0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

ROS 2におけるワークスペース・パッケージの作成とビルド

Last updated at Posted at 2024-01-09

はじめに

 今回の記事では、ROS 2でのワークスペース・パッケージの作成方法とビルド方法について記載します。ROSとROS 2では少し異なる部分がありますので、その点も踏まえて記載します。

この記事はROSに関する投稿の一部です。
目次はこちら

前提条件

 今回の記事は、以下の環境で動かすことを前提に記載しています。

条件
OS Ubuntu 22.04
ROS ROS 2 humble

ワークスペースの作成

 ワークスペースの作成は、以下のコマンドで実行します。ここに関してはROSの時と同じで、mkdirコマンドでディレクトリを作成するだけになります。既に、こちらの記事のコマンドを実行している場合は、ワークスペースが作成済みのため不要です。

mkdir -p ~/ros2_ws/src

パッケージの作成

 パッケージの作成については、ROSとROS 2で少々コマンドが異なります。ROS 2では、以下に記すコマンドの様に、C++用のパッケージとpython用のパッケージで異なるオプションを使用して作成する必要があります。

C++パッケージ作成コマンド

cd ~/ros2_ws/src/
ros2 pkg create --build-type ament_cmake パッケージ名

Pythonパッケージ作成コマンド

cd ~/ros2_ws/src/
ros2 pkg create --build-type ament_python パッケージ名

ビルド

 ビルドについても、ROSとROS 2で異なります。ROSではcatkin_makeやcatkin buildなどを使用しましたが、ROS 2では以下の様にcolconを使用します。

cd ~/ros2_ws/
colcon build

 このcolconコマンドについて、良く使用するオプションとして以下の様なものがあります。また、この他にも様々なオプションがありますが、詳細は以下のリンクを参考にしてください。

シンボリックリンクを使用してインストール

--symlink-install

指定したパッケージをビルド

--packages-select パッケージ名

おわりに

 今回は、ROS 2でのパッケージの作成方法とビルド方法について記載しました。この時点では、まだROS 2でのコーディングについて触れられていませんが、次回の記事ではコーディング部分について記載する予定です。具体的にはコンポーネントを用いたPub&Sub通信について記載する予定ですので、興味がある方は是非ご覧ください。

参考資料

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?