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OCI スーケルアップ・ダウン機能のまとめ Compute/Oracle Base DB/ADB/MySQL

Last updated at Posted at 2021-03-08

本ブログは、オラクル・クラウドの個人ブログの1つです。

初めに

OCIのComputeインスタンス、Oracle Base DB (旧称:DBCS)とAutonomous DBは、それぞれスケールアップ・ダウン機能を持っています。差異点について、簡単な一覧表をまとめました。(2021年3月時点)

リソース タイプ シェイプ変更 ストレージのサイズ変更
Compute VM 一部のシェイプは可能。(Up/Down両方)
シェイプ種類により、制限事項がある。
インスタンスは稼働中の場合、再起動される。
サイズアップのみ可能で、サイズダウンは不可。(オンライン)
BM 不可 同上
Oracle Base Database VM 可能(再起動は必要)
前提:DBとDB Systemは稼働中の状態で実施する。
サイズアップのみ可能で、サイズダウンは不可。(オンライン)
BM 可能(ダウンタイムなし) 同上
ADB - 可能(ダウンタイムなし)
前提:ADBは稼働中の状態で実施する。
(自動スケーリング機能もあり)
Up/Down両方は可能(オンライン)
(自動スケーリング機能もあり)
MySQL DB Service - 可能、再起動は必要
(2022/8/25より、Standalone DBシステムも変更可能)
サイズアップのみ可能で、サイズダウンは不可。(オンライン)
※MySQL Server 8.0.27-u3-cloud以降のバージョンの場合、拡張可能。

変更履歴
2022年7月、MySQL DB Service を追加しました。
2022年9月、MySQL シェープ変更機能を更新しました。


索引

1. Computeインスタンス

1.1 シェイプ変更

コンピュート → インスタンス → インスタンスの詳細 → その他のアクション → 編集

"シェイプの編集" をクリックし、シェイプを指定した後、保存する。
image.png

1.2 ブート/ブロック・ボリュームのサイズ変更

ブート・ボリュームの場合:Compute->Boot Volumes->Boot Volume Details->Edit
ブロック・ボリュームの場合:Block Storage->Block Volumes->Block Volume Details->Edit

サイズ変更だけではなく、ボリューム・パフォーマンスのタイプも変更可能です。
デフォルトは、"Balanced"となりますが、"Lower Cost"か"Higher Performance"に変更できます。
image.png

2. Oracle Base Database

2.1 シェイプ変更

Oracleベース・データベース → DBシステム → DBシステムの詳細 → シェイプの変更
image.png

2.2 ストレージのサイズ拡張

Oracleベース・データベース → DBシステム → DBシステムの詳細 → ストレージのスケール・アップ

データ・ストレージを拡張する(256 GB → 512 GB)
image.png

※、Base DBを作成した際に、"Oracle Grid Infrastructure"(デフォルト)を選択した場合、拡張後のストレージを確認するのに、ASMディスクグループの情報から取得します。
コマンド例:

sudo su - gird
sqlplus / as sysasm

SQL> l
  1  select
  2    name,
  3    total_mb/1024 "TOTAL(GB)",
  4    free_mb/1024 "FREE(GB)",
  5    ((total_mb-free_mb)/total_mb*100) "USED(%)",
  6    state
  7* from v$asm_diskgroup

3. Autonomous Database

3.1 ECPUとストレージの変更

Autonomous Database → Autonomous Databaseの詳細 → リソース割当ての管理
ECPUとストレージは、同じ画面で変更できます。

4. MySQL Database Service

4.1 シェイプ変更

現在利用中のDB Systemは、シェイプ変更ができないのでご注意ください(変更ボタンはグレーとなっている)。バックアップより新規作成の場合、変更可能です。

ドキュメント上、以下の記載があります。

追記 (2022年9月)
2022/08/25から、シェープ変更機能はより便利になり、次のように変更できることになりました。
image.png

4.2 ストレージのサイズ拡張

MySQL Server 8.0.27-u3-cloud以降のバージョンを実行しているDBシステムのストレージを増やすことができます。

MySQL->DB Systems->DB System Details->More Actions->Update Storage Size

サイズアップのみは可能です。

以上

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オフィシャル・ドキュメント
インスタンスのシェイプの変更
ボリュームのサイズ変更
ベア・メタルおよび仮想マシンのDBシステムの管理
Autonomous Databaseの概要
MySQL DBシステムの管理

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