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開発者のためのイベントとはどういうものか、インフラジスティックスの Distinct から学ぶ

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本日 Distinct -モダンアプリケーション開発を成功に導くための進化とそのアプローチ というイベントに参加しました。製品発表会であると思って参加したイベントでしたが、開発者にとって実に有意義なイベントでした。

もともとここで発表された Indigo.Design という製品を学びに来たのですが、参加して感じた事もあるので、先にそちらを書いておいて、後日 Indigo.Design についても書いていきます。

イベント概要

インフラジスティックス・ジャパンが主催の半日イベントで、「モダンアプリケーション開発を成功に導くための進化とそのアプローチ」というサブタイトルで開催された、開発者向けのイベント。詳細は Connpass のページ 参照。

インフラジスティックスが提供するもの

もともと ASP.NET や Angular などで利用できる UI コンポーネントを提供。しかし最近では Indigo Studio という UX ツールを提供するなど、UX/UI レイヤー全体をカバーする製品やサービスを提供。今日は Indigo.Design の発表イベント。

セッションの構成として面白かった点

以下本日のセッションのタイトルとスピーカー。

3 つしかセッション無いのに、初めの 2 つは外部の人でした。また内容でも一切インフラジスティックス製品にも触れない。純粋にモダンアプリ開発に関する話。しかし 2 つとも最後のインフラジスティックスのセッションにとって繋がりのある、重要なものであった。

モダンアプリケーション開発のチャレンジと、今押さえておきたい技術とツールの活用
日本マイクロソフト 井上章

このセッションで開発者が意識しないといけない世界観と苦労する点を参加者と意識を共有。

なぜAngularなのか、2018年の答え
Angular日本ユーザー会 代表 稲富 駿 (@laco2net) 氏

このセッションで Angular というフレームワークの重要性だけでなく、「フレームワークを提供する組織の姿勢やコミュニティなどの仕組みが重要」というメッセージ。

Distinct: モダンアプリケーション開発において他者との差別化を実現する Indigo D2C Studio
Infragistics, Inc. Senior Vice President of Developer Tools
Jason Beres (@jasonberes)

最後に上記を踏まえたセッションの実施。いい流れ。

Indigo.Design のセッション

最後のセッションでようやく Indigo.Design の紹介。Jason が英語で話し、東さんが日本語訳をするという流れ。また日本市場を重要視しているというメッセージが強い。このセッションでも開発者を意識できていて、話が聞きやすい。

Indigo.Design が必要な理由
詳細はまた後日書きますが、UX のことであっても開発者が興味をもって話を聞ける背景を説明。ただ前置きは比較的短く簡潔。

分かりやすいデモ
UX 製品だけあって製品のデモも綺麗な感じで見やすい。また UX のモックだけでなくコードに繋げられるという点を強調。開発者としては UX モックできるのは大事ですけど、じゃあこれでと言われた際のコーディングが一番大事なので嬉しい限り。

誰が何をするかという説明
出来ることがいくつかあるが、それぞれデザイナーがやるのか、開発者がやるのかという点を明確にしているため、頭を切り替えて聞ける。

キーメッセージ
簡単にアプリがモックできるだけでなく、カスタマイズもできるため、本当の UX を確認できるよという点と、そこからコーディングにもスムーズに繋げられるよという話でした。

何を学んだのか

開発者向けイベントだけでなく、どんなイベントにも共通することですが、やはり参加者視点でイベントの構成を考える。その際に以下の点が大事だなと感じました。

  • 関係が深く、かつ興味を惹くコンテンツを、組織に捉われずオープンに考える
  • 製品の機能だけではなく、参加者が得られるベネフィットについてメッセージを出す
  • 以下に既存のワークフレームに統合しているかという点を強調して、安心感を出す
  • デモでは、極力同じ画面を出してコンテキストを拾いやすくする
  • 紹介するシナリオをより出席者が共感できそうなものを選ぶ

製品以外にも色々学べる面白いイベントでした。

参照

Indigo.Design
Indigo Studio を使って UX を開発にうまく取り込む!
Angular と Ignite UI for Angular でクロスプラットフォームアプリを作る その 1
Angular と Ignite UI for Angular でクロスプラットフォームアプリを作る その 2

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