リーンキャンバスについては以下の記事がわかりやすいです。
リーンキャンバスを理解して使えるようになる
ビジネスモデルとしてBtoBtoCという形も珍しくないと思いますが、アイデアを整理しようとしてリーンキャンバスを使おうと思ってもうまく落とせないと感じました。
顧客とは
リーンキャンバスの顧客とはアイデアが形になったものを実際に利用したり使う人ではなく、形になったものを買ってくれる人のことを指します。
例えばBtoCなら顧客はCとなりますが、B(1)toB(2)toCの場合、自分がどちらのBになるかで顧客が変わります。
B(2)なら同じく顧客はCとなりますが、B(1)の場合はB(2)が顧客になります。
リーンキャンバスではこの顧客がターゲットとなるように埋めていきますが、自分がB(1)だから顧客はB(2)と想定して書くと__BtoBビジネスとしてのキャンバス__になってしまい、その先のtoCの情報が欠けてしまいます。
どうすればいいか
これについて先輩に相談したところ、以下のアドバイスをいただきました。
- リーンキャンバスを改造する
- リーンキャンバスを2枚書く
1.リーンキャンバスを改造する
リーンキャンバスは黄金のテンプレートではないので、BtoBtoCに合わなければ合うように改造すればよいということです。
例えば、CUSTOMER SEGMENTSの横に新たにCONSUMERを追加することで、全体で見てもtoCの情報が落ちないようにするといった感じです。
2. リーンキャンバスを2枚書く
これはB(1)から見たBtoBで1枚、そしてB(2)から見たBtoCで1枚と合計で2枚書くやり方もあるんじゃないといわれました。
こちらはよりそれぞれの立場の課題や請求ポイントを具体的に書くことができますが、検証して書き直してなんぼのリーンキャンバスは修正が大変そうですね。
結局
2のリーンキャンバスを2枚書く方法でいってみることにしました。リーンキャンパスは書けば書くほど良いアイデアに成長させることができるので、場数も踏めますね。
おまけ
ついでにいくつか気になったところも聞いてみました。
Q. リーンキャンバスで全部埋められなかったらそのアイデアはイマイチ?
A. そんなことはない。埋められないところは検証で明らかにすればよい。初期アイデアで6割しか埋められないとかよくある。
Q. リーンキャンバスを見ても相手によく伝わらなければそのアイデアはイマイチ?
A. リーンキャンバスは文章を書くスペースがないので情報が欠けることはある。補足資料とセットで見てもらうのは全然アリ。
Q. リーンキャンバスで一番大事な項目は?
A. 収益の流れと費用構造。お金が流れなければビジネスとして成り立たないのでこの2つに自信がないと苦しい。もちろん上の項目と整合性がないとNG。
おまけ2
私はリーンキャンバスを書くときにMarkdownでキャンバスが書けるツールを利用しています。
リーンキャンバスをMarkdownで書く
非常に便利です。
が、これをWindowsのPowerShellから呼び出したときに__文字化け__してしまいました。
easel.exe init > canvas.md
原因はこのコマンドをPowerShellからたたいた時に出来上がるmdファイルが__UTF16__で書かれてしまうからのようです。
同様にwatchモードもUTF16に対応していないためか文字化けしてしまいます。
これはPowerShellを使わず普通のコマンドプロンプトを使えばこのようなことは起こりません。