どうも!
Linking芸人と化してきたkojiraです。
宅配便業者でバイトしていた経験から、前々から気になっていたこともあり、クール宅配便の温度湿度を計測してみました。
前回の記事、AndroidアプリでFirebase Realtime DBにセンサーデータを保存、閲覧するで紹介したアプリを活用しています。
お手軽。
東京から大阪の友人へクール宅配便で送る食品の中にSizuku THAとSimが刺さったNexus 5Xを忍ばせて計測しました。
(Simを刺したラズパイとか、電源も面倒な上にすぐ壊れそうなので、敢えてのスマホです。)
結論から書くと、温度管理がしっかりされているようで、全く問題なしでした!
その昔(恐らく20年以上前)宅配便業者でバイトしてた頃は、(自分の観測範囲の)ドライバーによってはクール便の扱いが雑で、中身が溶けてしまわないか心配する場面もありましたが、最近はしっかり温度管理されているようです。
東京→大阪の宅配の結果
最小 最大 温度 -3.75℃ 7.812℃ 湿度 32.5% 41%
むしろ冷えすぎてるくらいで、Nexus 5Xが壊れないか心配でしたが、無事でした。
準備
前回の記事で公開したソースコードにFusedLocationで位置情報を定期的に取得する処理を加えて、アプリの準備完了。
要冷蔵の食品を入れた箱にNexus 5XとSizuku THAを入れます。
蓋をして、プチプチでラッピング。
※中身とパッケージは無関係です。
その後、箱ごと冷蔵庫に数時間入れ、7℃くらいまで冷やしました。
発送から到着まで
宅配業者に15:00頃に集荷に来てもらいました。
15時以降に急激に冷えているのがわかると思います。
16:30頃に受け取って、温度が上がり始めています。(中身は食べた模様)
温度が下がっても湿度が上がっていないので、結露したりしないように、ちゃんと湿度もコントロールされている予感がします。
失敗
かつて冷蔵庫の温湿度を2ヶ月測った時にも似たような現象がありましたが、AlarmManagerの通知が来なくて計測できていない期間が、かなりありました。
今回は電源に接続できていないので、Dozeモードに入ってしまっていたようです。
位置情報は別のAlarmを1分に1回セットしていましたが、全然呼ばれませんでした。。
冷蔵庫で冷やしていた時間もあり、発送してから20分後くらいにDozeモードに入ってしまったようです。
リベンジ
Dozeモードに落ちてしまい、データがいい感じに取れなかったので、対策を行った上で、大阪から東京へ別の食品を送り返してもらいました。
Nexus 5Xが先方にあり、アプリをいじるのが面倒だったので、設定画面からDozeモードに入らないホワイトリストにいれてもらいました。
「Fused Location」と今回使用している「FirebasePoster」、念のため「Linking」の設定を変えてもらいました。
これで今度こそ上手くいくはず!
リベンジの結果
数カ所取得できていないタイミングがあるものの、前回とは違い、なだらかにデータが取れていました。
12時くらいに冷蔵庫に入れたんだなあとか、17時に集荷にきたのかな?というのが何となくわかります。
気になる他人の冷蔵庫の温湿度事情。
冷蔵庫の中では温度が結構規則的に変化していて、17時手前くらいのタイミングで何故か湿度が跳ね上がっています。
なんでだろう。その後湿度が高いまま維持されているので、結露したのかも?
急激な温度変化はほとんど見られないので、家庭用の冷蔵庫よりも安心できそうですね。
1回のサンプルではなんとも言えませんが、安定感は大阪の方が良いようです。
東京→大阪 大阪→東京 最小 最大 最小 最大 温度 -3.75℃ 7.812℃ 0.86℃ 6.25℃ 湿度 32.5% 41% 47% 56.625%
位置情報取得ならず
ほんとは移動中の経路も全部取れるはずだったのに、どこかがバグっているのか、出発地点と到着地点でしか位置情報が取れてませんでした><
無念。
大阪と東京で青い円が塗りつぶされているのがわかるでしょうか?(大阪の「大」の字の交差してるあたりと、東京の凡例のすぐ右横あたり。)
もしかすると電池節約のためにWifiをOFFにしていたせいかもしれません。。
あるいはWakelockの実装をサボっていたので、FusedLocationで位置情報を取得している間にスリープに入ってしまったのかもしれません。。
気が向いたら今度は別の業者でチャレンジしてみようと思います。
ぜんぜん違う結果になりそうな予感もしています。
加速度を記録していくのも面白そうですね。
それではまた。