プラクティス名(別名)
ナイスなチーム名 (Team Branding、Team Naming、Group Identity)
プラクティスの目的・狙い
- チームの一体感を醸成し、アイデンティティを形成する
- メンバーの士気を高め、目的/目標を意識しやすくする
どんな時に使うか
- 新規チームでメンバーの帰属意識を高めたい時
- 周囲や組織に対して、チームの認知度を高めたい時
実施手順
- チーム全員で集まり、アイデアを出し合い、チーム名候補をリストアップする
- チームの方向性に合っているか、メンバーの意欲向上につながるか(嫌がっている人はいないか)を検討し、候補を絞る
- 投票などで最終決定する
- チーム名を定着させるために、ロゴ/アイコン/壁紙などを作成する
良いネーミングのヒント
・シンプルで覚えやすい。読みやすい。呼びやすい。
・チームの個性や方向性など、何らかの意味がこめられている。
・ユニークで、印象に残る。
アレンジ例
- チーム名を考える前に、DTAでどんな雰囲気のチームにしたいかを皆で話し合う
- メンバー構成が大きく変わった際、チーム名も変更することで気持ちを切り替える
- メンバーの特徴や好きな物をヒントに、生成AIにチーム名の候補を提案してもらう
- チームが複数ある場合は統一感を出すために、名称のカテゴリだけ指定する(例:花の名前)
アンチパターン
-
長すぎる。読めない。発音しずらい。タイプが面倒。
⇒ チーム名を覚えてもらえない。 - 「チーム1,2,3」「チームA,B,C」のように順番が明確なもの
⇒ 意図せず序列を想起させてしまうことも(2軍やB級といった意識に) - 「〇〇さんチーム」のように特定の個人名を含む
⇒ その人が代表者と見なされる。チームがその人の所有物のように感じられる。 - 「チーム九州男児」のように特定の属性に限定する
⇒ 女性や九州出身者以外が合流しにくい - 「アメリカチーム」「中国チーム」のように特性の国や地域を含む
⇒ 政治情勢や実際の事件によって微妙な空気に・・・(チームに全く関係がなかったとしても) - その場のノリや流行りだけで決めた意味のない名前
⇒ 時間経過とともに風化しやすく、愛着が湧きづらい。合流メンバーには意味不明。 - 特定のプロジェクト/ミッション/プロダクトを含む名前
⇒ プロジェクト完了時やミッション変更時にチーム名も変える必要がある - 「チーム三日坊主」のように、ネガティブな要素を含む自虐的な名前
⇒ 笑いもとれるが、ベロシティも下がりそう・・・
参考情報
AgileStudioさんのプラクティス解説
「豆蔵デベロッパーサイト」よりアジャイルコーチ・中佐藤さんの記事
(経験談なので読み物としても面白いです)
こぼれ話(私的コメント)
皆で話し合ってチーム名を決める、というワーク自体がチームビルディングになります。新規チームの立ち上げ時にインセプションデッキと一緒に実施したいプラクティスです。
たかがチーム名とあなどること勿れ。「名は体を表す」という格言もあるくらいで、ネーミングは重要! こだわり始めるとキリがないのですが、その場の勢いだけで決めてしまうと後で後悔するかもしれません。
また多様なデジタルツールを併用する昨今の職場環境では、zoomのルーム名にはじまり、Teamsのチャネル名、miroのボード名、ドキュメントのファイル名などあらゆる場面でチーム名が登場します。チームサイトのパスとか変更しずらい箇所にも使われたりするので、昔の名残りで古いチーム名のままになっている場所もよく見かけます。せめて後世の人たちに「何コレ?」と笑われないようにはしたいものです。
チーム名は自分たちのカンバンでもあります。願わくは後年ふりかえった時に「いいチームだったな」と思えるような名前を。
