概要
MCPサーバを使うと、自然言語でLLMにタスクをお願いすることができ、非常に便利です。
構築手順については以下を確認してください。
今回はLLMにゲームの操作権を与えて、LLMに(超)簡単なゲームをしてもらうためのMCPサーバを構築します。
環境
OS:Windows
サンプルMCPゲームの動作確認
事前に作成した以下のMCPサーバを導入し、Claudeがゲームを操作可能なのかを確認する。
以下のコマンドなどで、ローカルにレポジトリをクローンする。
git clone https://github.com/lovemachine100/TilePuzzle_MCP.git
以下のフォルダに「claude_desktop_config.json」があるので、configファイルの記載を修正する。(clineやCursorなどのMCPでも可能)
%APPDATA%\Claude
以下は「claude_desktop_config.json」の修正イメージです。
{
"mcpServers": {
"tilepuzzle": {
"command": "python",
"args": [
"C:/XXXXXXXXXXXXXX/TilePuzzle_MCP/slidepuzzle.py"
]
}
}
}
ClaudeからゲームMCPサーバへの接続を確認する。
以下のようなプロンプトでゲームを開始してもらいます。
何手か実行してもらうと、ゲームの理解度はかなり低いですが、ゲームをプレイしてもらえていることが確認できます。
ゲームMCPサーバを新たに作成
先程のゲームMCPサーバを参考に、LLMに別のゲームMCPサーバを構築してもらう。
追加環境構築
LLMがローカルでの作業をするために、以下のMCPサーバを導入する。
filesystem mcp sever
win-cli-mcp-server
「claude_desktop_config.json」の修正
以下は「claude_desktop_config.json」の修正イメージです。
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "node",
"args": [
"C:\\XXXXXXXXXXXXXX\\index.js",
"C:\\XXXXXXXXXXXXXX"
]
},
"windows-cmd": {
"command": "node",
"args": ["C:\\XXXXXXXXXXXXXX\\index.js"]
},
"tilepuzzle": {
"command": "python",
"args": [
"C:/XXXXXXXXXXXXXX/TilePuzzle_MCP/slidepuzzle.py"
]
}
}
}
ゲームMCPサーバの作成
Claudeから対象のMCPサーバが利用可能になっていることを確認する。
LLMに既存のMCPサーバを確認依頼する。
既存のMCPサーバを参考に、新たにゲームの作成を依頼する。
ゲームが作成されたら、「claude_desktop_config.json」に追加する必要があるので、「claude_desktop_config.json」に反映させる。
{
"mcpServers": {
"bulls-cows-game": {
"command": "python",
"args": ["C:/XXXXXXXXXXXXXX/bulls_cows_mcp/server.py"],
"env": {}
}
}
}
※claudeのデスクチトップアプリの場合は、アプリを再起動してください。
作成したゲームMCPサーバの作成
ゲームをテストするように、テストを依頼します。
簡単なゲームでもありますが、LLMがプレイできるゲームMCPサーバが構築されました。
感想
手順はそれほど難しくないので、ゲームに限らず、MCPサーバを構築する時の参考にしていただければと思います