【01-01】はじめてのPython
Pythonプログラミングを始める前に、まずは簡単に概要を説明していきます。
ここでは、Pythonを習得することで何ができるようになるかを見ていき、Python言語の主な特徴などを説明していきます。
また令和2年春試験より、基本情報技術者試験(FE)の午後試験のプログラミングでもPythonが選択できるようになったため、Pythonを選択しようと考えている方に向けた説明もしていきたいと思います。
##プログラミング言語
プログラミング言語はご存じの方も多いと思われますが、C・Java・C#・C++・JavaScript・PHPなどといった様々なものが存在します。
今回はPythonというプログラミング言語を扱っていきます。
Pythonの特徴
Python言語はほかの言語と比べると主に以下の特徴があげられます。
- 文法がシンプル ―― プログラミング初学者でも学びやすい
- 様々なOS環境でも利用が可能 ―― WindowsだけでなくLinux等でも稼働可能
- オープンソース(※)で配布されているため、自由に利用が可能
(※)プログラミング言語で書かれているソースコードを一般に公開して、世界中の誰でも自由に改変したりしてもよいという考え方です。
Pythonの利用用途
Pythonはざっくり言うといろいろなことができ(※)、前述した通り文法がシンプルのため以下のような様々な目的で利用されています。
- AI(人工知能)
- IoT
- データ分析
- データサイエンス
(※)「ライブラリ」という機能がPythonにはたくさんあり、それによりいろいろなことができます。
Python3
「3」というのはバージョンのことである。今後はPythonのバージョンは3で説明していきます。
もともとはPythonはPython2とPython3に分かれていました。
しかし、Python2で記載したプログラムがPython3で動かすことができないですし、ライブラリがPython3に対応してくるようになってきて、現在はPython3がほとんどです。
##最後に
以上がPythonの簡単な概要です。
次回以降は実際にPythonプログラムを書いていき、実行して動作を確認したり、開発環境のインストールの説明も行っていきます。
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