LoginSignup
2
4

More than 5 years have passed since last update.

Arduino Nanoでミニ電光掲示板(8×8マトリクスLED + MAX7219)を作る #3 (共通)準備編

Last updated at Posted at 2017-12-27

1 ソフトウェア インストール編
2 電子パーツ購入編
3 (共通)準備編
4 基本編
5 フルカラーLED編
6 ミニ電光掲示板編(1)
7 ミニ電光掲示板編(2)


(共通)準備編です。

・基本編
・フルカラーLED編
・ミニ電光掲示板編

の全てに共通する準備編です。

image.png
Arduino (のアプリ)のアイコンをクリックして、開発環境を起動します。

image.png
起動しました。バーのメニューから、ファイル → 環境設定 を選択してください。

image.png
より詳細な情報を表示する:で、コンパイル、書き込み、の両方にチェックを入れます。

image.png
ツール を選択して、ボードを「Arduino Nano」に変更し、プロセッサが「ATmega328」であることを確認します。

image.png
Arduino Nano をブレッドボードに突き刺します。
向きは写真のようにしてください。USBのインタフェースが左端の外側を向くようにします。

左写真のように、Arduino Nano はブレッドボードの真ん中には刺さりません。写真を参考に、上が3穴、下が2穴空く場所に刺すのがお勧めです。

右写真のように、Arduino Nano の黒い部分がブレッドボードにくっつくまで差し込みます。
横から見て、金属の足が見えないように、奥まで押し込んでください。

image.png
USBケーブルで「PC」と「Arduino Nano」を繋いでください。


プログラム(C言語)をご存知の方のみ参照してください。

void main(){
  // 最初に一回だけCALL
  setup();

  while( true ){
    // 無限にCALLし続ける
    loop();
  }
}

Arduino のアプリ(開発環境)の内部には、上記のような main関数 があると考えてください。
setup() は最初に1回だけコールされます。
以降、loop() が無限にコールされます。


簡単なプログラムを PC から Arduino へロードしてみます。
プログラムは下記の通りです。

#define LED_PIN 13

void setup() {
    pinMode( LED_PIN, OUTPUT );      // 13番ピンをデジタル出力に設定
}
void loop() {
    digitalWrite( LED_PIN, HIGH );   // LEDを点灯する
    delay( 1000 );                   // 1秒待機する(1000ミリ秒)
    digitalWrite( LED_PIN, LOW );    // LEDを消灯する
    delay( 1000 );                   // 1秒待機する
}

開発環境にもともとあるプログラムを消して、上記のプログラムをコピペします。

image.png
(→) ボタンをクリックします。
この時、プログラムを保存するか確認ウィンドウが出てきますが、保存してもキャンセルしても、どちらでもかまいません。

averdude done. Thank you.
のメッセージが出れば、転送成功です。
書き込みエラーが出る場合は…
image.png
ツール → シリアルポート からUSBポートを選びなおしてください。
(画像では「COM8」と表示されていますがすが、PCによっては「COM3」など数字部分が変わります。)

「シリアルポート」の文字がグレーアウトして COM の選択まで進めない場合は、PC が USB や Arduino を正しく認識できていません。
USBケーブルがしっかり奥まで刺さっているか確認してください。
それでもグレーアウトしている場合は、アプリを再起動したり、PC を再起動させてみてください。
PCに複数のUSBポートがある場合は、他のポートに刺し直して、USBポートを選びなおすと、上手く認識できる場合があります。

image.png
プログラムの転送が上手くいくと、写真の黄色で示した LED が1秒周期で点滅します。


ここで、ブレッドボードの内部について説明します。
ここはとても大事なので、しっかり理解してください。
image.png
ブレッドボードはいくつもの穴が開いていますが、上記の黒い太線のように、両サイドは縦に、中央は横につながっています。
つまり、「1のA」に刺したものと、「1のE」に刺したものは、内部で繋がります。


以上を踏まえたうえで、短いジャンパーワイヤーで、いくつか接続します。
image.png
Arduino の「5V」と書かれた部分と、ブレッドボードの外側の赤ライン(+) を繋ぎます。
同様に、Arduino の「GND」と書かれた場所が左右に2つあるので、青いライン(-) とつなぎます。
また、一番下の行を使って、右の赤ラインと左の赤ラインを繋ぎます。

image.png
これは、ブレッドボードの左右の赤の列を5V(つまりプラス)、左右の青の列をGND(つまりマイナス)にしています。
青列は左右が個別に GND に繋がっています。
赤列は左が 5V に直接繋がっていて、右の赤列は最下行を通じて 5V に繋がっています。

image.png
柔らかいジャンパーワイヤーを切り離しておきましょう。
写真は不良品で、茶色の片側のコネクタがありませんでした。
柔らかいジャンパーワイヤーはとても使いやすいのですが、このようにコネクタが外れたり、中で断線することがあるので、上手く動作しない場合は、他のワイヤーに変えてみることをお勧めします。

以上で、基本的な準備編は終了です。


次へ

2
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
4