補足(2018/09/05追記)
この記事の投稿後,後により詳細をまとめたものを投稿した.
GPUを積んだラップトップにUbuntu16.04をインストール
はじめに
深層学習の環境構築を行うために,Ubuntu下でGPGPU環境を構築したかった.
しかし,想像以上に手こずったので備忘録として.
まだ試行錯誤の段階なので随時更新する.
今回試した環境
PC | MSI GE72MVR-7RG-059JP |
OS | Ubuntu16.04LTS |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
#1.ubuntuのバージョン
ubuntuのバージョン,日本語Remixか否かによってもインストールの成否がかかってくる.
gnomeバージョンでも試したが上手くいかなかった.
#2.ubuntuをインストール
###インストールディスクのgrubでやること
これをやらなければインストール終了時に行う再起動でもれなくフリーズする.
grubを開き
kernel /casper/vmlinuz file=/cdrom/preseed/ubuntu.seed boot=casper quiet splash -- debian-installer/language=ja keyboard-configuration/layoutcode?=jp keyboard-configuration/modelcode?=jp106
このquit splash
の部分を
pci=nomsi quiet splash nomodeset
とする.
日本語キーボードの場合=を入力する際は^を打つ.
###grubを編集
インストールが成功し,無事起動できたらNVIDIAドライバを入れる下ごしらえとしてgrubを編集.
sudo vi /etc/default/grub
事前にvimをインストールしておくと良いかも.
下の2行
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
GRUB_CMDLINE_LINUX=""
を
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash pci=nomsi nomodeset"
GRUB_CMDLINE_LINUX="pci=noaer"
と書き換える.
編集後にreboot
#3.NVIDIAドライバを入れる
再起動に成功したらまず,sudo service lightdm stop
なお,これはGUI環境で行うと何故かもれなくフリーズするので,Ctrl+Alt+F1
にてCUI環境に移動した後に行う.
その後sudo apt search nvidia
でNVIDIAドライバを探す.
今回はnvidia-375を入れたかったのでsudo apt search nvidia |grep 37
###インストール
sudo apt-get install nvidia-375
sudo ubuntu-devices autoinstall
sudo service lightdm restart
sudo reboot
#4.インストールの確認
nvidia-smi
でgpuの動作を確認
#おまけ.カーネルのバージョン固定
アップグレード等でカーネルが更新されると,ドライバとの依存関係がごちゃごちゃになる様で,もれなく無限フリーズ地獄に陥り起動自体できなくなる.
カーネルのバージョンを戻して直そうにも,一度更新してしまえば時既に遅し,grubで旧バージョンのカーネルを選択してもフリーズしてしまい起動できない.
そこで,カーネルのバージョン固定を行い,更新を阻止することにした.
まず,aptitudeコマンドでカーネルのバージョンを確認する.
$ aptitude show linux-generic
次に,/etc/apt/preferences.d/linux-kernel.prefに下記の様に保存する.
Package: linux-generic
Pin: version 4.4.0.109.114
Pin-Priority: 1001
Package: linux-headers-generic
Pin: version 4.4.0.109.114
Pin-Priority: 1001
Package: linux-image-generic
Pin: version 4.4.0.109.114
Pin-Priority: 1001
#参考記事