目的
- 勉強の一貫で記事をまとめる.
- VagrantとVirtualBoxで仮想環境を作成できるようになる.
前回:Vagrantで開発環境を構築(0.事前準備編)
今回:Vagrantで開発環境を構築(1.仮想マシン作成編)
次回:Vagrantで開発環境を構築(2.仮想環境設定編)
boxの追加
Vagrantでは,構築する仮想マシンのOSのイメージファイル等をまとめたboxを用いる.
1. ターミナルで下記のコマンドを実行.
$ vagrant box add <box名> https://github.com/CommanderK5/packer-centos-template/releases/download/0.7.2/vagrant-centos-7.2.box # CentOS7.2のboxをインストールして追加
$ vagrant box list # 確認
定義ファイルの作成
先ほど追加したboxを用いて仮想マシンの定義ファイルを作成.
1. プロジェクトディレクトリに移動して,下記コマンドを実行.
$ vagrant init <box名(任意)> # Vagrantfileを作成
$ ls # 確認
参考:Vagrantの使い方
2. Vagrantfileを編集.
先ほどのコマンドを実行すると,プロジェクトディレクトリに仮想マシンの定義ファイルであるVagrantfileが作成されている.
今回はこのVagrantfile に対して最低限の下記の編集を行う.
(細かい設定はよく分からないので要勉強.)
# config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
↓
config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10" # 35行目辺り
# config.vm.network "forwarded_port", guest: 80, host: 8080
↓
config.vm.network "forwarded_port", guest: 80, host: 8080 # 26行目辺り
# config.vm.synced_folder "../data", "/vagrant_data"
↓
config.vm.synced_folder "./", "/var/www" # 46行目辺り
参考:VagrantコマンドとVagrantfileの設定メモ
3. 仮想マシンの起動
ターミナルで下記のコマンドを実行.
$ vagrant up # 仮想マシンを起動
$ vagrant status # 確認
(仮想マシンを終了させるには,$ vagrant halt
を実行.)
4. Vagrantプラグインのインストール
$ vagrant up
で仮想マシンを起動するときに下記のエラーメッセージが出て,共有フォルダのマウントに失敗することがある.
Failed to mount folders in Linux guest. This is usually because
the "vboxsf" file system is not available. Please verify that
the guest additions are properly installed in the guest and
can work properly. The command attempted was:
mount -t vboxsf -o uid=`id -u vagrant`,gid=`getent group vagrant | cut -d: -f3`,dmode=777,fmode=666 vagrant /vagrant
mount -t vboxsf -o uid=`id -u vagrant`,gid=`id -g vagrant`,dmode=777,fmode=666 vagrant /vagrant
The error output from the last command was:
/sbin/mount.vboxsf: mounting failed with the error: No such device
これは,VirtualBoxのアップデート後に起きる可能性があり,フォルダ共有機能を提供しているGuest Additionsをvagrant up時に自動的に更新してくれるプラグインvagrant-vbguest
をインストールしておくことで解決できる.
なので,エラーが起きなくてもインストールしておくのがオススメ.
ターミナルで下記のコマンドを実行.
$ vagrant plugin install vagrant-vbguest
再び$ vagrant up
することで更新がされる.
参考:Vagrantで共有フォルダのマウントに失敗するときの対処方法
仮想マシンにssh接続する
とうとう仮想マシンに接続する.
1. ターミナルで下記のコマンドを実行.
$ vagrant ssh # 仮想マシンにssh接続する
# 192.168.33.10 ssh でもOK
まとめ
以上で仮想マシンの作成が完了.
次回から実際に仮想マシンの環境を整えていく.
前回:Vagrantで開発環境を構築(0.事前準備編)
今回:Vagrantで開発環境を構築(1.仮想マシン作成編)
次回:Vagrantで開発環境を構築(2.仮想環境設定編)