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CML2.8 FreeをWindowsPCへ構築してみた

Last updated at Posted at 2024-11-26

はじめに

先日Cisco Modeling LabでCML2.8がリリースされました。週末から無償版についてにぎわっていたのでWindowsPCへお試しで構築を行いました。

実行環境

  • CML2.8.0
  • VMware Workstation 17

事前準備

CMLをVMとしてインストールを行いたかったために、今回はVMware Workstation 17上に構築しました。
また、CMLを構築するにあたりCisco Software DownloadからCMLのソフトウェアをダウンロードします。

  • cml2_f_2.8.0-6_amd64-32.ova
  • refplat-20241016-freetier-iso.zip
    ※ZIPは解凍します。

CMLのVM構築

cml2_f_2.8.0-6_amd64-32.ovaを右クリックしてVMware Workstationで起動します。

スクリーンショット 2024-11-26 141125.png

  • 設定方法や細かな設定値はURL参照ください。
    今回設定は、最小構成で設定しています。本構成ではCPUをたくさん使用するノードは起動しませんのでご注意ください。

  • プロセッサの設定
    スクリーンショット 2024-11-26 141438.png

  • CD/DVDの設定
    CMLで動かすノードの中身となるrefplatを登録します。ダウンロードしていたファイルが解凍されていないと起動時登録されないのでご注意を!ちなみに後で追加もできます。
    スクリーンショット 2024-11-26 141404.png

  • ディスプレイの設定
    スクリーンショット 2024-11-26 141341.png

  • マシンの起動
    CMLのVMを起動したところ2つのメッセージが表示されて、起動することができませんでした。
    a304f416-e3ed-4e41-814c-7f79722812f1.PNG
    e179b519-c642-4e57-bd68-f9b1627ad4f5.PNG

仮想マシンが起動しない場合の対処

URLを参考にPCの設定を変更しました。

  • 「Windows の機能の有効化または無効化」で Hyper-V仮想マシン プラットフォームが無効になっている。
    Windowsの機能などはキャプチャー割愛しています。

  • 管理者権限でコマンドプロンプトにて以下を実行します。

bcdedit /set hypervisorlaunchtype off

スクリーンショット 2024-11-26 152000.png

  • 管理者権限でWindowsPowerShellにて以下を実行します。
Disable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V-All

image.png

  • Windowsの検索より「gpedit.msc」を実行します。
    「ローカル コンピューター ポリシー」 ―> 「コンピューターの構成」 ―> 「管理用テンプレート」 ―> 「システム] ―> 「デバイス ガード」 ―> 「仮想化ベースのセキュリティを有効にする」 の順に移動し、「無効」 を選択します。

スクリーンショット 2024-11-26 152154.png

  • DG_Readiness_Toolを利用する。
    色々設定してうまくいかない場合はDG_Readiness_Toolをダウンロードしてきます。
    ファイルが格納されている場所で以下を実行します。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned # 権限が必要だったため実行
.\DG_Readiness_Tool_v3.6.ps1 -Disable
* マシンの起動(再び) VMを起動させます。色々設定してようやく起動しました。

スクリーンショット 2024-11-26 155555.png

CMLの初期設定を行います

スクリーンショット 2024-11-26 155632.png

スクリーンショット 2024-11-26 155757.png

規約を最後まで読む。矢印キーよりもスペースキーがおすすめ。
スクリーンショット 2024-11-26 155809.png

controllerへログインする際に利用するアカウント
スクリーンショット 2024-11-26 155840.png

CMLのGUIにログインするためのアカウント
スクリーンショット 2024-11-26 155915.png

CMLのアドレス設定。DHCPでもIP割当ててくれました。
スクリーンショット 2024-11-26 155930.png

スクリーンショット 2024-11-26 155940.png

スクリーンショット 2024-11-26 155951.png

  • CML起動!

スクリーンショット 2024-11-26 160052.png

  • CMLのGUIへログインします!
    スクリーンショット 2024-11-26 160153.png

ノードが表示されない!

誤ってZipのままRefplat登録していたのでノードがありませんでした。
もしもノードが表示されない場合は、workstationの設定で「CD/DVD(IDE)」内にあるISOイメージファイルを再度登録します。
正しいISOが設定できていたら、controller画面から追加できます。アドレスは下記となりますので初期設定の際に登録したアカウントとパスワードを入力します。
https://"CML IP":9090
「Host」 -> 「CML2」 -> 「Copy Refplat ISO」 -> 「Copy Refplat ISO」ボタンを実行します
image.png

以下の画面が表示されると、CMLにノードが登録されています。
スクリーンショット 2024-11-26 160735.png

完成です!
image.png

Freeで利用できるノードは以下となります。
image.png

最後に

今回はWindowsのLaptopにVMware Workstationを導入するところからFreeのCML構築までを行いました。
ちょっとだけ勉強で使いたいとき便利ですね!

余談ですが、CMLのノード用に登録するISOファイルは誤って以下のものを登録しました。
が、無償版以外も登録できるのですね!

  • refplat-20241016-fcs-iso.zip

関連ページ

はじめてのCML2
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