概要

UnrealEngine4用 Pythonのコード作成にPyCharmを利用したいときのドキュメントとなります

以上を説明いたします

UE4 Python APIはこちら
https://docs.unrealengine.com/en-US/PythonAPI/index.html
2020/07/29時点でベータです
名前の通りEditor用で、自動処理をさせるのに便利です

JetBrains製 Python開発統合環境です
https://www.jetbrains.com/pycharm/
このドキュメントはPyCharm Proでの手順となります

準備

UE4再起動

コード補完のためのファイルを作成します
Developer Modeにチェック

私の場合はこの状態で再起動することによって Python Stubファイルが生成されました
Compileしても作成されます

出来た場所がログに表示されていますね

UE4 PythonはVersion2なので、Interpreterを変更します
Python実行はUE4内になります
ここでのInterpreterの設定は主にコード補完のためだけの意味合いが強いです。

UE4からのPython起動方法は Output Logからファイル名指定の方法を前提に説明していきます

Enter Python script or filename to execute
のところにフルパスを入力で実行できます

お手軽にコード補完ができるようになるまで

PyCharmがコード補完用インデックス作成をやめてしまう
- unreal.pyは12MByteを超えます
- こちらにあるように、Pycharmの読み込みサイズ制限を解除します
生成場所のunreal.pyを利用する
- PyCharm interpreterの設定で、unreal.pyが生成される場所を指定します (参考)
- Python用関数をC++で作成すると、unreal.pyも更新されますが、そのファイルがすぐ読み込めて便利です

PyCharmがサーバー
UE4がクライアント
となるよう設定していきます
アンチウィルスソフトのセーフリストにいれたり、アプリのネットワーク接続許可といったセキュリティ設定が必要となるかもしれません

PyCharm側スタンバイできました

参考サイト、4.Attach to the debugger in Unrealにあるコードをテキストに保存します attach_to_debugger.pyとしましょうか
このファイルの pydev_path = "D:/PyCharm/PyCharm 2018.3.4/helpers/pydev"を書き換えます
- PyCharmインストールディレクトリから python/helpers/pydev　ディレクトリを探してください
- Windows環境 JetBrains Toolboxで PyCharm Pro 2020.2インストールした私の場合は "C:/Users/ユーザー名/AppData/Local/JetBrains/Toolbox/apps/PyCharm-P/ch-0/202.6397.98/plugins/python/helpers/pydev"　となりました
UE4 で attach_to_debugger.pyを実行
接続されました！

PyCharmから実行できるようになるといいですね
個人的に、コンパイルのいらないスクリプトでブレークポイントが効くのはテンションがめっちゃあがります