この記事について
この記事では、営業から社内公募でAWSエンジニアに転身した私が、約1か月でAWSの初級資格であるAWS Certified Cloud Practitioner(CLF)を取得するまでの経験を振り返りつつ学習法などをまとめたものです。
AWS資格に興味のある営業の方や、非エンジニアの方々にも参考になる内容を目指して書いたので、非エンジニアの方でAWS資格受けようか迷っている方にも是非参考にしていただければと思います。
AWS資格について
営業職に所属していた際、AWSについてはなんとなくクラウドサービスであるという程度の知識しかありませんでした。資格の存在すら知らなかったのです。しかし、そんな知識レベルからでも1か月で基礎資格であるCLFを取得することが可能でした。
ではまず、AWS資格の全体像について整理してみます。
資格の全体像
2025年6月現在、AWSには12個の資格があり、4つの段階に分けられています。
今回は詳細を省きますが、AWS公式サイトを見ると他にも多くの資格が用意されていますので、ぜひ確認してみてください。
HP: https://aws.amazon.com/jp/certification/
CLFの概要
この記事で取り上げる資格は、FOUNDATIONALレベルのAWS Certified Cloud Practitioner(CLF)です。
AWSの12個ある認定資格の中でも最も基本的な部分の内容の取得を証明する資格です。
試験概要
以下、公式HPからの引用ですが、CLFの試験概要はこのようになっています。
読んでみるとITやクラウドの経験がこれまでなかった人も対象としているとあります。
なのでこれから勉強をしていこうという方にとっても最初のとっかかりとしてはとても適切なレベル感だと思います。
AWS Certified Cloud Practitioner は、AWSクラウド、サービス、用語の基本的かつ高度な理解を検証します。
ITやクラウド経験がない方がクラウドのキャリアに転換したり、基礎的なクラウドリテラシーを必要とする基幹業務の従業員にとって良い出発点となります。
- カテゴリ: Foundational
- 試験期間: 90 分
- 試験内容: 65問(複数選択または複数応答方式)
- 料金: 100 USD
- 対面テストまたはオンラインテスト
- Pearson VUEテストセンターまたはオンライン監督付き試験
HP: https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-cloud-practitioner/
非エンジニアが受けるメリット
次に、せっかくなので営業職としての経験をもつ私がAWSを学んで感じた、非エンジニアにとってのメリットについても紹介します。
- AWSという巨大ITサービスへの理解が深まる
- サービス自体はもちろん、そのビジネスモデル自体も勉強になるので自身のビジネス的な視野を広げるのに役立つはずです
- AWSは幅広いサービスがあるため自社製品のサポートする領域との共通点も少なくありません
- ITの専門用語に実際のサービスを通じて触れられる
- いきなりネットワークやセキュリティの勉強を始めるのは難しいですが、AWSサービスを通じて具体的なイメージを持ったうえで知識を身に着けられると感じました
- 自社サービスの基盤で利用している場合、より深い議論や提案が可能
- システムに精通したお客様から突っ込まれた質問を受けた際にも対応でき、信頼の獲得につながります
- 市場価値の向上
- 営業職でAWS資格を持っているだけで差別化が少なからず図れるのでビジネスマンとしての市場価値向上につながると思います
- なんとなくの知識ではなく目に見える資格として取得することで自信にもつながると思います!
勉強方法
ここまでの話を聞いて、試験取得に向けて動いていこうと感じて方もいると思うので、勉強方法についても紹介できればと思います。
まず、通常の勉強法であれば知識がゼロでも1か月あれば十分合格可能です。
(付け焼刃の知識で挑むと全然落ちます。)
私は自社サービスを覚える新人研修よりも簡単に感じたので、自社サービスを細かく紹介している方なら問題なく合格できると思います!
以下に私が使用した教材を紹介しますが、他にも多くの詳しい記事がありますので、ぜひ色々調べて自分に合うものを見つけてください。
私はそれぞれ1周程度解いたうえで、模擬試験で75~90%程度解ける状態で試験に臨んで合格に至りました。
利用教材
- Udemy
- 【CLF-C02版】これだけでOK!AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座(試験問題300問付き)
- 【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS認定クラウドプラクティショナー模擬試験(6回分390問)
- AWS認定資格 WEB問題集&徹底解説
- AWS Skill Builder
- AWS Cloud Quest: Cloud Practitioner
- AWS Cloud Practitioner Essentials (日本語)
最後に
今回はCLFというAWS資格の中でも最も基礎的なCLFの取得についてご紹介しました。
どんな資格であっても申し込みをしないと合格する未来は訪れないので、まずは申し込んでみるのもいいかもしれませんね!
私もその他の資格に引き続きチャレンジしていきます!