディレクトリへ移動。
- koch.nimをビルドし、./kochを実行
- nimの本体以外の便利ツール(stdlibやcompilerが多い)をインストール。
- nimbleのインストール確認兼バージョン確認。
今回コンパイルしたkock実行ファイルだが、ヘルプを見る限りだとタイトルに「Maintenance program for Nim」と書いてあるので、捨てないでアクセスしやすいところに置くのが吉かもしれない。(自分はとりあえず/usr/local/bin下に置いた)
Apodia IDEもインストール……と試みたが
nimbleでApodia IDEをインストールしたまでは良かったが、自分の手腕では依存しているパッケージを探しだしてインストールすることができないので(GTK周りなのはわかるのだが)、Atomにnimパッケージをインストールしてコーディングすることにした。
あなたはもしかしたらVim使いかもしれないので、zah/nim.vim: Nim language plugin for vimも紹介しておく。Emacsは……分からん。
以上、あなたが何らかのきっかけでNimに興味を持ったUbuntuユーザーで、参考になったら幸いである。