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IBM i (駆け出し)日記:Code for IBM i と開発者ライセンス

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Last updated at Posted at 2026-01-27

はじめに

本記事は技術検証記事ではなく、ライセンス周りの情報共有を目的とした記事です。
最終的な判断は各社の契約内容に従う必要がありますが、
少なくとも「技術的に何が起きているのか」「一般的にどう理解されているのか」を整理しておきたいと思い、まとめました。

ことの発端

IBM i 環境で以下の状況に遭遇しました。

  • Application Development Toolset の usage count が0
  • それでも Code for IBM i から接続可能
  • ソースの閲覧・編集も普通にできる
    image.png

これってライセンス的に違反?アウトでは...?

VS Code での閲覧・編集のみ

  • 開発用ライセンス(5770-WDS(IBM Rational Development Studio for i))は 不要
  • ただし以下は必要
    • Code for IBM i 拡張(無料・OSS)
    • IBM i への SSH 接続機能(例:5733-SC1 OpenSSH)

単なるファイル操作・テキスト編集として扱われます。

VS Code からコンパイルする場合

  • IBM i 側でRPGコンパイラが必要
  • RPGコンパイラは通常5770-WDS(IBM Rational Development Studio for i)
    に含まれる
  • 実運用では WDS のライセンスが必要になるケースが多い

VS Code がコンパイルしているのではなく、IBM i 上にジョブ投入してコマンドを実行しているだけだからです。
CLコンパイラはOS標準機能に含まれています。

Code for IBM i 自体はライセンス製品ではない

  • VS Code:無料
  • Code for IBM i :追加料金・サブスク・キー入力など一切なし

つまり、

「Code for IBM i を使うこと自体には、IBM の有償ライセンスは不要」ということになります!

AMT が無くなった IBM i 7.6 の影響

IBM i 7.6 ではApplication Management ToolSet for i (5770-AMT) が EOSになりました。

参考:
IBM i 7.6 には Application Management ToolSet for i (5770-AMT) がない

AMT はもともと、CLとテキスト編集を IBM i 上で行うためのライセンスでした。
歴史的には WDS が先、AMT が後発という位置づけです。

結果、IBM i 7.6 以降では、

  • 5250 で編集できない
  • でもVS Code + Code for IBM i なら編集できる

という状態になります。

VS Code を使えば開発者ライセンス回避できちゃうのでは...?

(2026/1/29追記)
AMTにはCL限定でPDM,SEUのように使っていた背景があったとのこと
PowerVS IBM i 日記(13): AMT で WDS に課金せずに PDM を利用する

社内の担当チームに聞いてみた

やりとり(ざっくり):

  • 編集・閲覧・DB参照などはライセンス不要
  • コンパイルやデバッグなど、コンパイラを使う機能は IBM i 側のライセンスが必要

社内の担当チームの回答:

VS Code / Code for IBM i 自体には RDS ライセンスは不要。
ただし IBM i 側のコンパイラ使用可否とは別問題。

どう考えるのが安全?

作業内容と必要なものを整理すると以下の通りです。

  • ソース閲覧・編集 → VS Code + Code for IBM i + SSH
  • DB参照・簡易操作 → 同上
  • コンパイル → IBM i 側に有効なコンパイラ(通常 WDS)
  • デバッグ → WDS + PTF 条件あり

つまり、VS Code は単なる操作端末であり、ライセンス判断は IBM i 側で使う機能基準 で考えるのが安全!

個人的に思ったこと

IBM i 7.6 で AMT が無くなったことで、CLとテキストの

  • 編集だけしたい
  • 軽作業したい

といった用途の受け皿が、事実上VS Code + Code for IBM i になったと感じています。

ただし、

  • コンパイル
  • デバッグ
  • 本格開発

については、今後もWDS 前提の構造は変わらなさそうです。

まとめ

  • Code for IBM i は 無料・ライセンス不要(別途code for ibm iとssh接続するための5733-SC1は必要)
  • 編集・閲覧だけなら 開発者ライセンスは不要
  • コンパイルは IBM i 側の問題 → WDS が必要になるケースが多い
  • 判断基準はツールではなく IBM i 上で使う機能

以上、情報共有としてのまとめでした!

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