概要
IntelliJ IDEAのRubyPluginを使って開発環境を整える手順。
実行環境
OS X El Capitan 10.11.3
IntelliJ IDEA 15.0.4
※前提条件として、IntelliJ IDEAのインストールと日本語化でインストールと日本語化を行っている事。
RubyPluginのインストール
IntelliJ IDEAを起動後、Configureをクリックする。
検索フォームに"Ruby"と入力する。
「Install」をクリックする。
※インストール完了後に再起動を求められるので再起動を行う。
RubySDKの設定
「ファイル(F)」→「プロジェクト構造」を開く。
「New...」を選択しRubyがインストールされているパスを設定する。
私の場合はrbenvを使ってインストールを行っていたので下記の写真のように設定した。
※ちなみに、rbenvを使ってインストールした場合rubyコマンドで位置を調べると、shims/rubyが表示されるが、一見するとここを指定すれば良いように思えるが、rbenv/versions/2.2.4/bin/rubyを指定してあげないと上手く動作しなかった。
$ which ruby
/Users/nishimotokeita/.rbenv/shims/ruby
Bundlerのパスを追加(rbenvを使っている場合)
IntelliJ IDEA と rbenv の組み合わせでだとBundlerが無効になってしまうので、パスの追加を行っておく必要がある。
手順はIntelliJ と rbenv の組み合わせで Bundler が使えない時を参考にさせて頂いた。
IDE上でbundle installを実行
プロジェクト固有のGemをGemfileによって管理している場合(というかほとんどのプロジェクトがそうしていると思うが。。)IDE上からbundle installを実行してあげる必要がある。
そうしないとIDE上でvendor以下にインストールしたGemをIDEが認識してくれなかった。
私のプロジェクトの場合はrbenvでvendor/bundle以下にインストール、実行ファイルをbundle_bin以下に配置していたので以下のオプションを付けて実行した。
--path=vendor/bundle --binstubs=bundle_bin
補足
ちなみにこの記事を書いている 2016-03-03時点ではRubyのバージョンを2.3.0に上げてSDKの設定を行っても一部コード補完等が上手く出来なかった。
IntelliJ IDEAがRuby2.3.0に対応していない模様。
おそらくRubyPluginのアップグレードが行われれば対応されるとは思うが。
2016-03-22 追記
IntelliJ IDEAのバージョンを最新の2016.1にアップグレードしたところRuby2.3のサポートも追加された。