■はじめに
2017年から GoogleHome / AmazonEcho や小さいコンピューター RaspberryPi(ラズパイ)[LINK] を家庭に導入し(家族の冷たい視線にもめげず 笑)おうちハックを楽しんでいますが(いわゆるスマートホーム化です♪)、これまでにやった事や、今後やってみたい事をまとめてみました。
スマートスピーカーがどんなふうに役立つか、雰囲気を感じていただければ!(比較的 GoogleHome寄りの内容ですがAmazonEchoに関するTIPSも色々ご紹介しています☆)
多少プログラミングが必要なものもありますが、今すぐ挑戦しよう!と思う方にも参考になれば何よりです♪
それぞれ参考にしたサイトや、自分で記事化したものなどのリンクも貼っています。
■基本的な使用例
この記事では応用編的な使い方のご紹介が中心ですが、そもそも基本的にどんなことが出来るの?というのを最初に軽くご紹介してみます。あまり複雑なハックなどをしなくても基本的な使い方だけでも結構楽しめるので、スマートスピーカーを購入されたらまずはこの辺りから始められるのが良いと思います。
◇まずは本体だけでできる事。これだけでも結構あります。
●タイマー、目覚まし
料理中などに手を使わずに、声だけで気軽にキッチンタイマーを使えるのはかなり便利です。また家族の使い方を見ていると目覚ましなども毎日のように利用しているようです。
●音楽
うちでは YouTubeMusic に手持ちの音源を全てUPしているので、その曲を声で呼び出して聞くことが多いです。一度データ化してクラウドにアップしてしまうと、自宅のCDやネットで購入した楽曲全てを常に持ち歩いているのと同じ状態で、スマートスピーカからも、スマホからも、PCからも、どこからでも所有している音楽を聞けるようになるのでとても便利です。(特にサブスクライブ系音楽サービスには存在しないようなレア音源をお持ちの方にはこの使い方がお勧めです)
●お風呂で音楽
音楽再生の発展ですが、市販の Bluetooth スピーカーを Google Home の外部スピーカーとして利用できます。
うちでは防水のBluetoothスピーカーお風呂に設置して、入浴中に好きな音楽を Google Home から流しています。バッテリ内蔵なので1週間くらいは充電なしで使えます。
●天気や路線情報
これもほぼ毎朝家族が使っています。
●調べもの
最寄りのお店・施設の営業時間「???は何時までやってる?」みたいなのが意外に便利です。また諸事象により現在絶賛 糖質制限中なので(笑)食品の糖質とかカロリーを聞くとサクッと教えてくれます。そのほかネットで検索するような内容もとりあえず一度 スマートスピーカーに聞いてみると意外な内容にも答えてくれる時があって驚きます。
●誕生日の歌
家族の誕生日のお祝いの時にハッピーバースデーの歌を伴奏代わりに歌ってもらっています。
●スマホを探す
家の中にあるけどどこにしまったか分からない時にGoogleHomeに頼むとスマホを鳴らしてくれます。
◇Chromecast / AmazonFireTVを買うと・・・
●TV で Youtube や写真・映画が手軽に再生&声で操作できます。
NetflixやHuluに入ってる人もかなり快適になると思います。
◇スマートリモコンを買うと・・・
●スマートホーム化
赤外線リモコンの信号を学習して、声で家電を操作できるようになります。そんなの必要ないよ!手で消せばいいし、とかリモコン使えばいいし!と最初は思うのですが・・・実際に手を使わずに照明を消したり声でいろいろ出来るようになると、もースマートスピーカーを手放せなくなります。そして・・・この辺りをやり始めると、どんどん深みにはまって後戻り出来なくなるくらい便利で楽しいので十分気を付けてください(笑)
※以上がうちで日常的に使っている基本機能の一部ですが、ほかにも色々できるので以下など参考にしてください
参考:Amazon Echo(Alexa)でできること大全
参考:Google Homeで出来る22の事と使い方・音声コマンド例のまとめ
参考:Google Home向けスマートリモコン(赤外線家電操作)の比較とおすすめ紹介
■活用例
上記の基本的な使い方を踏まえた上で、更にうちでは実際にこんなことに使ってるよ!便利だよ!的な応用例・TIPSをざ~っと紹介してみます☆
下回りの細かい部分システム回りでやった事などは後半の「下回り・システム編」でまとめています。
■番組名を言うと勝手に電源ON&チャンネル切替えるスマートTV
TV に向かって今やっている番組名を言うと、勝手に電源が入ってその番組を放送しているチャンネルに自動で切替わるちょっと未来っぽい?スマートTV機能です。
あらかじめ見たい番組をやってる事が分かっている時などGoogle Homeに一言で済むのでとても便利です。
今後は・・今週の金曜ロードショーの内容は?とか聞くとどんな映画をやるか?番組詳細をしゃべってくれるような機能も追加したら役に立つかな?と思っています。
以下に詳細記事を投稿しているので興味があったらどうぞ。
投稿記事:Google Home でちょっと未来風のスマート TV を作ってみたよ☆ - Qiita
■Amazon Echo でインターホン&スマホと通話
家の中にあるスマートスピーカー同士でインターホンのようにお話が出来たり、スマートスピーカーで外出中の家族とお話しできたら便利ですよね?
最近は Google Home だと DUO を使って、Amazon Echo だと通話や呼び出し機能を使うと、このようなことが実現できるようになりました。Google の DUO は着信と言わないと通話が始まらないので、うちではあまり使っていませんが、Echo の呼び出し機能だと自動応答機能があるので家の中でのインターホンとして便利に使っています。ついでに家族のスマホにもAlexaアプリを入れて外出中の家族ともスマートスピーカーで通話できるようにしています。
参考:Amazon Echo同士で家の中や遠隔地で通話する方法
参考:Google Home で電話が出来る?!
■目覚まし1(翌日の予定で自動設定)
次の日の予定をスマホやGoogleHomeが勝手に確認して、いい感じで目覚ましを設定してくれたら便利だと思いませんか?
例えば翌朝の8時から会議があるときは、朝の準備と通勤時間を見て会議の2時間前の6時とかに自動で目覚ましをセットしてくれる便利機能を作ってみました。ラズパイやAndroid上でTaskerを使うとGoogleカレンダーの予定を取得出来るのでその情報を使って実現しています。
投稿記事:スケジュールと連動した機能(目覚まし設定・自動消音など)
■目覚まし2(家全体でお気に入り音楽で快適な朝!)
目覚まし機能第2弾!最近 Google Home のショートカット機能が大幅に機能拡張されてルーティンとしてリニューアルされ、任意のコマンド・機能を指定時間に実行できる機能も追加されましたが、この機能を「お気に入り音楽目覚まし」として使っています。
ルーティンで「YouTube Music で(好きなプレイリスト名)をシャッフル」という内容を設定して時間を指定すれば、毎朝お気に入り音楽をシャッフル再生して爽やかに起こしてくれます。
さらに・・マルチルーム機能を使って各部屋の Google Home をまとめてグループ化しておけば、家全体で音楽再生が同期するので非常に心地よい感じで朝を迎えられます☆
参考:家中で同じ音楽を聴ける! Google Homeを2台以上使ったマルチルームグループの使い方
■スマートロック
sesame というスマートロック製品を導入して玄関の鍵の開閉に便利に使っています。簡単に言うと自宅ドアのカギが色々便利になるとてもお勧めの製品です :D 以下のような機能を WEB API や スマートスピーカー・ラズパイなど使って実現しています。
・遠隔での操作
外出中でも鍵の開け閉めと状態確認が出来ます
・オートロック
一定時間で勝手にロックしれくれます
・手ぶら開錠
自宅の近くに戻ると勝手に鍵を開けてくれます
・Amazon AWS IoT ボタンで開錠
ボタンを押して鍵を空けられます(子供用)
・スマートタグで自動開錠
Tile や MAMORIO のようなスマートタグを持ち歩くことで帰宅時に自動で開錠します
・おサイフケータイ・Felica・ICカードで開錠
玄関内側ガラス越しにカードリーダー設置して自分のスマホやNFCタグシールをかざして開錠
・スマホを振って開錠
iOSだとスマホをノックで開錠機能があるのですが、Android は無いので、
代わりに Tasker を入れてスマホをシェイクすると開錠するようにしています
・鍵の共有
一時的にお客様などに鍵を共有できます。スマートロックらしい機能ですね
・音声で開錠
玄関の前でひらけゴマで開錠w (ネタ用)
・ガラケー対応
家族のガラケーから特定のSMS受け取るとIFTTT経由で開錠(公式アプリがスマホのみなので)
投稿記事:スマートロック SESAME の WEB API が便利だった! - Qiita
■シアターモード起動
スマートリモコン使っている人の中では最も定番なお約束的なマクロ機能なので今更ですが、音声で起動するとなんかカッコいいので、それっぽい(秘密基地起動!みたいな)コマンドにしています(笑)
「OK Google、シアターモード起動」と言うと・・・・
部屋の照明を消して、AVアンプとプロジェクターとPS4の電源を入れてamazonプライムアプリを自動起動。
「OK Google、シアターモード終了」と言うと・・・・
部屋の照明をつけて、全てのAV機器の電源OFFという機能です。
IFTTTの Google Assistant トリガーを WEBHOOK で自宅のラズパイに送って、黒豆でそれぞれの機器を順に制御しています。
最近はAmazonEchoの定型アクションが遅延時間を入れてマクロを組めたりと大分こなれてきたのでそちらでも同じことが出来ます。
参考:Google Homeに話しかけてエアコンを操作してみる - Qiita
参考:PS4を GoogleHome に話しかけて操作する。プレステを声で動かすとか、どんな俺得。|★もきゅもきゅもみゅーん - The Design -
■深夜に全部の電気を消して玄関も施錠
深夜に家の全ての照明OFF、冷暖房OFF、玄関のカギを自動施錠しています。子供たちが電気をつけっぱなしで寝ることがあるので節電&セキュリティー目的です。
ちなみに廊下や玄関などの人が長い時間滞在しない場所の照明はすべて人感センサー付電球を使って一定時間で自動で切れます。このあたりはラズパイとかスマートスピーカを使うよりも人感センサー切り替えが実質本位ですね。
※ IKEA のスマートライトについて
トイレ・お風呂など電球カバーがあるとセンサー付電球が動作しないので、そういう場所には IKEA の TRÅDFRI(トロードフリ)電球と人感センサーを組み合わせて利用しています。他社製のスマートライトに比べ安価な上、電球とセンサーが分離型なのでセンサー設置の自由度も広がります。また以下の手順で複数のセンサー同士をクローン化することもでき、登録した電球を複数のセンサーに紐づけて離れた場所にそれぞれセンサーを設置したりできます(階段の上と下に設置して階段全体の照明に紐付けるとか)。
1.まずボスになるセンサーに電球を登録する。
2.子になるセンサーのリンクボタンを素早く4回押しリセットする。
3.子になるセンサーとボスになるセンサーを近づけて、両方のペアボタンをLEDが消えるまで押し続ける。
参考:IKEA スマートライトのページ
参考:Youtube - Control multiple IKEA TRADFRI lights individually/separately (with one remote)
■電車が動いてるか一言でチェック
簡単なTIPSです。Google Home 設定のルーティンを利用して、スキルを一発で呼び出しています。いちいちスキル名とか長いコマンド言わなくても簡単に最寄り駅の電車の運行状況をスキルで確認できます。
「OK Google、浅草線」→「電車動いてる。で都営浅草線の運行状況を教えて」に置き換え。
という感じでぐっと簡単にスキルを活用できます。
■突然の雨を通知
ラズパイから Yahoo YOLP の気象API で自宅・職場・家族がいる場所での突然の雨を1時間ごとに検出して、家族の LINE に通知しています。以前使っていた Yahoo の myThings の似たようなレシピだと、ちょっと雨が強まるたびに頻繁にLINE通知が来てうるさかったので、自分で気象情報に直接アクセスして本当に雨が降り始めたタイミングでだけ LINE に通知するようにしました。
ラズパイからLINE への通知は IFTTT WEBHOOK を経由しています。
参考:Yahoo! Open Local Platform (YOLP) を使ってお天気情報を取得したついでにラズパイにAquesTalkPiで喋らせてみる - Qiita
■朝になると勝手に天気と電車遅延をお知らせ
毎朝定時になると、その日の天気予報と最寄り駅の電車の運行状況を調べて、Googe Homeが勝手にお知らせします。 朝は忙しいので、いちいち Google Home に天気や電車の状況を聞くのが面倒なので朝起きて活動を始めたのをラズパイの人感センサーで検出して勝手に Google Home にしゃべらせています。なのでうちでは「OK Google、おはよ」を使うことはほとんどありません。
※と・・・こちらの機能をラズパイのタイマーで実現していたのですが、いつの間にかルーティンでも似たようなことが出来るようになりましたね☆ アップデートで買った当時よりも劇的に便利になるのもスマートスピーカーの面白いところですね。
ルーティンの時間指定でYahoo路線情報と天気予報を呼び出せば朝 勝手にお知らせしてくれる機能を作れます。
■ボイス・メモをメール送信 / Google Keep に記録
家にいて取り込み中などに何か大切なことを思い出して、パッとメモを取りたいときはないでしょうか?(
そんな時 Google Home に語りかけるだけで簡単にメモやTODOリストが記録できる機能です。Google Home と IFTTT の機能を使った実用例です。IFTTT で Google Assistant の自由テキスト認識(Say a phrase with a text ingredient)で「OK Google、メモを送信 ????」というフレーズをトリガーにしてアクションとして例えば自分の会社のメルアドへメールを送信としておくと、自宅や外出先で思い出したお仕事の TODO などをその場で声でぱっと会社のメールボックスにテキストメモを残しておけます。
特に・・・朝夜、布団の中からスマホに手を伸ばすのが面倒な時、シャワー中に何かアイデアをひらめいた時などに、声だけでTODOリストにアイテムを追加できるので便利です。
※最近 Google Home では設定でメモとリストを管理するプロバイダを設定できるようになりましたので、そちらを Google Keep にすると、ボイスメモの内容をそのまま Keep のメモとして残すことも可能です。
参考:Google Home を Google Keepと連携させる - gkeepAPI
参考:Google Home から IFTTT でマルチアクションを実現する方法 まとめ
参考:gkeepAPI で既存メモにテキスト追加するサンプルを見かけなかったので貼っておきます
←を押すと Python のサンプルコードが見れます
import gkeepapi
import sys
args = sys.argv
comment = "".join(args[1:])
keep = gkeepapi.Keep()
# Google アカウントページで gkeepapi 専用のパスワードを作りましょう☆
success =keep.login('xxxx','xxxx')
# メモ保存用の Keep のノートを検索
gnotes = keep.find(query='Google Home Memo')
# ノートの先頭にメモを追記
for x in gnotes:
x.text = comment + "\n" + x.text
#同期
keep.sync()
■スマート・タグ活用(お財布忘れ防止ほか)
お財布をどこかに置き忘れた!家の中ならまだしも外出中に忘れたときなどはちょっと焦りますよね。そんなときに失くしたらすぐに教えてくれたり、後からどこで失くしたか分かったら助かりますよね!
そんな目的にぴったりのスマート・タグというものを使い始めました。これは Bluetooth のビーコン信号を発信する小さなタグで電池が1年くらいもつのでお財布の中に入れておけば、もしもの時も安心!というもので、スマホと Bluetooth で通信をしてタグが手元にあるときの位置情報を記録しておけるというものです。
最近は色んな種類の製品が出ていますが、どの製品も公式アプリがちょっといまいちで、忘れ物をして大分時間が経過しないと気が付かないというものが多いです。(タグから離れても通知してくれないアプリが殆どな気がするのは何故でしょうか?)
本来は手元からタグが離れたらすぐに通知(しかもかなり騒がしく)してくれるほうが良いので(後でどこにあるかも、もちろん知りたいけど、できれば失くしたら派手な通知で気が付いて、すぐに引き返したい)公式アプリも使いつつ・・それとは別に Tasker (https://play.google.com/store/apps/details?id=net.dinglisch.android.taskerm&hl=ja) というスマホ用の便利アプリでお財布忘れ防止機能を自作してみました。
Tasker の BT near 機能でスマートタグが近くにあるか定期的に自動サーチして、近くにタグが見つからなかったら LINE に通知する(IFTTT の WEBHOOK 経由)という簡単な機能です。ついでにタグを見失った時点の経度と緯度の情報もつけて Google map のリンクも LINE に送れば、地図で場所もすく確認できます。
私が使っているのは Tile (https://www.amazon.co.jp/dp/B07GZD6LMP) という US で人気の製品で、スマートスピーカーに命令して Tile から音を鳴らしたり(「OK Google お財布を鳴らして」みたいに言うとお財布の中の Tile が鳴り響いて家のどこにお財布をしまったか分かります)とか・・・公式アプリも結構便利で、自分以外の Tile ユーザとも自動で連携して、自分が無くした Tile にほかのユーザが近づくと自動で Tile の位置を更新して通知してくれたりします。(上記のTaskerを使った自作機能と公式アプリを組み合わせると最強だと思います。まぁ一番最強なのは落とし物をしないことですがw)
他に MAMORIO という日本製のタグは、地下鉄・JRなどと提携してどの駅の忘れ物センターに荷物が届いているか分かるサービスを実施しているものもあったりします。(MAMORIO と Tile 両方使っていますが、MAMORIO の公式アプリの方がちょっとだけコナレている感じですね。)
スマートタグはなかなか便利なので、忘れ防止以外にも色々使えそうです。公式アプリなど使わなくても各タグとも(格安の) BLE のビーコン発信機という考え方もできるので、スマホの Tasker やラズパイからなども検索可能です。これを利用して家族に持たせて在宅確認や、子供の帰宅を検出して玄関を開錠みたいな使い方にも利用しています。
MAMORIO の場合には以下の記事を参考に、Tile の場合には BLE 信号を受けたときのパケットで manufacturerData が空になっているので、それらを頼りにそれぞれのタグ固有の BLE 機器アドレスが特定可能です。機器アドレスが分かってしまえば、単に周辺の BLE 機器を検索するだけで実際に接続までしなくても存在確認ができますので接続もせず電池の持ちも良さそうです(どっちでも大差ないという説もありますが) :D
参考:ラズパイとMAMORIOとLINEで出退勤を記録する仕組みを作る
参考:小型BLEビーコンMamorioを電池交換して復活させる
スマートタグは Apple でも開発しているという噂もあったりなかったり、今後なかなか気になる領域ですね。
■トニー・スタークの家にありそうなスマート・テーブル(笑)
GoogleHome とか AmazonEcho のスマートスピーカーは便利で楽しいのですが、実用面を考えるとなんでも音声で操作というのは正直面倒に感じるときがあります。
例えば TV の音量上げるのとかチャンネル切り替えとか、繰り返しの操作は音声だとかえって煩雑でリモコンでやってしまったほうが早いですね。でも・・・リモコンってよく無くしちゃいますよね・・・
そんなわけでリビングのテーブルにリモコン埋め込んじゃえ!ということでスマートテーブルっぽいものを作ってみました。
ぱっと見 Iron Man のトニースタークの家にありそうなちょっとだけ SF っぽいテーブルになりました。実用性もなかなかで家族で便利に使っています。
詳しい内容は以下の投稿記事にまとめておきました♪
投稿記事:トニースタークの家にありそうなスマート・テーブル(笑)
■Amazon 荷物通知機能(スマホと連携)
Android スマホと Google Home &ラズパイの合わせ技です。Amazon の荷物がそろそろ届きそうになると Google Home で声でお知らせしてくれたり、「荷物はどこ?」と聞くと今の配送状況を声で教えてくれます。
そのうち、配送番号を元に宅配業者のWEBを自動チェックして今どこまで荷物が届いているかとかも Google Home にしゃべってもらうかな?と思っています :D
以下に投稿した記事では、スマホのハックや、スマートホームとスマホの連携など色々ご紹介していますのでご興味があればどうぞ☆
投稿記事:スマホ ハック&スマートホーム連携
※ちなみに最近は Amazon Echo だと荷物の状況を音声で知らせてくれる機能もサポートされているようですね。(私の自作機能をまねされたか?w)
参考:Amazonで注文した配送状況・到着予定日を「Echo」で確認するのが便利!
■お手軽 Youtube 再生
これもルーティンを利用した TIPS です。
Google Home と Chromecast を組み合わせるとかなり簡単に Youtube 動画が観れるのでとても便利で、もともとこれとスマートホームのために Google Home を導入したと言っても過言ではないのですが!とは言え毎回「OK Google、YouTubeで???を再生して」と言うのはちょっとメンドクサイという方にお勧めの方法です。
「OK Google、カズチャンネル」→「TV電源ON、YouTubeでカズチャンネルを再生して、TV音量調整」に置き換え
「OK Google、せとこうじ」→「TV電源ON、YouTubeで瀬戸弘司のチャンネルを再生して、TV音量調整」に置き換え
「OK Google、つりよか」→「TV電源ON、YouTubeで釣りよかでしょうのチャンネルを再生して、TV音量調整」に置き換え
という感じでルーティンに登録するだけでOKなので簡単です。
あと、ルーティンと関係ありませんが、お客様が来た時などに思いつくキーワード、例えばお客様が昔見ていた懐かしTV 番組などをキーワードに「YouTube 再生して」と Google Home に語りかけてもらうと、大抵の番組は YouTube に動画が上がっているので、いきなり再生されてお客様も Google Home は凄いね~とビックリしてくれます(実際は YouTube の動画数がすごいのですがw)
■Alexaで Kindle 本を読み上げ
これも簡単な TIPS です。AmazonEcho には キンドルで所有している本を読み上げてくれる機能があるのでたまに使っています。ベットで寝ながら小説を聴いたりしていると寝ちゃいますが(笑
参考:Amazon.co.jp ヘルプ: AlexaでKindle本を読む
■キーワード&画像&Wikipedia検索~TV表示
「OK Google、インターネットで???について調べて/画像検索して」というと検索結果を TV に表示してくれます。家族で食事などしていて、????っていうタレントどんな顔だっけ?など話題になったらすぐに口頭で検索できるので会話が弾みます。
更に Wikipedia 検索&読み上げも可能です。「OK Google、Wikipediaで???について調べて」と言うと、ラズパイで Wikipedia から文章を引っ張ってきて Google Home で読み上げ、TV に Wikipedia の該当画面を表示します。便利なんですがたまにしか使いません(笑
こちらも最近は Google Home Hub など画面付きのスマートスピーカーでも実現可能ですが、それらを所有していなくても、スマートスピーカーとchromecast の組み合わせでも実現可能です。
投稿記事:GoogleHome と Chromecast でキーワード&画像&Wikipedia検索~TV表示 - Qiita
■Alexaの機能・スキルを外部から強制発動
以前紹介記事を投稿しているので興味があったらどうぞ!沢山ある面白そうなAmazonEchoのスキルを全部有効にして、飽きずに楽しめそうな機能の紹介で、その中で外部から Alexa のスキルを発動する方法も紹介しています。逆パターンで Google Home のスキルを外部から強制発動もいつかやってみたいなと思っています。
以下の記事の様に Echo の前に他のスピーカーを置かなくても、直接 Echo に任意のコマンドを実行させる裏ワザが最近発見されたらしいので、実験したらまた記事化しようと思います。
投稿記事:Amazon Echo の沢山ある面白スキルを気軽に遊ぶ方法 - Qiita
■ガスコンロの監視機能(火の用心)
キッチンで煮物をしながらうっかり外出。子供がガスを点けたまま放置。などなど火の元の安全はいつも気になりますね。
これから外出しようというときや、大人が自宅にいないのにガスコンロが使われていたら、スマホにアラートを通知してくれるとちょっとだけ安心。。。そんな機能を作ってみました。
投稿記事:ラズパイとサーモセンサーで自宅のガスコンロ監視(火の用心) - Qiita
■外出先でもスマートホーム??
(BTイヤホン・スマートウォッチから)
Googleアシスタントは Google Home 機器だけではなく、Android スマホからも利用可能です・・・・ということは外出先でも便利に活用できるということです!
私は最近ロードバイク(スポーツサイクリング)を始めたので(安全面も考慮して)骨伝導イヤホンを使っているのですが、この手のBTイヤホンやスマートウォッチなどから Android スマホ上のGoogleアシスタントを呼び出すことができます。
サイクリング中に好きな音楽を声で検索して再生する、ハンズフリーで電話をかける・会話する、時刻を確認する、アラームを設定するなど基本的な操作はもちろん・・・・
・GoogleKeepにメモを取る
・メールを送信する
・LINEでメッセージを送信する
・GoogleMapでナビ操作
・Zoomで会議に参加w
・自宅の機器を遠隔操作する
などなど・・すべて声で操作できて、サイクリングがより快適になりました。
※自転車などの車両運転時には安全面に配慮しましょう♪
■下回り・システム編
■黒豆導入と信号解析
黒豆 (Broadlink RM Mini 3) は格安で赤外線リモコン信号を制御できるスマートホームにお勧めのスマートリモコンです。 スマートスピーカと組み合わせることで、赤外線リモコンに対応した家電(TV/AV機器/室内灯)などを声で制御したり、また赤外線制御のスマート電源スイッチなど使う事でリモコン機能の無い家電もこの黒豆を使ってコントロールできます。
黒豆を導入時に参考にしたサイトと、自分で黒豆の IR 信号フォーマットを解析した時の投稿記事のリンクを貼っておきます。(一部の人にはとても有用な情報かと :D)
スマートリモコンを試す人に一番多い…。「TVリモコンの電源ボタンを学習したら電源ON/OFFトグルになっちゃうけど、onとoffを個別に制御できないの?」という質問向けのTIPSもご紹介しています。
投稿記事:黒豆 (Broadlink RM Mini 3) の IR 信号解析してみたよ♪ - Qiita
参考:Google Homeに話しかけてエアコンを操作してみる - Qiita
参考:天井照明器具専用 リモコンスイッチ
参考:電機器具専用 リモコンコンセント
※黒豆と e-control アプリで自分専用のリモコン
格安スマートリモコンの黒豆向けの公式アプリに BroadLink e-Control というものがあります。こちらを使うと、スマホやタブレットの画面上に複数の機械の好きなボタンを配置した自分のカスタムリモコン画面を作成できます。例えばうちだとホームシアター視聴時に必要なすべての機材のボタンを1画面に配置してたりします。(ほかの会社のスマートリモコンでも同じような自作リモコン用のアプリが大抵ありますので探してみてください。)
もちろん GoogleHome などから声でも制御可能ですが、1画面にすべてのボタンが揃っているとそれはそれでかなり使いやすく声での操作と併用してかなり便利に使っています。
実際の画面はこんな感じで上部は PlayStation の BD リモコン、真中はPSのコントローラー、下の左はサラウンドアンプ、中央が部屋の照明、右はプロジェクタというような感じです。別画面にはエアコンとかアンプの細かい設定ボタンとかも配置しています。
■LINE をフロントエンドにして外出先からコントロール
外出先から自宅のクーラー消したり、ドアを開けたり閉めたり、スマートホームの各機器の動作ログを確認したり、ラズパイをリセットしたり・・・色々やる場合、スマホやPCから自宅にVPN をはって SSH で入ってコマンド入力でもよいのですが、もっと簡単に使えるように LINE をフロントエンドにして最近はやりの ChatOps 風に遠隔操作できるようにしてみました。
ついでに LINE から自宅ラズパイ上の任意の linux コマンドを実行できる機能も実装してみたらこれも結構便利だけどセキュリティー的にはかなり危険です(笑)
投稿記事:LINEを「ラズパイのターミナル化&スマートホームのフロントエンド化(ChatOps風)」してみたよ♪ - Qiita
■FireBase/AWS で遊んでみる
現在は自宅に WEBHOOK サーバーを立ててそちらをメインで運用していますが、Google の FireBase などでも遊んでいます。 FireBase や AWS IoT などのAPIを使うと自宅のルーターでポートに穴を開けなくても外部から通知を受け取れます。 FireBase など新しい世代のリアルタイムDBは色々なスマホアプリ・ゲームにも使われているソリューションなので触っておいて損は無いです。(こんなものを無料で個人利用できるなんて驚きです!)
ちなみに Google Home や Amazon Echo のスキルを自作するともれなく各社のクラウドサービスの使用を強要されるので(笑)お勉強をかねて自作スキルを作ってみるというのは良い方法かも。
上記の「 LINE をフロントエンドにする」際のインフラ部分の説明も兼ねて解説記事を投稿しました。
投稿記事:LINE と Firebase とラズパイを繋いでみたよ☆ - Qiita
■人感センサー導入
赤外線センサーをラズパイに繋ぐと人が移動したのをトリガーに色々なことができますが・・赤外線センサーにはなんと amazonで100円送料無料で入手可能なものもあります!!!(なんでこの値段で成立するのか調べると色々複雑な心境になりますが・・汗 まともに動かないものも結構あります)
うちで使っているのは秋葉原の秋月で売っているもう少し高い 焦電型赤外線(人感)センサーモジュール SB412A というセンサーです。
こういったセンサーを使ってリビングに1時間くらい人がいないと自動で照明を消したり・・・逆に人がいたらセキュリティーカメラで記録したり、朝、人が起き出したのを検出して Google Home が天気と電車の運行情報を勝手にしゃべりだすなどに使っています。折角ラズパイ使ってるので GPIO も使わないと勿体ないので(笑
参考:RaspberryPi 人感センサーからカメラ撮影してメール送信しちゃう
参考:安価なWebカメラC310をUSBでラズパイに接続して画像を取得する
■ IoT ボタン(Amazon AWS IoT ボタン)
スマートホームをやっていると、なんでも声やセンサーだけで操作するのはかえって面倒になるときがあります。かといって機器本体や壁スイッチで電源OFFしてしまうと今度はもとから電源が切れてしまって、声や自動制御で電源ONにできないというジレンマ。そんな時役に立つのが IoT ボタンです。
以前 Amazon Dash ボタンというものがあって非常に安価で IoT ボタンを実現できたのですが、残念ながらサービス終了してしまいました。
最近はその後継ともいえる AWS IoT ボタンを使っています。AWS の "Lambda" や "IoT 1-Click" を勉強するのにも丁度よい教材だと思います。
分解すれば電池の交換もできそうなのでその点からも比較的安価で安定運用可能な IoT ボタンとしておすすめです(そもそも安価な IoT ボタンの選択肢がまだあまり多くは無いので・・・)
参考:AWS IoTボタンで赤ちゃん用『トイレIoT』を作ってみた!!
参考:Amazon Dash Buttonでセサミを解錠する
■ IoT ボタン(EnOcean / エナジー・ハーベスティング)
上の Amazon AWS IoT ボタンはお手軽で良いのですが、如何せん電池寿命が1年くらいで定期的に交換が必要です。一つや二つくらいなら良いのですが、スマートホーム・IoT は結構電池駆動のものも多く数が増えてくると結構面倒です。
ということで買い替えや電池交換しなくてもずっと使い続けられて無線通信も可能な夢のような IoT 向け通信規格 EnOcean というものがあります。これはエナジーハーベスティングという技術分野の規格の一つで、環境から電力を集めて処理を行うことが可能です。一般的なものではソーラーパネルなどもこの分野の技術です。
EnOcean の製品群の中にはスイッチモジュール(PTM210J)というものがあってボタンを押した力だけで発電して無線で遠隔機器と通信できる電池を交換せずにずっと使い続けられる夢のような製品です。
こちらに受信用の USB ドングル(USB400J)まで入れると合計で一万円くらいする結構お高い製品ではありますが、Amazon AWS IoT ボタンも2500円くらいしますし、電池交換したとしても、長年運用すると EnOcean のほうがお得になると思います。
スイッチモジュールにカバーを付けて設置するとこんな感じになります。
参考:ネット上には色々なサンプルコードが沢山上がっているのでラズパイなどを使えば簡単にデータを受信できます - github
■自宅にWEBHOOK サーバー構築
うちのスマートホームでは自宅ラズパイ上に WEBHOOK サーバーを起動して、IFTTT などから WEBHOOK 通知を受け取って家電などを操作するハブ機能を実現しています。ポート空けたり・・何も考えずに導入するとセキュリティーリスクなどに繋がりますので不慣れな方にはあまりお勧めできませんが。
クラウド上にバフ機能を実装してしまうと、自宅のローカル機器に直接アクセスできなかったり、(最近よく問題になっている)クラウド側の障害に巻き込まれて家の照明がつかなかったりといったこともあるのでスマートホームの基本処理は極力ローカル側に実装を寄せていくのが手堅いかな?と思います。
投稿記事:■WEBHOOK サーバの構築 - スマートロック SESAME の WEB API が便利だった! - Qiita
■Amazon Alexa スキル作成
主に独自のスマートホームスキル作成目的です。カスタムスキルはいろんな機能を一般に公開したりするには一つの方法ですが、色々制限があったり、スキルの呼び出し方に癖があるのであまり好きではありません。でも音声認識でいろいろやり取りする機能を作りこもうと思うなら必須ですね。
Amazon Alexa スキルの API は仕様がコロコロ変わってネット上の情報が古い場合があるので結構大変です・・・汗
(英語版は最新だけど日本語は古いままとか、仕様変更がサンプルに反映されていなくて試しても動かない、使い方が分からない、とか・・・汗)
参考:Alexaスキル開発トレーニングシリーズ 第1回 初めてのスキル開発 : Alexa Blogs
■Google アシスタントスキル作成
個人的には Amazon Alexa スキル作るよりは多少マシかな?と思いますが、とはいうものの、どちらにしても一般に広く普及している開発環境とは違っていわゆるプロ仕様(不親切w)な少ない情報の中で試行錯誤が必要なので挑戦しようと思う方は気合入れてどうぞ☆
参考:"○○のアプリにつないで"不要の Google Home 対応スマートホームアプリの実装 - Qiita
■スマートスイッチ (sonoff) 導入
赤外線リモコンや外部からのコントロールに対応していない家電などの電源部分に接続することで スマートスピーカやラズパイから電源ONOFFをコントロールできるようにする、安価な Wifi 電源スイッチです。最近のファームは未対応らしいですが、以下の情報など参考にすると、外部サーバーを経由せずラズパイからダイレクトに制御可能です。(AC100V制御の工作を伴いますので自己責任でね♪)
また多少工作が必要ですがカスタムファームを焼いて機能を拡張することも可能です。
参考:mdopp/simple-sonoff-server: Emulates the original sonoff-cloud-servers within your local network.
■スマートスイッチ (switchBot) 導入
家電製品の中には赤外線リモコン機能もなく電源 onoff だけでは動作せず、物理的にボタンを押す必要があるコーヒーメーカーのような機器がありますが、そんな機器には sonoff やスマートリモコンは使えません。そんな時は switchBot のような IoT 機器が有効で物理的にアームが動いてスイッチを押してくれるので小さなロボット的で見ていても楽しいです。スマホ・アプリ以外から使うときは本当は専用の Wifiモジュールも必要なのですが。ラズパイを使うと BLE で直接通信可能です。(ラズパイから直接制御するときは、いろいろな要因で BLE 接続に失敗することが多いので、成功するまで 10 回くらい繰り返すと安定します)このような IoT 機器を使えばスマートホームで扱える機器が飛躍的に増えて楽しいですが、今機器のスイッチが入っているのか切れているのか判別できないので、例えば定時になったら自動で動作を止めたい時などは sonoff も組み合わせるのがおすすめです。止めたいときは sonoff 経由で電源強制切断で停止、動作させたいときは switchBot で ON という具合に使い分けると確実です。
参考:ラズパイ(Raspberry Pi)からSwitch Bot(スイッチボット)を操作する手順を解説
参考:youtube 紹介動画
■スマートスイッチ (有線接続&ラズパイ工作版)
上記のようなスマートスイッチはとても便利ですが、この手の機器は制御のために Wifi など無線接続が前提です。でも・・まれに Wifi に頼れない状況でも電源を制御したいシチュエーションがあります。
例えばうちでは Wifi アクセスポイントそのものに不具合が発生したときの対策で、Wifi AP の電源をラズパイから制御できるようにしています。
それに使用しているのが秋月で購入した ソリッド・ステート・リレー(SSR)です。
こちらは非常にシンプルな構成の KIT になっており、ラズパイの GPIO から AC 電源を制御できるものです。(AC100V制御の工作を伴いますので自己責任でね♪)
うちではこれを使用してラズパイGPIOから WIFI AP の電源に接続し、定期的に自宅内の WIFI 機器とテスト通信してみて(ラズパイ自体は有線LAN接続です)、WIFI 機器の調子がおかしかったら即座に WIFI AP の電源 ON/OFF を行って強制リセットをかけています。(WIFIも色々な要因で不安定になる場合があるのでたまにリセットかけてあげると安定します)
参考:秋月-ソリッド・ステート・リレー(SSR)キット 25A(20A)タイプ
参考:家庭用電源AC100Vを制御
■Chromecast を使って TV 画面に WEB 表示
chromecast は TV に色々なものをキャストできる便利なツールですが、node の castv2-web というライブラリを使うと、ラズパイなどから chromecast で任意の WEB ページを TV に表示可能です。 あまり重いページは難しいですが・・簡単なページなら手軽に TV にうつせてスマートホームで使うと何かと有用です☆
Google も Amazon も両社とも音声と画面を組み合わせた UI というのを近年試行錯誤していますが、それを自作環境でも試してみることができ、スマートホームのダッシュボード的な用途など色々な応用が可能です。
投稿記事:GoogleHome と Chromecast でキーワード&画像&Wikipedia検索~TV表示 - Qiita
■ラズパイの SD カードを GoogleDrive に自動で定期バックアップ
スマートホームのハブに使っているラズパイは比較的壊れやすい SD カードから起動しているのでSDカードのバックアップは欠かせません。が・・SDカード全体のバックアップを毎日やるには面倒ですし、かといって samba 経由とかで手動でバックアップも大変です。そこでうちでは月一くらいでSDカード全体のバックアップも取りつつ、デイリー&自動で編集したファイルについては Google Drive へもバックアップを取っています。
万が一SDカードが破損した時も、SDカードのバックアップイメージを新しいSDカードに書き戻し、さらに Google Drvie にバックアップ済みのファイルをまとめて SD カードに適用すればクイックに最新状態を復旧できます。
※クラウドストレージへバックアップすることのもう一つのメリットとしてファイル毎に世代バックアップを自動で取ってくれるので、万が一変な修正をした場合にもクラウド側で過去の状態のファイルを取り戻すことが出来て色んな意味で安心です。(本当に良い時代ですw)
※SD カード全体のバックアップにはラズパイ OS に最初からついている SD Card Copier を使うと、ラズパイを稼働したままの状態で SD カードのバックアップが取れるので便利です。
参考:rclone コマンドで google ドライブにデータを転送する
参考:ラズパイ の簡単バックアップ・復元アプリ「SD Card Copier」の翻訳
■スピーカーの音声認識率が悪くなったら・・・
GoogleHome も AmazonEcho も設置環境で音声認識の強化学習を行っているようです。本来ならより精度が高くなってしかるべきですが、残念ながらある程度の期間使っているとだんだん音声認識の精度が低下しておかしな挙動になってきます。そんなときはどちらも工場出荷状態に戻して再セットアップすることで元の状態に戻ります。強化学習後よりも買った直後のほうが精度が高いなんて全く変な話ですが・・・汗
■ラズパイで NAS 構築
Raspberry Pi での遊びの一つでよくあるものに、USB HDD を繋いでなんちゃって NAS (ネットワーク経由で接続する HDD )として使うというものがありました。
なんで「なんちゃって」か?というと、これまでのラズパイでは 外部向けも、内部の回路的にも USB 2.0 規格で動いていたので、どんなに頑張ってもその物理制約を受けてしまってかなり転送速度が遅くて実用的ではなかったからです。(インターネット経由での利用とかならともかく自宅内だと遅くてイライラw)
Raspi3 Model B+ で GigaBit イーサに対応しましたが、でも内部的にはイーサのIFが USB 2.0 接続なので頑張っても312Mbps くらいが限界でした。そんな状況で長らくラズパイでの NAS は興味本位でトライしてみるも実用的な NAS にはならず結局は PC につないだり、市販の NAS にしたりという状態だったのですが・・・
最近 Rapberry Pi 4 というのが新登場して 遂に USB 3.0 がサポートされ状況が一変しました!
早速以前試した NAS 接続のコードを動かしてみたところ・・・なんと 130 MByte/sec も出ました!も~ GigaBitイーサの限界性能(125MBps)まで何故か超えてる謎の爆速です(笑
USB3 なのでほかにも色々可能性が出てきて、例えば SMB3 からサポートされてるマルチバンド機能なども NIC を増設すればトライ可能で、GigaBit イーサの限界性能をはるかに超えて 3Gbps なんて世界もラズパイなら色々試せるすごい状況になりました!(市販のNASだとそもそもNIC増設できないとか SMB3 対応してないとか・・10GbE とか・・そーゆー異世界wまで意識し始めると ラズパイNAS の方がむしろ現実的な選択肢になりえますね)
私は普通に Samba 入れるだけで満足でしたが、より本格的に NAS 構築したい人には openmediavault なんて NAS 専用のディストリビューションもあるので興味のある方はどうぞ☆
■今後・暇な時にやりたい事
■冗長化(障害対応)
ここでご紹介しているようなスマートホームはとても便利で既に我が家では生活の一部なのですが、それだけに万が一システムに異常があって使えなくなるととても不便です。
とは言え GoogleHome/AmazonEcho や赤外線コマンダ・スマートスイッチなど多用するとそれだけ関連する機器やクラウドへの依存も増えどんどん障害に弱くなります。例えば Google のサーバーが落ちたり、ネット回線が切れるだけで部屋の照明がつけられないようでは困ります。
今後具体的には以下のような障害対策を考えています。
・LAN(Wifi)が落ちたとき
スマートホーム機器はWifi接続専用のものが多いので、Wifi AP に keep alive 信号を定期的に送り、Wifi AP が落ちていると思われたら、同一 SSID セットアップ済みのバックアップ Wifi AP 機器を起動して、Wifi接続を自動復旧。(今は WIFI AP を再起動していますが、こんな感じで AP自体を2重化するとさらに堅牢そうですね)
・Internetに繋がらないとき
外部のネットに出れないので GoogleHome や AmazonEcho の音声認識も IFTTT が使えません。(バックアップ回線としてWiMaxなど別途用意している猛者もおられるようですが!AWSの障害とかだとそれでもダメですね・・・)
この場合には完全復旧はなかなか難しいので、暫定対処として自宅ローカルで完結して出来ることだけでとりあえず復旧が現実的だと思います。
例えば上でご紹介した EnOcean のようなローカルで完結しているIoTボタンは使えるので、ボタンを押したら部屋の照明をローカルWEBAPIを叩いてOnOffするとか、最低限困らないようにするというイメージです。
・ラズパイが落ちたとき
こちらもWifi APの復旧と似てますが、同じセットアップのラズパイ&SDカードを用意して2重化。こちらも keep alive で監視して、おかしくなったらバックアップ側のラズパイにメイン制御を切り替える感じです。そこまでやらなくとも、そもそもサービス単位で結構頻繁に不安定になるので定期的なサービス・リロードとか再起動も効果的です。
こーゆーのを全部やれば下手な商業スマートホームシステムよりも堅牢かもしれませんね :D
■ラズパイで USB ストレージからブート
ここ数世代のラズパイは呪文を唱えると USB ストレージからブート出来るとか出来ないとか?
SD カードでサーバー運用していると割と簡単に壊れるのでどこかのタイミングで置き換えようかなと。
■スマート・ドアホン
自宅玄関の呼び鈴が鳴った時に、自宅内はもちろん外出先のスマホが呼び出されて、来客の画像を撮影して見れたりすると便利だと思いませんか?世の中にはスマート・ドアホン/スマート・インターフォンというジャンルの製品がありこのようなことを実現可能なのですが・・・・とても高価だったり、製品やアプリがこなれていないなど・・あまり良い話を聞きません。
ラズパイやWEBカメラ、人感センサーを使えばもっと安価に同じような装置を実現可能なので現在トライ中です。成功したらこちらで記事化しようと思っています。
■Google Homeでより長い文章をしゃべらせる
google-home-notifier はとても便利なのですが、 Google 翻訳の制約で比較的短い文章しか話せません。もっと長い文章を話せるような実験をしていますが、良く考えると Google Home であんまり長い文章をずっとしゃべられるのはうるさいかも?(笑)でも実験だけでも楽しいのでネットにある TTS の API とかラズパイのライブラリとか色々試してみようかなと思っています。
■何らかの冷蔵庫ハック(笑)
これは世界のおうちハッカーの間では永遠の課題だと思いますが(笑)
なんとかスマートホームで冷蔵庫の中身をトラッキングしたいですよね~。買い物先から・・あれ?人参まだあったっけ?って時にあと半分あります的にわかったらどれほど便利か!!まったくよい方法が思い浮かびませんが(笑)
例えばラズパイZERO&カメラを冷蔵庫内に仕込んで撮影しても、年末の大掃除以外 整理されいないジャングルのような我が家の冷蔵庫では全く機能しないでしょう(笑)
将来もっと安価な非接触スマートタグが一般に普及して、お店の商品のバーコード並みに当たり前に付くようになったとしても、食べかけとかまでは検出できませんからね~。も~食品の中にタグ埋め込むくらいしか思いつきません(笑)
■Google Homeの機能・スキルを外部から強制発動
上で Alexa のスキルを外部から強制発動は書きましたがその逆です。とはいってもあんまり発動したい Google Home の機能は多くは無いのですが遊びなので(笑)将来もっと Google Home や AmazonEcho で出来ることが増えると実用性がUPするかもしれませんが、その頃には IFTTT のアクションからも呼び出せるようになってるかもしれませんね :D
※Google Assistant SDK をラズパイに入れると出来るらしいので現在実験中です。
投稿記事:Amazon Echo の沢山ある面白スキルを気軽に遊ぶ方法 - Qiita
■カメラで見せたものを画像識別してTVに情報表示
とこかで見たアイデアなのですが、どこで見たか忘れてしまいました。ラズパイにカメラを繋いで OpenCV で遊ぼうかなというものです。
例えば商品のバーコード見せるとTVにamazonの商品ページを出したり、雑誌の芸能人の写真を見せるとWikipediaで検索したりとか、今のところそんなイメージです。う~ん・・もうちょっとアイデア練る必要がありますね(笑)
■家庭菜園
最近 畑を借りて簡単な家庭菜園を始めたのですが、いずれ IoT 的な何かもやってみたいなと思っています。
自然・植物相手なので・・・水やり、カメラで監視(生育や害獣対策として)、害獣除け、PF計測や追肥など、スマートホームとは大分やりたいことも違っています。
そもそも野外なので電源確保なども課題で、ラズパイは結構電源食いなので野外使用には不向きに感じますし、あまり過酷な環境下での利用を想定されているデバイスには見えません。
ソーラーパネルなど設置しつつ、例えば SONY の SPRESENSE のような低消費電力&様々な環境での使用を想定されているデバイスの方が現実的かもしれません。
ま~とりあえず今はそもそも植物の生育を理解するのが精いっぱいなので IoT 化はしばらく先になりそうです(IoTで農業というととかく遠隔的な印象を持ちますが、植物はまずはこまめに畑に行って実際に手で触れ確かめることが大切。なんて基本的なあたりを今は学んでいる感じです。農業は奥が深い・・:D )
■入浴センサー
うちでは子供たちがやたらと長シャワーで水道代が馬鹿にならないので、入浴を検出して長時間の時(風呂場で寝てる可能性が高いので(笑)はアラームを鳴らしたいのですが・・・お風呂は防水対策や漏電対策が必要、そもそもコンセントもないしということでなかなか難易度は高そうです。介護用の本格的なセンサーはあるのですがお風呂丸ごと改造なので・・汗
今はお風呂の入り口に Google Home 置いて入浴タイマーとして使っています。
(まぁ~こんなことよりも節水シャワーヘッドとかに取り換えた方がよっぽど効果的かもですがw)
■ラズパイでTensorFlow
推論メインだと思いますが面白そうなので遊んでみようかなと。
参考:Raspberry Pi上でTensorFlowで簡単にディープラーニングを試せるツール「tensorflow-pi」でロボホンの幻の顔認識機能に挑戦してみた
■ラズパイとWatson
なんだか昨年あたりからラズパイ向けのAIネタが多い気が・・流行ですね。
まぁ結局自分のところのクラウドサービス使わせたいのでしょうね(笑)
参考:Raspberry PiをIBM Watson、Bluemix、Node-REDに接続して活用する - WPJ
■ラズパイでWIN31
もはやスマートホームと全く無関係ですがw・・・いわゆるエミュレータですね。昔使ってた PC 環境のバックアップを復元してノスタルジックに浸る用です(笑) 同じ用途で 68K Mac のエミュも入れてみたいな :D
そもそも一連のエミュレータって PC で動くのでなんでわざわざラズパイでも同じものを動かそうとしているのか自分でもよくわかりません。とりえあず新しい機器の上でエミュレータ動かしてみたい病だと思います(笑)
■Cozmo を声で制御する
可愛いロボット Cozmo を Google Home とラズパイを使って声で制御できないかな?と思っています。
基本 PC & スマホ前提みたいですが、ラズパイとかからも API 使えないか調査中。
Google Home とロボットネタだとルンバを声で操作とかのほうがメジャーですかね。
参考:【Cozmo開発】Ankiの小型AIロボット「COZMO(コズモ)」をSDKを使ってMacから動かしてみた! | ロボスタ
■楽器を作ってみる
趣味で DAW/DTM やってるのでラズパイで楽器とか作ってみたいなと思っています。どうせやるならGPIOも使ってアナログ回路的なものをかませたりして変な楽器を自作してみたいところです。
HATなタッチパネルディスプレイ載せてカオシレーター風にしてみたり・・カメラとか加速度センサー付けてテルミンみたいにしてみたり(あまり変なものが思い浮かばない・・笑)・・・いろいろ楽しそうです♪
■最後に
おうちハックは楽しいですね :D
あまりにも構築作業が楽しくて、ついつい必要なさそうな機能も作ってしまって、家族は呆れてるかと思いきや…意外にこの不思議な環境を楽しんでいるようです(^^♪
※投稿記事一覧
他にも 自分で「おうちハック」した内容を以下に投稿しているので、よろしければ合わせてご覧ください☆
・GoogleHome/AmazonEcho とラズパイでやった事・やりたい事一覧[LINK]
・Google Home でちょっと未来風のスマート TV を作ってみたよ☆[LINK]
・黒豆 (Broadlink RM Mini 3) の IR 信号解析してみたよ♪ [LINK]
・スマートロック SESAME の WEB API が便利だった![LINK]
・Amazon Echo の沢山ある面白スキルを気軽に遊ぶ方法[LINK]
・LINEを「ラズパイのターミナル化&スマートホームのフロントエンド化(ChatOps風)」してみた♪[LINK]
・LINE と Firebase とラズパイを繋いでみたよ☆[LINK]
・GoogleHome と Chromecast でキーワード&画像&Wikipedia検索~TV表示[LINK]
・スマホ ハック&スマートホーム連携 [LINK]
・ラズパイとサーモセンサーで自宅のガスコンロ監視(火の用心) [LINK]
・トニー・スタークの家にありそうなスマート・テーブル(笑) [LINK]