LoginSignup
1
0

More than 1 year has passed since last update.

AWS認定クラウドプラクティショナー勉強日記

Last updated at Posted at 2021-08-15

はじめに

業務でAWSを使うようになり、AWSの基礎を体系的・包括的に理解したいなと思い、AWS認定試験のクラウドプラクティショナーに挑戦しようと思いました。

AWS認定試験の全体像

プラクティショナーの試験概要

  • 問題数は65問
  • 試験時間は90分
  • 合格スコアは100-1000のスコアで700以上(≒正解率70%前後)
  • 試験料は11,000円
  • 試験範囲
    • クラウドの概念:28%
    • セキュリティ:24%
    • テクノロジー:36%
    • 請求と料金:12%

受験前のステータス

現時点でのスキル・知識を整理

  • ICT及びプログラミングのある程度ある
    • SIerで10年ぐらいの実務経験
    • 情報処理技術者試験で高度試験(ITアーキテクト/NWスペシャリスト/安全確保支援士など)をいくつか保有
    • 複数のプログラミング言語(Node/Java/Python/C/Dartなど)を扱える
    • 業務以外にもプライベートでアプリをリリースしたり、サーバ立てたり、ラズパイで遊んだりする
  • AWSはほぼ素人
    • 2ヶ月間の業務経験
      • CloudFront,WAF,ALB,ECS,Code4兄弟,Dynamo,S3,Lambda,APIGWなどを使って簡単なWebサイトを構築

勉強方法と時間(1週間/25Hぐらい)

  1. 試験について調べる (2H)
  2. E-learningで勉強 (3H)
    • AWS Cloud Practitioner Essentials
    • 動画を倍速で確認
    • AWSが重要視している考え方を理解するのに有用
    • 移行などはあまり出題されないので、CAFなどはいらないかも
  3. 書籍で勉強 (5H)
  4. 過去問 (10H)
    • Udemyの講座
    • 安い(1000円ちょっと) & 次のレベルも含んでいる & 時間があるため追加で実施
    • 基礎×2、応用×3を2回ずつ解いて、間違った部分や理解が怪しい部分を勉強
      • 1回目:基礎×2が80%、応用×3が65-70% / 2回目:95%
  5. 勉強ノートで復習(3H)
    • 作った勉強ノートを読み返して不明点や整合性のつかない部分の確認
    • 暗記
  6. 受験予約 (2H)
    • 受験方法の確認、テストセンターの空きの確認、受験方法の確認など

活動記録

  • 8/7
    • 夏休みで実家にも帰れず暇なので、なにかしようと思いたち、AWSの試験について調べ、参考書をポチる
  • 8/8
    • E-learningで勉強する
  • 8/10 - 8/11
    • 参考書をやる
  • 8/12 - 8/14
    • 過去問題をやる
  • 8/15 受験&結果確認
    • コロナに気をつけながら、テストセンターで受験

受験した所感

  • 上記過去問の基礎編と同程度のレベル
    • サービスよりも「クラウドとは」「AWSのメリット」の考え方が多かった印象
  • おもったよりもサービスなどを聞かれない
    • 「XXXを実現するためのサービスは何か」よりも「XXXを実現するために必要な性質は何か」のようなものを聞かれる
      • 可用性、グローバル性、セキュリティ、機敏性など
  • 細かいオプションや運用時の懸念なども覚えていったが、ほぼ出ない。
  • 練習問題と同じものはでない
    • 当たり前だが練習問題と同じものはない。
  • 貢献度は下記ぐらい
    • E-learningが10%。参考書が30%,過去問が30%,ICTの予備知識が30%(笑)

結果

  • 合格
    • 点数は874
      • 上記の過去問の実績や感覚的(自信がない問題が5問以下)に90%は軽く超えたと思っていたので、正直低くてショックでした。。。
        • そんなに甘くないぞという戒めだと思って、上位試験に挑戦したいと思います。
    • 全セクションで「コンピテンシーを満たしている」の判定

振り返ってみて

  • 6ヶ月の実務経験というが、そこまでは不要
    • 書籍か過去問のどちらかだけで十分
    • AWSのサービスは代表どころだけ覚えておけば大丈夫
    • AWSやクラウドのメリットなどを理解しておくほうが重要だった
      • AWSの提唱するクラウドの6つのメリットなど
  • 参考書が古かったが、改定もされており、問題なかった
    • サービスの個々の詳細よりも概念に近い問いが多く、そのような部分は変わらないため、問題なかった

苦労した点

  1. 「どちらでもできる」「違いが微妙」が多い
    • 「Config」「Trail」「inspector」「trusted advisor」などサービスの違いを理解していても、問題文が「コンプライアンス対応に使えるのはどれか」のような曖昧で微妙な表現の場合はかなり悩む
      • 本番では少ないが、練習問題では多く、ほぼ同じ問題で違う解答ががあり困った。。。

一般的な選択肢問題にはよくあることですが、

苦労しなかった点

  1. ICT基礎知識があり、用語や技術要素を知らないということはなかった
  2. 2ヶ月間ではあるが、代表的なサービスを触ることができていた

注力したポイント

  • マネージドサービスの名称とその役割や代表的な使い方
    • でも、実はそこまで出なかった
  • AWS(出題者)が理解してほしいポイントの理解
    • 過去問では問題文と選択肢から、どちらでもできるみたいなものが多く、ニュアンスを読み取るのに時間を使った
    • 実際の問題では迷う問題は、そこまで多くなかったが、点数低いので汲み取れていなかったのかも。。。

まとめ

  • 2ヶ月間の実務実績と1週間の勉強があれば、余裕で合格できる
  • ただし、この程度の試験内容であれば、わざわざ1万円払って受けるよりも、もっとしっかり勉強してアソシエイトを受けるほうが良いかも。。。

(おまけ)マネージドサービス+αまとめ

  • 勉強の中で出てきたマネージドサービスや機能
    • でも、殆ど使わなかった・・・
サービス/機能名 概要
CodeBuild ビルドプロジェクト
CodeCommit リポジトリ
CodeDeploy デプロイプロジェクト
CodePipeline パイプライン
Config 変更を記録
Connect コンタクトセンター
Direct Connect 専用線
DMS(Database Migration Service) DBマイグレ
DocumentDB ドキュメントDB
DynamoDB NoSQLDB
EBS(Elastic Block Store) ブロックストレージ
EC2(Elastic Compute Cloud) 仮想マシン
ECR コンテナリポジトリ
ECS(Elastic Container Service)/EKS(Elastic Kubernetes Service) コンテナサービス
Elastic Beanstalk 自動デプロイ
ElastiCache インメモリキャッシュ
EFS(Elastic File System) 共有ファイルシステム
ELB(Elastic Load Balancing)/ALB・NLB・CLB LB
EMR(ElasticMapReduce) ビッグデータ
Fargate サーバレスコンピューティング
Glacier アーカイブストレージ
Global Accelerator 地理的に近いエンドポイント
GuardDuty インテリジェントな脅威検知
IAM(Identity and Access Management) アカウント管理/ロール管理
IGW インターネットゲートウェイ
Inspector 脆弱性診断
Kinesis ストリーム
KMS(Key Management Service) 鍵管理
Lambda FaaS
Lightsail 仮想プライベートサーバ
Marketplace ソフトウェアカタログ
NATゲートウェイ NAT
Neptune グラフDB
OpsWorks マネージド構成管理
Organizations アカウントの一元管理
OutPosts オンプレでの実行
Personal Health Dashboard アカウント関連のヘルスチェック
RDS(Relational Database Service)/ Aurora リレーショナルDB
RedShift データウェアハウス
Route53 DNS
RouteTable ルーティングテーブル
S3(Simple Storage Service) スト1レージ
STS(Security Token Service) 一時認証情報
SecurityGroup 仮想ファイアウォール
SES メール
Shield DDoS攻撃を保護する
SMS サーバマイグレーション
SnowCone/SnowballEdge/SnowMobile 移行時のデバイス
SNS(Simple Notification Service) Pub/Sub
SQS(Simple Queue Service) キューイング
StepFunctions 処理の順次実行
Storage Gateway ハイブリッドクラウドのストレージ
Systems Manager 運用の可視化
Trasted Advisor ベストプラクティス評価
VPC(Virtual Private Cloud ) プライベートネットワーク
VPNGW VPNゲートウェイ
WAF アプリケーションファイアウォール
Well-Architected アーキテクチャ評価
X-Ray 分散アプリの分析とデバッグ
1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0