はじめに
前提、プロジェクトマネジメントにおいて、
フレームワークや基礎的な知識はめちゃくちゃ重要です。
PMBOKやそういったフレームワークを元に学び、実戦で活かすことはやるべき派です。
ですが、
「プロジェクト管理って何?やったことない / 全くできないんだけど」
という方はまず "これだけ" をやってみてください。
ということをアウトプットします。
こういう人向け
- 自分計画立てるの苦手だなあと思う方
- 課題は提出日の朝にやる, 受験勉強は学年最下位になってからやる みたいな方
- プロジェクト任されたけど、盛大にこけてしまった方
PJTマネジメント下手くそすぎた
まず、自分がプロジェクトマネジメントを任してもらった結果、どうなったのかというと、
プロジェクトが終わりませんでした。(リーダーや周りの方々に終わらせてもらった。)
なぜか?
- 計画を立てられないから
- 計画を立てるイメージというものがわかない(やったことないから)
自分の計画すら立てたことがない人が、
複数人数のチームの計画を立てて遂行していくなんていきなりできませんでした。
それからどうなった?
1年半くらいプロジェクトマネジメントしていて、「あること」をした途端
うまくいくことが増えてきました。
(プロジェクトマネジメントをちょっとだけできる人 と認知してもらえるようになった)
その「あること」についてここから書いていきます。
事前検死(pre-mortem)
初めて会社の先輩に聞いた時は、ちょっと怖めの四字熟語でした。
どういう意味かというと、
プロジェクト開始前に「プロジェクトが盛大に失敗した!」という前提で、その原因を検証することをいいます。
プロジェクトマネジメントで盛大に失敗するなら、
何が起こった時?どんな状態?とかをめちゃくちゃ考えます。
(100個くらいやってみるのがおすすめ)
例
簡単なテーマで考えてみました
「アンパンマンがバイキンマンに負けるなら?」
- 顔が濡れて力が出ない
- 顔が汚れて視界不良
- 顔が欠けてバランスが崩れる
- お腹がすいて力が出ない子に顔をあげすぎた
- ジャムおじさんが新しい顔を焼き忘れた
- 新しい顔がまだ焼き上がっていない
- 飛んでる途中で風にあおられた
- 空腹でパンチが弱い
- 風邪気味で体調が悪い
- あんが重すぎた
- バイキンマンの新兵器が強すぎた
- バイキン光線でパワーダウン
- メカが進化しすぎて対応できない
- バイキンUFOが高速すぎる
- ホラーマンに気を取られた
- ドキンちゃんに気を遣って本気を出せなかった
- コキンちゃんの「泣き虫光線」で泣かされる
- 天気が悪い
- 雷が怖い(実は苦手だった)
- バイキンマンが罠を張り巡らせていた
- 足を滑らせた
- ただの操作ミス
- 気を抜いていた
- アンパンチが外れた
- そもそも戦う気がなかった
- メロンパンナのメロメロパンチが誤爆
- 食パンマンに気を取られる
- カレーパンマンと揉めている最中だった
- 敵の多さに数で押された
- 子どもを助けるほうを優先した
- 正義の味方ゆえに本気で攻撃できなくなった
- バイキンマンが土下座して油断させた
- カバオ君に邪魔された
- ごみ捨てに行った帰りで疲れていた
- 顔の焼き時間が短くてふわふわすぎ
- 顔が固く焼かれすぎて調子が出なかった
- 顔の材料がいつもと違って微妙
- ジャムおじさんの機嫌が悪くて焼きが甘い
- 食パンマンに恋バナを聞かされて集中できない
- パン工場が停電した
- 新しい顔を届けてもらう前にバタコがやられた
- バイキンマンがじゃんけんで勝敗決定を持ち込んできた
- バタコさんが休暇中
- チーズが工場内のパンの材料食べた
- 勝負場所が、海の上
- バイキンマンの変装が見抜けなかった
- メカが透明化機能をつけてきた
- バイキンスプレーで滑る
- 巨大化バイキンマンに対応できない
- バイキンマンが意外に努力して強くなってた
- バイキンマンがより強い敵と結託した
- 寝起きだった
- 相手に情がわいた
- 実は眠かった
- 朝食を抜いた
- 顔が新麦で勝手が違う
- アレルギー持ちで、花粉がひどい日だったから
- 悪さしてる場所が遠すぎて、疲れた
- 顔が焼ける前に呼び出された
- バタコの裏切り
- ジャムおじさんの裏切り
- バイキンマンがアンパンチを学習して対策済み
- AIを搭載して、バイキンマンが出てこなくなった
- バイキンマンの反射神経よくなった
- 連戦後だった
- バイキンマンが珍しくまともな作戦を立てた
- ドキンちゃんが応援していてやりづらい
- 機械を攻撃すると濡れる
- 負けてあげた
- メカが音速で動くようになった
- バイキンマンに第二形態があった
- バイキンマンがホラーマンとヒュージョンしてきた
- メカの装甲が異常に固い
- 熱で顔が乾燥
- 湿気がすごかった
- チーズを人質?にとられた
- バタコを人質?に取られた
- 気圧の変化で飛びづらい日
- ジャムおじさんの応援が届かなかった
- バタコさんが顔を投げ損ねた
- アンパンマン号が渋滞に巻き込まれた
- バイキンマンの罠に引っかかった
- バイキンマンのほうがその日は調子よかった
- アンパンマンが優しすぎる
- 作画担当がうっかり弱く描いた
- 脚本の都合
- バイキンマン回を盛り上げるため、物語の必然
- 今日は“悪役が勝つ回”だった
- カビルンルンが覚醒
- パン工場爆破
- 目をやられた
- ドキンちゃんのハーレム戦法
- 登場人物全員敵になるビームを発明された
- アンパンマンをバイキンマンにも作られた
- 体が濡れた子どもを先に守った
- 鬱になってた
- オールしてた
- 前日にメロンパンナに振られてた
- 肩が外れた
- アンパンマンが「今日は負けてもいいや」と思った
100個書いたら、似てるもの、同じものも出てくるかと思いますが、
一旦OK。とにかくシュミレートすることが大事です。
これがプロジェクト通して活きてきます。
「ジャムおじさんがボケて、パン生地違うのにされたら困るから、ちゃんと生地指定しとこ」
「バタコさんの肩が弱くなったら良くないから、ストレッチさせとこ」
「雨の日用にカッパ常備しとこ」
みたいな思考が生まれてきます。
この思考が計画(リスク管理)だと思ってます。
おわりに
他にもマネジメントに関する手法やフレームワークはたくさんあるので、
これだけで良い!というわけではないですが、
プロジェクトマネジメント全然だめ!って思った方は試しに
事前検死 × 100 やってみてください。