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運用ゲームタイトルのKPI取得について

Last updated at Posted at 2020-12-21

本記事は サムザップ #1 Advent Calendar 2020 の12/22の記事です。
昨日の記事は @yoshihiko_k さんの「15分で一緒に作ろう!NotionをヘッドレスCMSにして爆速ブログを作る方法」でした。

サムザップで開発ディレクターを担当しております中村です。

7年以上運用しているギルドバトル系のゲームを担当しているのでゲームKPIについて書こうと思います。
今のプロジェクトでは、データのビジュアライズツールとしてtableauを使用しています。
データは下記の様なフローで取得しています。

構成

tableau.png
重要KPIとしては

  • ユニークユーザ数
  • 参加ギルド数,率
  • アクティブバトル数,率
  • バトル白熱率 等を追っています。

ユニークユーザ数、参加ギルド数、参加率はマネタイズに影響する重要KPIです。
シンプルにアクセスログやRDBからカウント集計した数字出しています。当然ながら多ければ多いほど良いです。

アクティブバトル数と率、バトル白熱率は、ゲームバランスや体験に大きく影響するKPIです。
この指標の低下が続くと先ほどあげた「ユニークユーザ数」「参加ギルド数」「参加率」の低下をまねきます。

アクティブバトル数と率

1バトル最大20人vs20人のユーザがどれだけアクティブに動いているかの差を出しています。
戦力差や勝敗に関係なくアクティブなユーザ同士が戦うことでゲーム体験が向上するという考えのもと数字を出しています。

定義としては以下です
1. 両ギルドの平均アクション回数X回以上
2. 総アクション数が多い方を基準とした場合の差が30%以内
式 : 1- (少ない方/多い方) <= 0.3
1.2両方が真の場合にアクティブとする。

バトル白熱率

ギルドバトルにおいてどれだけ接戦をしていたかを出しています。
こちらは主に戦力や戦術がどれだけ拮抗しているかを確認するために出しています。
特にアクティブ率の高い上位ギルドの白熱率を重要視しています。

定義は
1. 一定の時間帯で獲得ポイントがX以上
2. 獲得ポイント差が20%以内

パラメータグラフ

他にもギルドをいくつかピックアップしてバトル中のバフデバフ効果、ステータス差、ポイント差をグラフ化して環境のチェックをしています。この仕組みは、もともと運営側でゲーム環境調査の為に取っていたデータですが、イベントの生配信解説の為に公表した際にユーザにも好評だった為、ゲーム内にも実装したエンジニア発案の機能になります。
param_g.png

ゲーム内機能として実装するにあたり変更した点は、今まではバッチサーバから定期的にデータを取得するのみでしたが同様の方法で全ユーザのデータを取得するのは難しかった為、ポーリングやユーザアクションをトリガーに取得しています。
param_f.png

おわりに

今回は運用ゲームタイトルのバトルまわりのKPIについて書きましたが他にもゲームバランスやマネタイズにかかわるようなKPIは多く取得しています。7年以上地道にKPIを改善しつつ運用しており新しい指標も日々検討しています。
また他の指標についても機会あれば書きます。

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