以前「Kong Konnect Certified Associateを取得してみた」という記事でKong Konnectに関する資格取得体験記を書いたが、'26/9にこの資格がリニューアルされたとのことだったので、再度挑戦してみた。
試験の概要
この試験はKong Konnectの入門的な資格であり、基本的なKong Konnectの知識が問われる試験となっている。
以下が試験の概要となる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | オンラインのみ(専用Chrome Extension使用) |
| 価格 | \$275 (クーポンあり)、不合格時は$49で再受験可能 |
| 予約 | 30日前まで可能 |
| スケジュール変更 | 試験日の7時間前まで |
| 合格ライン | 75% |
| 言語 | 英語のみ |
| 試験形式 | 選択、多肢選択 |
| 問題数 | 60問 |
| 試験時間 | 2時間 |
| 資格の有効期限 | 3年 |
※太字はリニューアルによって変更となった箇所
試験は英語のみだが、FAQを見ると引き続きDeepLへのアクセスは許されているようなので、英語に困ったら使うと良さそう。
ただ、問題数が以前より10問増えて60問となっており、都度翻訳するとかなりきついかも知れない。
また公式ドキュメントも試験中に参照できる。ただしAsk AIの機能が使えないので、必要な情報は自分で探す必要があり、英語でのみ提供される点も注意。
前提条件としては特になく、前提資格・トレーニングはない。
試験環境については以下が必要となる。
- カメラ、マイク
- スマートフォン(テスト環境のPCを撮影するために使用)
- 写真付き身分証明書(パスポート推奨)
- きれいな机
- Honorlock Extension
試験内容
問われる知識としては試験の詳細ページから確認してほしい。
なおKongの学習サイトであるKong Academyに「Kong Konnect Associate Certification - Study Guide」が資格対策講座として用意されており、主な内容は以下のとおり(上記のページからの機械翻訳による)。
- APIゲートウェイの基礎:ハイブリッドアーキテクチャ、コントロールプレーン/データプレーン、DB-lessモード、ワークスペース、RBAC、シークレット管理
- Kong Konnectのアーキテクチャ:ハイブリッド環境での各ロール、データプレーンのホスティング、接続性、オフライン運用、アップグレード
- Event Gateway:Kafkaトラフィックの管理、Virtual Kafka Cluster、ホスト名/SNIルーティング
- AI Gateway:Universal API、LLMプロバイダー、AIルーティング、Prompt Guard、セマンティックキャッシュ、AIレート制限
- Service Mesh:グローバル/ゾーンのコントロールプレーンとデータプレーン、デプロイモデル、ツール、mTLS
- 接続性とネットワーク:Dedicated Cloud Gateway、AWS Transit Gateway、ネットワークのプロビジョニング
- Dev PortalとIdentity:認証、アプリケーションのワークフロー、Dynamic Client Registration
- Metering & Billing:機能、使用量の計測、利用制御、料金表
- Observability:開発者向けダッシュボード、コンテキスト分析、トラブルシューティング
- ビジネス上の価値:ハイブリッドアーキテクチャ、開発者のオンボーディング、AI Gatewayの利点、LLMコストの削減、APIの自動化
- アーキテクチャの概要と主要な比較:コントロールプレーンとデータプレーン、使用量の計測と利用制御、AIルーティング方式、Prompt Guardの種類、decKとkongctlの比較
- 試験対策:各セクションの確認テスト、全44問の総合確認テスト、最終復習チェックリスト
内容を確認したところ30ページ弱のPDFが埋め込まれていて、学習のポイントが記載されているので、まずはこれを一通り目を通すとよさそう。
(PDFはダウンロードできないようだが、コピーは出来るようになっているので翻訳する際はコピペで対応可能)
また最後には10問の模試がある。学習の仕上げに使うのも良さそうだ。
実際に試験を受けてみたところ、上記の内容は大体その通りで、自分が受けた際には以下の問題が出た。
- Kong Enterpriseの特長
- AI Gatewayに関する一通りの知識(Cache、Routing、ガバナンス系)
- Konnect Identity(多かった印象)
- Kong Mesh
- Dev Portal(これも多め)
- Analytics
- Metering & Billing
- Event Gateway
- Context Mesh
- DCGW (これも多め)
- APIOps (deck, kongctlの使い方多め)
- KAi
上記のように特定のカテゴリに偏ることはなく、またFAQによると全問題が同じ配点となっている。
学習する際はまんべんなく押さえておいた方が良さそう。
またこの試験では実機演習はないが、例えばKong Operatorのカスタムリソースの親子関係みたいな実機を触っていないと回答がキツイ問題が出るので、ある程度実機を触っておくか、ドキュメントサイトで直ぐに辿れるようにしておきたい。
また推奨トレーニングも試験の詳細ページに記載があるので、必要に応じて確認しておくとよい。
個人的な感覚では、Konnectの左サイドメニューから触れる機能を一通りGetting Startedレベルでいいので触っておくといい気がする。
申し込み方法および試験当日の流れ
こちらは前回と全く同じのため割愛。
気になる方は以下から前回記事を参照して欲しい。
前回記事
なお、試験申込後試験の詳細などがメールで送られてきたりしないので不安になるかと思う。
そういう時はFAQをしっかり読んでおくと良い。
所感
前回よりもさらにEvent Gateway、Kong Identity、Context Meshなどが増えてカバー範囲が広くなって難易度は上がった感じがする。
一方でAPI Gatewayの問題はかなり減っているため、資格の位置づけとしては前回以上に明確に分かれた印象がある。
- Kong Gateway Certificate Associate:API Gatewayに特化
- Kong Konnect Certificate Associate:Konnect全体に関する知識を問う
Konnectを包括的に理解できているかを確認するために資格取得を目指してみるのもいいと思う。
逆にAPI Gatewayの機能しか使わない人は、Kong Gateway Certificate Associateを目指す方が効率的かもしれない。
また対策としては範囲が広い上に実機を触っていないと回答できない問題も多いので、とにかくGetting Startedをやりまくるのが良さそうな気がする。
それでも自信がない人は公式ドキュメントでどこに何があるかをしっかり把握しておけば、試験中に調べてどうにかなるかもしれない。
なお、個人的には最大の壁は英語なのではないかと思っている。
考える問題は少なく計算問題もないので翻訳を殆ど使わずサクサク解いていけば1時間掛からず終了できるが、都度翻訳するとそれなりに時間掛かるので、英語を読むのに慣れておくのは大事かと思う。