Chrome・Safariなどでタブやウィンドウを閉じないようにする設定
🧩 背景
macOSでは、
-
⌘ + W… タブを閉じる -
⌘ + ⇧ + W… ウィンドウを閉じる
というショートカットが標準で割り当てられています。
ただ、これを誤って押して 作業中のタブやウィンドウを閉じてしまう …という事故、よくありますよね。
この記事では、システム設定だけで「⌘+W」を無効化する方法を紹介します。
Chrome、Safari、VSCodeなどほとんどのアプリで有効です。
⚙️ 手順
1. システム設定を開く
「 > システム設定 > キーボード > キーボードショートカット」を開きます。
2. 「アプリケーションショートカット」を選択
左側のリストから「アプリケーション」または「Appショートカット」をクリック。
3. 新規追加(+)
右側の「+」を押して以下を入力します。
▪️ ウィンドウを閉じる(Close Window)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリケーション | 該当アプリ(例:Google Chrome / Safari) |
| メニュータイトル |
ウィンドウを閉じる(英語環境なら Close Window) |
| キーボードショートカット |
⌘ + ⌥ + W(普段使わない組み合わせに変更) |
▪️ タブを閉じる(Close Tab)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリケーション | 同じく(Google Chrome / Safari) |
| メニュータイトル |
タブを閉じる(英語環境なら Close Tab) |
| キーボードショートカット |
⌘ + ⌥ + W(または他の組み合わせ) |
4. 保存してアプリを再起動
設定を保存し、アプリを再起動します。
これで「⌘ + W」を押しても何も起こらなくなります 🎉
🧠 ポイント
-
メニュータイトルは完全一致している必要があります。
macOSを日本語で使っている場合は「ウィンドウを閉じる」、英語環境なら「Close Window」。 - タブとウィンドウは別コマンド扱いなので、両方設定するのが確実です。
- この方法は mac 標準機能だけで完結。追加アプリは不要です。
💡 応用:BetterTouchTool や Hammerspoon で完全ブロック
もしすべてのアプリで ⌘+W を完全に無効化したい場合は、
- BetterTouchTool(GUIで簡単)
-
Hammerspoon(無料スクリプト式)
などのツールを使う方法もあります。
✅ まとめ
| 方法 | 範囲 | 難易度 | メリット |
|---|---|---|---|
| システム設定 | アプリごと | ★☆☆ | 標準機能でOK |
| BetterTouchTool | 全アプリ | ★★☆ | 完全ブロック可能 |
| Hammerspoon | 全アプリ | ★★★ | 無料で強力 |