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5分でできるgRPC チュートリアル

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概要

gRPC について調べたことをまとめました。
また、公式のチュートリアルをpythonで動かしてみました。

適宜触り次第更新していきます。

gRPCとは

gRPCとは、オープンソースの高機能な Remote Procedure Call フレームワークです。gRPCにより、クライアント/サーバーのアプリケーション間の通信が透明になり、かつ簡単に構築できます。

とあります。気になるので公式のウェブサイトをみてみましょう。

gRPCを使うことで何がうれしいのか

gRPCを使うと、リモート上のサーバの関数をローカルのもののように呼ぶことができ、これにより分散されたサービスやアプリケーションを作るのが楽になります。
gPRCをサポートした言語で書けるので、gPRCサーバを Javaで書き、clientをpythonで書く、みたいなことも容易にできます。ここでの違う言語間のコミュニケーションの複雑さが、 gPRCによってハンドリングされます。

Protocol Buffer について

gPRCではProtocol Bufferというものがデフォルトでは使われ(jsonなどのフォーマットを使うことも可能です)ます。Protocol Bufferは .protoファイルで定義されますが、その形式はXMLファイルなどに比べてとても軽い(3~10倍軽い)、また、高速(20~100倍速い)です。この.protoファイルにサービスで使うメソッドや、データのやりとりに使う構造体を定義すると、そのシリアライゼーションやディシリアライゼーションは、protoコンパイラを通すことで簡単に行うことができます。それにより、各言語で転送される構造体を扱うアクセッサ(クラス)が定義され、構造体のプロパティなどを設定できるセッターやゲッターなども勝手に作られます。
したがって、.protoファイルを定義することで、各言語間であってもサービスを簡単に構築できる、また、シリアライゼーションなどの差異も吸収してくれるということです。
すごい!!

というわけで、PythonとC++でチュートリアルやってみます。

gRPCチュートリアル

Python

必要なものをpip install します。

pip install grpcio grpcio-tools

このとき、最新のバージョンが入ってないかも知れないので、grpcio のバージョンの確認をきちんとしときましょう!

必要なレポジトリをクローンします。

git clone -b v1.28.1 https://github.com/grpc/grpc && cd grpc/examples/python/helloworld

2つターミナル開いて、片方で

python greeter_server.py

もう片方で

python greeter_client.py

をやってみます。
クライアント側で、

Greeter client received: Hello, you!

と出れば成功です!!

さらに、gRPCのサービスにもう1つメソッドを追加してみます。

ここでは、もともとあったSayHelloに加え、SayHelloAgainを追加します。

examples/protos/helloworld.proto
// The greeting service definition.
service Greeter {
  // Sends a greeting
  rpc SayHello (HelloRequest) returns (HelloReply) {}
  // Sends another greeting
  rpc SayHelloAgain (HelloRequest) returns (HelloReply) {}
}

// The request message containing the user's name.
message HelloRequest {
  string name = 1;
}

// The response message containing the greetings
message HelloReply {
  string message = 1;
}

サービスを更新します。

examples/python/helloworldで、

python -m grpc_tools.protoc -I../../protos --python_out=. --grpc_python_out=. ../../protos/helloworld.proto

を実行し、
greeter_server.py 及びgreeter_client.py を更新します。

greeter_server.py
class Greeter(helloworld_pb2_grpc.GreeterServicer):

  def SayHello(self, request, context):
    return helloworld_pb2.HelloReply(message='Hello, %s!' % request.name)

  def SayHelloAgain(self, request, context):
    return helloworld_pb2.HelloReply(message='Hello again, %s!' % request.name)

greeter_client.py
def run():
  channel = grpc.insecure_channel('localhost:50051')
  stub = helloworld_pb2_grpc.GreeterStub(channel)
  response = stub.SayHello(helloworld_pb2.HelloRequest(name='you'))
  print("Greeter client received: " + response.message)
  response = stub.SayHelloAgain(helloworld_pb2.HelloRequest(name='you'))
  print("Greeter client received: " + response.message)

以上ができたら、以前の

2つターミナル開いて、片方で

python greeter_server.py

もう片方で

python greeter_client.py

を実行します。

Greeter client received: Hello, you!
Greeter client received: Hello again, you!

こう出るはずです!

今回は、gRPCについて調べ、
公式のチュートリアルを走らせ、.protoファイルなどについて少し理解を深められたかと思います。
引き続きいろんなことを試し次第更新、もしくは別記事に書きたいと思います!!

今回はこの辺で。

おわり。

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