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アナリシスパターン 新装版: 再利用可能なオブジェクトモデル (ObjectTechnologySeries 2) マーチン ファウラー
https://bookmeter.com/books/7981

p2. 「モデリングの原則 モデルは正しいか誤っているかではなく、使いやすいか、使いにくいかである」
言語が、正しいか誤っているかよりも、分かるか分からないかの方が大事であることに似ているような気がした。
言語で表現したものが、モデルであると考えれば、相似な意味があることが分かるかもしれない。
モデルは、現実のある部分を相似に表現したものだから。
modelは型で、patternは原型。モデルを少し具体的にしたものがpattern。
2章の責任関係は、仕事をする上で大事なもの。
制約(constraints)が初めのうちから出てくるのがこの本のよいところ。
制約を書かなくては型の範囲、機能が分からない。
よく、要求(requirements)が大事というが、制約の方がより厳密。
要求(requirements)を書く前に、制約が分かっていれば安心。
制約がわかっていなければ、要求を調べる中で、制約が何かを特定するとよい。責任は要求ではなく制約として記載した方がよいことが多いかも。
制約、要求を明確にする際にHAZOPという手法を使っている。
3章の観測と測定も大事。モデルの中で観測するのが、モデルの外で測定するのかが大切。モデルの中で測定していると、モデルに影響を与えることが記述できる。
社会事象は対象に影響を与えずに測定できないということが原則。
大事なことが初めから議論できる題材があるのがこの本のよいところ、
4章は企業財務の観測。原価計算が仕事の基本。費用(cost)を問題にする際に、「原価計算をしていない」という馬鹿な話にしばしば出会うことがある。原価計算をしていることを知らないだけかもしれないのに。観測そのものを知らない可能性があるので、振り出しに戻ってもらうといいかもしれない。時系列図(sequence chart)がここで出てくるのもいい感じかも。
6章が在庫管理と会計になっているのもよいかも。
在庫管理はコンピュータで処理するのに適した題材の一つ。
7章が会計モデル。ここまで来れば、仕事が始められる。
8章計画、9章トレーディング。
10章デリバティブ(金融派生商品)ここの怪しさがわかれば一人前かも。
ps.
児玉公信さんが翻訳されているので手に取りました。
これまで2度手に取ったことがあります。
1度は、出版された頃。
2度目は、UMLの講師をするために。
3度目は、技術士の方がかかれた本または翻訳された本を読むために。

参照

かんたんUML入門 改訂2版
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/1746cadd6cab7da49680

Day1, UML
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/997f1d2ea5a66a332f7e

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