はじめに
Power BI のテーブルは、数値を正確に一覧で確認できる便利なビジュアルです。 しかし、数値を並べただけのテーブルは「読まないと理解できない」ことがあり、本当に伝えたいポイントが埋もれることがあります。
色や視覚要素を適切に使うことで、
「どこを見るべきか」「どこが問題か」を一瞬で伝えられるテーブルに変えることができます。
本記事では、Power BI のセル要素(条件付き書式)にフォーカスし、
背景色・フォント色・データバーといった基本的な機能を使った
「伝わるテーブル」を作るための色分けアイデアを紹介します。
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目次
・背景色の使いどころ・フォントの色の使いどころ
・データバーの使いどころ
・アイコンの使いどころ
・設定方法
・まとめ
・最後に
背景色の使いどころ
▼概要・セルの値に応じて背景色を変化させ、表全体を俯瞰的に比較できる表現方法です。
・色の濃淡によって、数値の大小や分布の偏りを直感的に把握できます。
▼使用例
・売上や実績などを横並びで表示し、どの行・列が相対的に高い/低いかを把握したい場合におすすめです。
・最大値・最小値を探す用途や、全体傾向をざっと確認したい場面に向いています。
担当者別 週次実績テーブル

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フォントの色の使いどころ
▼概要・セル内の文字色を条件に応じて変更し、特定の値だけを目立たせる表現方法です。
・背景色ほど強調せず、違和感のある数値をさりげなく知らせることができます。
▼使用例
・未達成、マイナス成長など、「注意が必要な数値」だけを強調したい場合に適しています。
・表全体は落ち着かせたまま、見落としてほしくない値だけに視線を誘導できます。
担当者別 週次達成率テーブル

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データバーの使いどころ
▼概要・セル内に横棒を表示し、数値の大きさを棒の長さとして表現する方法です。
・数値と視覚情報を同時に表示でき、相対比較に優れています。
▼使用例
・売上、件数、工数など、量の大小を比較したい場合に最適です。
・ランキング表や担当者別実績などで、どこが多い/少ないかを瞬時に判断できます。
担当者別 実績一覧テーブル

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アイコンの使いどころ
▼概要・条件に応じてアイコンを表示し、数値の評価結果や状態を記号で表現する方法します。
・詳細な数値よりも「結果」や「方向性」を伝えることに特化しています。
▼使用例
・目標達成/未達、増加/減少など、判断結果を一瞬で伝えたい場合に有効です。
・会議用のKPI表や進捗管理表など、「即判断」が求められる場面で特に効果を発揮しま
す。
担当者別 実績比較テーブル

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設定方法
1. 背景色
担当者別 週次実績テーブル| 項目 | 設定値 | 色 |
|---|---|---|
| スタイルの書式設定 | グラデーション | - |
| 基準にするフィールド | 実績 | - |
| 最小値 | - | 薄い青色(#DEEFFF) |
| 最大値 | - | 青色(#118DFF) |
2.フォントの色
担当者別 週次達成率テーブル| 項目 | 設定値 | 色 |
|---|---|---|
| スタイルの書式設定 | ルール | - |
| 基準にするフィールド | 達成率 | - |
| 値が次の場合 | >=最小 数値 <1 数値 | 赤色(#D64550) |
3.データバー
担当者別 実績一覧テーブル| 項目 | 設定値 | 色 |
|---|---|---|
| スタイルの書式設定 | データバー | - |
| バーの方向 | 左から右 | - |
| 正のバー | - | 青色(#A0D1FF) |
| 軸 | - | 白色(#FFFFFF) |
4.アイコン
担当者別 実績比較テーブル| 項目 | 設定値 | 色 |
|---|---|---|
| スタイルの書式設定 | ルール | - |
| アイコンのレイアウト | データの左側 | - |
| 値が次の場合 | >=1 数値 <=100 パーセン | ↑ |
| 値が次の場合 | =0 数値 | → |
| 値が次の場合 | >=0 パーセン <=-1 数値 | ↓ |
まとめ
テーブルは一覧で情報を確認できる便利なビジュアルですが、そのままでは「読まないとわからない」状態になりがちです。 だからこそ、セル要素を使った視覚表現が重要になります。
今回紹介した背景色・フォントの色・データバー・アイコンを取り入れることで、数値を細かく追わなくても、どこに注目すべきか、次に何をすべきかが自然と伝わるテーブルに仕上げることができます。
セル要素は装飾ではなく、判断を素早く行うための仕掛けです。
ぜひ1つからでも取り入れて、あなたの Power BI レポートを、より分かりやすく、より実務に役立つものにしてみてください。
最後に
テンダでは、「こんなプロジェクトに挑戦したい」「こんなチームで働きたい」「理想のチームを創りたい」と願う仲間を求めています。
カジュアル面談も随時受付中です。ぜひ一度お話ししましょう!


















