はじめに
以前、Claude CodeでOpusとSonnetを使い分けると、成果物とトークンがどれくらい変わるかを比べました。
今回は、そこへFableも加え、計画はOpus、難所ではFableに相談、実装はSonnetと、作業に合わせてモデルを自動で使い分けるClaudeの活用術の紹介です。
Xのこちらの投稿で知ったClaude Codeの/advisor fableを使うと、メインはOpus 5.5のまま、本気の判断が必要な場面だけFable 5.1へ相談できます。
ずっとFableに切り替えるのではなく、難所だけ助っ人として登場してもらう。便利そう!
/advisor fableとは
advisorは、Claude Codeがメインモデルとは別のモデルへ、作業の要所だけ相談する実験的な機能です。
公式ドキュメントでは、次のような場面でAdvisorを使うと説明されています。
- 方針を決める前
- 同じエラーが繰り返し起きて詰まったとき
- タスクの完了を宣言する前
Advisorにはツールの実行結果を含む会話全体が渡され、その助言をメインモデルが受け取って作業を続けます。相談するタイミングもClaude Codeが判断するため、自分で毎回モデルを切り替える必要はありません。
たとえばOpus 5.5をメインにすると、普段の調査や実装はOpusが進め、難しい判断が必要な場面だけFable 5.1へ相談します。
/advisor fable単体なら設定は1行
Claude Codeで、次のコマンドを実行します。
/advisor fable
Advisor set to Fable ...と表示されたら設定完了です。選んだAdvisorはユーザー設定へ保存されるため、次のセッションでも引き継がれます。
これで、現在のメインモデルが作業を続けながら、必要だと判断した場面だけFable 5.1へ相談する構成になります。
ただし、現在の会話ですでに別のAdvisorが読み込まれている場合は、/clearまたは/compactを実行するまでFableへ切り替わりません。/clear、/compactの詳しい使い方は、以前書いた「/compact」コマンド、使えてる? コンテキストを手動で整理する理由にまとめています。
止めたいときは、次のコマンドです。
/advisor off
Advisorは実験的な機能で、Claude Code v2.1.260以降が必要です。
ProやMaxでも、アカウントによってはFableの利用分がUsage creditsへ別途課金されます。claude.aiの「設定」→「使用量」にある「使用クレジット」がオフなら追加の従量課金は発生せず、必要なクレジットがない場合はFable Advisorが適用されません。
利用できる環境や料金は変わる可能性があるため、実行時の表示、/usage、公式ドキュメントを確認してください。
opusplanと組み合わせると、計画はOpus・実装はSonnetになる
以前の記事では、Claude Codeに用意されているopusplanを紹介しました。
opusplanは、Plan ModeではOpusを使い、Plan Modeを抜けるとSonnetへ自動で切り替えて実装する設定です。そこへ/advisor fableを加えます。
/model opusplan
/advisor fable
この2つを設定すると、役割は次のようになります。
| 場面 | 担当するモデル |
|---|---|
| Plan Modeで計画・設計 | Opus |
| 方針を決める前や、繰り返すエラーなどの難所 | Fable 5.1が助言 |
| Plan Modeを抜けた後の実装 | Sonnet |
つまり、前回試した「計画はOpus、実装はSonnet」に、難所だけ相談できるFableが加わります。
ただし、Fableが実装担当へ切り替わるわけではありません。メインモデルがFableへ相談し、返ってきた助言を踏まえて作業を続けます。また、相談のタイミングは固定ではなくClaude Codeが判断します。
自分で毎回3モデルを切り替える必要がなくなります。最高です。
作業によってモデルを使い分けたいけど面倒な人(私)にちょうどいい
前回の記事では、計画をOpus、実装をSonnetに分ける使い方を試しました。ただ、実際の業務ではモデルを細かく切り替えず、ずっとOpusを使ってしまうことも多いです。
opusplanと/advisor fableを設定すれば、Plan ModeではOpus、実装ではSonnetへ自動で切り替わり、設計の分岐や何度直しても消えないエラー、最後の確認ではFable 5.1の意見も足せます。
モデルを使い分けたい。でも、手動で切り替える運用はたぶん続かない。
まさにほしいと思っていた痒いところに手が届く機能でした。
参考
- 元になったXの投稿
- Escalate hard decisions with the advisor tool(Claude Code公式ドキュメント)
- Claude Fable(Anthropic公式)
関連記事
- Claude Codeのモデルを使い分けると成果物とトークンはどれくらい変わる?実際にOpus+Sonnetと全部Opusで同じものを作って比べてみた … 計画・設計をOpus、実装をSonnetに分けた場合と、全部Opusにした場合を比べた話
- Claude Code新出力スタイル「Concise」で、Claudeが結果ファーストの有能な相棒になった … Fableにしっかり考えてもらいつつ、報告は短く受け取る組み合わせを試した話
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