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New Relic MCP ServerとIDE上のアプリケーションコードをAIエージェントで組み合わせてエラーを分析する

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Last updated at Posted at 2026-09-29

New Relic MCP ServerをVS Codeに接続し、監視データとローカルのアプリコードをAIで照合してエラーを分析できます。今回はMCP serverの設定方法、IDE上で原因候補や改善案を提示する例を紹介します。

はじめに

New Relic は2026年9月に Ground Truth の一般提供(GA)を開始しました。Ground Truth は、New Relic が持つトレース、ログ、メトリクスだけではなく、サービス情報、エンティティ間の関係、システムコンテキストや運用に関する情報を、AIツールやエージェントから活用するための運用インテリジェンスレイヤー(Operational Intelligence Layer)のことです。
Ground Truth には、AIツールやエージェントから New Relic の運用データやコンテキストにアクセスするための MCP(Model Context Protocol)Server の機能が含まれています。この MCP Server 機能は、Public Preview 時に「New Relic MCP Server」として提供されていた機能にあたり、現在は Ground Truth の一部として提供されています。

ローカルPC上のアプリケーションコードを参照できる AI エージェントと New Relic MCP Server から取得できるシステムの監視データを組み合わせると、エラーの原因となっている可能性のあるコードの箇所を絞り込み、改善案まで提示してくれるようにできます。そのため、従来行っていたNew RelicのUI上で確認していた調査の起点を、普段利用しているIDE環境を起点として、自然言語からエラー解析や解析作業が効率化できます。

今回は利用例の1つとして、VS code から New Relic MCP Server の設定方法を説明します。併せて、監視対象システムで発生したエラーを起点に、IDE 内の AI エージェントが New Relic の監視データと、ローカルにある監視対象システムのアプリケーションコードを参照して解析する例を紹介します。

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前提条件

ローカル環境

今回は VS Code 上で MCP Server を設定します。(VS Code はバージョン1.91以降が必要です)

認証方式は OAuth 認証方式と API キー認証方式がありますが、 OAuth 認証方式が原則利用することになっています。特別な理由がない場合は OAuth 認証の利用をおすすめします。

New Relic MCP Server は VS Code だけではなく、Claude Code, Codex, Antigravity CLI, Kiro CLI, Claude Desktop など複数の MCP クライアントで利用できます。
利用できる認証方式は MCP クライアントで異なります。それぞれのクライアントの対応状況はSet up New Relic MCP からご確認ください。

New Relic 環境

AdministratorがFeature Control Managerで "New Relic MCP Server" と "Local Clients" を有効にしていることを確認してください。

New Relic の設定画面

※ボタンが"Deactivate"となっていれば有効になっています。

APIキー認証を使う場合は、"API Keys" も有効にする必要があります。

New Relic MCP Serverを設定する

OAuth 認証では、ワークスペース直下の .vscode/mcp.json に次の設定を追加します。

{
  "servers": {
    "new-relic-mcp": {
      "url": "https://mcp.newrelic.com/mcp/",
      "type": "http"
    }
  }
}

または、Cmd + Shift + Pを押して"MCP: Add Server..." -> "HTTP"から設定することもできます。
上記はUSリージョンですが、JPまたはEUリージョンの New Relic を利用している場合は、"url"を次のリンクに置き換える必要があります。

  • JP: https://mcp.jp.newrelic.com/mcp/
  • EU: https://mcp.eu.newrelic.com/mcp/

その後、MCP Server を起動すると oauth2.service.newrelic.com の認証を求められます。リンクを開いたのち、New Relic のログイン画面が表示され、local MCP client が New Relic にアクセスするか確認されます。

local MCP clientの確認画面

Approveをして成功すると以下の画面が表示されるので、VS Code に戻ります。

設定成功

その後、問題なければ MCP Server を利用することができます。

トラブルシュート: Output に "Waiting for server to respond to 'initialize' request... "と出て接続できない場合は、一度 OAuth 認証を削除してから VS Code を落とし、再度認証すると接続できる場合があります。Cmd + Shift + P を押して、"Authentication: Remove Dynamic Authentication Providers"から VS Code に保存されているMCPのOAuth認証を削除できます。

(OAuth 認証が使えない場合)API認証では、次の設定を追加します。

{
    "servers": {
        "new-relic-mcp-server-api-key": {
            "url": "https://mcp.newrelic.com/mcp/",
            "type": "http",
            "headers": {
                "Api-Key": "${input:new-relic-mcp-api-key}"
            }
        }
    },
    "inputs": [
        {
            "type": "promptString",
            "id": "new-relic-mcp-api-key",
            "description": "New Relic API key",
            "password": true
        }
    ]
}

MCP Server 起動時に、APIキーを求められるため、New Relic の API Keys から作成した API Key (User) を入力します。(NRAK-...で始まるもの)

その後、問題なければ MCP Server を利用することができます。

※ Codexの OAuth 認証で利用したい場合は、ユーザーのCodex設定ファイル ~/.codex/config.toml に以下を追加して OAuth 認証します。

[mcp_servers.newrelic]
url = "https://mcp.newrelic.com/mcp/"

または Terminal 上で、以下コマンドを実行し、OAuth認証します。

codex mcp add newrelic --url https://mcp.newrelic.com/mcp/

設定後の確認 - エラー解析 -

以下プロンプトを投げてみてエラーを調査してみます。今回は Github Copilot を利用し、アプリケーションのリポジトリが見れるように設定しています。

MCP を利用して New Relic の環境を使い、アプリで発生しているエラーを特定してコードと照らし合わせて、改善案について教えてください

レスポンスは以下となりました。

結果1
結果2

トランザクションのエラー率の統計から始まり、エラー内容を精査してくれています。原因候補として提示しているアプリケーションコードは、リンクをクリックするだけで移動することができ、記載している原因の仮説と改善案が正しいかどうかは、人間がコードを追って順番に判断できるようになっています。

このように、簡単なプロンプトを打つだけでも、New Relic 上にあるエラーの情報とアプリケーションのコードと掛け合わせ、その原因がどこのコードかを照らし合わせて原因候補と改善案の示唆を提示してくれるため、問題の解析作業を効率的に行うことができます。

今回はプロンプトのみで調査しましたが、New RelicではAIエージェントがMCP Serverを通じて監視データを調査するためのSkillsをnr-skills-hubで公開しています。

2026年9月時点では、自然言語からNRQLを作成する nl2-nrql、条件に合う分散トレースを探す discover-trace、APMのエラーをトレースやログと照合して調査する apm-error-investigation の3つが用意されており、調査の目的に合うSkillをAIエージェントに追加することで、定義された手順に沿って調査を進めることができます。

おわりに

従来は New Relic の画面からエラーやスタックトレースを見て対象の場所を確認し、解析を進める方法が一般的でしたが、New Relic MCP Server を利用することで、開発の IDE 内の AI エージェントから New Relic の情報とアプリケーションコードを横断して解析し、原因候補の絞り込みや改善案まで提示してくれることで、問題の解析作業をさらに効率的に行うことができます。

今後は、解析や改善の提示だけでなく、実際にコードを変更しリリース、改善しているかどうかをAIで確認、改善してなければ再度調査のループを回すことで、さらにシステムのリファクタリングや改善、開発作業を効率化することができるかもしれません。
ぜひ New Relic の Ground Truth の New Relic MCP Server を利用して開発、問題解析作業を効率化させましょう。

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