過去に何回か資格受験の記事を書いてきました。
第一弾 Cisco DevNet Associate (DEVASC 200-901)
第二弾 AZ-900(Azure Fundamentals)
今回はその第三弾として、データセンターに関する資格試験CCNP Data Center Core
(350-601 DCCOR)を受験し合格したので、その合格体験記や勉強法を紹介しま
す。
なぜDCコアを受験したか
私は昨年 CCIE Enterprise Infrastructure に合格し、現在はデータセンターのNexus機器を使用する案件に参画しています。
ただしネットワークの世界は、IOS機器とNX-OS機器では全く異なるアーキテクチャであり、キャッチアップは容易ではありません。
そこで資格試験を通じて体系的に知識を整理する方が効率的だと考え、勉強を始めました。
また、DCコアに合格すれば CCIE DCラボへの挑戦権を得られるため、将来的にCCIE 2冠(EI, DC)というキャリアの可能性も開けると考えました。
受験結果と試験概要
受験結果
合格
受験後にスコアレポートを受け取るが、具体的なスコアの記載はなし。
以下の画像のように割合のみが結果として出される。
試験概要
試験名:350-601 DCCOR
出題数:100問前後
試験時間:120分
出題形式:択一/複数選択/ドラッグ&ドロップ
※現時点でシナリオ問題は無し
出題範囲と割合:
- ネットワーク (Network):25%
- コンピュート (Compute):25%
- ストレージネットワーク (Storage Network):20%
- オートメーション (Automation):15%
- セキュリティ (Security):15%
出典:Implementing and Operating Cisco Data Center Core Technologies v1.0(350-601)
使った教材と勉強のコツ
使った教材
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CCNP and CCIE Data Center Core DCCOR 350-601 Official Cert Guide
→タブレットや生成AIを駆使して日本語に翻訳しながら読み進めていく。 -
INE Workbook (CCIE DCセクション)
→ vPCやVXLANなどNexus特有の技術をラボで体得し、エクセルで整理する
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Cisco dCloud(Cisco ACI Simplicity & Speed)
→ 用語と操作感を実際に触って理解
勉強のコツ
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まず日本語で理解 → 英語で確認
日本語ですら理解ができないものを英語で最初から理解しようと思わないこと
タブレットやAIを使えば数秒で翻訳してくれるので、英語で挫折をするリスクを少しでも減らすためにも、まずは日本語で技術を覚えましょう
所感・これから受ける人へ
- くどいですが、最初は必ず日本語で理解をすること。むしろ英語教材をいかに日本語で工夫して理解を進めていくかが勝負でもある。
- ACIやVXLANのネクサス機器を使用した案件経験がある人は有利、ない人はdCloudなどの仮想環境をフル活用すると良い
※懐に少し余裕があるならINE Workbookは絶対にお勧めする。とくにNX-OSに関してはIOSと同じだろっていうノリで行くと詰みます。