##目的
これからIBMCloudを始める人向けに、VPC環境の導入方法について記事を書いてみる。
オンプレ同様にサーバを構築してサービスを提供する場合、ClassicもしくはVPCが可能。
今後は、VPCを利用した環境が標準となると思われるので、VPC上で構築するのがオススメ。
また、GCPやAWSに似た考えで導入できるので、割と簡単に導入できる。
VPC環境は無料で試せるので是非やってみよう
あらかじめクレジットカードの登録による、アカウントのアップグレードが必要。
登録後は、下記の金額分無料で試すことができる。
##初期導入編について
今回はVPCをオーダするまでをスコープとする。
- 初期導入編:(本ページ)
- サーバ導入編:IBMCloud 今から無料で始めるVPC②-サーバ導入編-
- セキュリティ設定編:IBMCloud 今から無料で始めるVPC③ -セキュリティ設定編 -
- ストレージ追加編:IBMCloud 今から無料で始めるVPC④-ストレージ編-
[その他VPC関連]
- VPN:IBM Cloud(VPC) x GCP IPsecVPN接続
- AutoScale + LB:AutoScale用VPCロードバランサ、CPU負荷によるAutoScale VPC
###VPCの作成
なにをやるにしても、まずはVPCを作成する必要があるので、右上の作成を選択
VPCについての詳細はこちら:Virtual Private Cloud について
名前:任意名
リソースグループ:Default
本格的に運用する場合は、リソースグループ毎にアクセス制御を実施するのがベスト
こちらを参照:リソースを編成してアクセス権限を割り当てるためのベスト・プラクティス
タグ:必要に応じてリソースの識別タグを記入
SSHを許可:必要に応じてチェック
pingを許可:必要に応じてチェック
デフォルトのアドレス接頭部:リージョン毎にアドレスが自動採番される。問題なければチェックをいれたままにする。
本格的に運用する場合は、アドレス設計を検討しましょう:VPC のアドレス指定計画の設計
利用されるアドレスの範囲はこちら:IP アドレス範囲、アドレス接頭部、リージョン、およびサブネットの理解
名前:任意名
リソースグループ:Default
ロケーション:作成したいロケーションを選択
IP範囲選択:必要に応じてアドレスの数を変更