概要
ふと、Railsを使用している中でHTMLを記述していると<br />を見かけ、<br>との違いは何なのだろうと思ったので調べたものをまとめさせて頂きます。
先んじて説明させて頂きますと、HTMLとXHTMLにおけるタグの使用方法の違いが、<br>と<br />の主な違いです。
<br>の使用
<br>は、HTMLにおける改行を表すタグです。HTML4.01やHTML5といった、より新しいバージョンのHTMLでは、開始タグと終了タグのペアを必要としない「空要素」として定義されています。
これは次のように使用されます。
<p>これは一つの段落です。<br>これが新しい行です。</p>
使用に関しては、<br />も同様に使用できるのですが、W3Cでは、INFOと表示されるので、一応使用しないことお勧めします。
<br />の使用
一方、<br />は、XHTMLやXMLにおける改行を表すタグです。XHTMLやXMLでは、全ての要素が明確に閉じられている必要があります。そのため、<br />は自己終了(self-closing)またはボイド(void)タグとして表現されます。
これは次のように使用されます。
<p>これは一つの段落です。<br />これが新しい行です。</p>
注意点
どちらの形式を使用するにしても、<br>タグは文章の間隔を空けるためのものであり、パラグラフの分割には適していません。新しいパラグラフを開始する場合は、適切な段落タグ(<p>)を使用することが推奨されます。
まとめ
基本的に、HTMLドキュメントであれば<br>を、XHTMLやXMLドキュメントであれば<br />を使用します。