はじめに
本記事は、私が社内向けに 「AI+Qiitaでアウトプットをラクしたい!」 というテーマで発表した内容に基づいて、AIを活用してQiita記事の執筆を効率化し、継続的なアウトプットを可能にする方法を紹介します。
💡 動機:なぜAIとQiitaを組み合わせようと思ったのか
配属された直後は、インプットすることが多く、アウトプットの重要性は理解しつつも、実行が面倒だと感じていました。
- インプット過多: 配属直後でインプットすべき情報が多い
- アウトプットの重要性: 誰かに話すことやQiitaでのアウトプットは重要で効果的らしい
- 面倒くささ: しかし、記事を書くのが面倒に感じる
そこで、「AIと一緒にアウトプットを楽にできないか?」と考えたのが、この試みの始まりです。
🎯 目論見:AIにサボらせたいことと、達成したいこと
AIを使ってQiita記事を書く際の目標は、 「面倒なことをサボりつつ、良いところだけを貪り尽くす」 ことです。
AIにサボらせたい「面倒なところ」
Qiita記事の執筆で面倒だと感じていた点は、AIに任せたいと考えました。
- 文章を考えるのがめんどくさい
- だらだらと長く書いてしまう
- 執筆に時間がかかる
- やる気が出ない
記事執筆の「良いところ」
一方で、記事を書くことによるメリットは、AIを使っても達成したい、またはさらに効果を高めたいと考えました。
- 理解が深められる
- 自分の知識を整理できる
- 知識の定着をはかれる
- 反応をもらえる(モチベーション向上)
- 自分の知識に+αの情報を得られる
- 言語化が上手くなる
⚠️ 注意点(AI利用ガイドライン)
AIが生成した内容については、必ず正確性を確かめる必要があります。
QiitaのガイドラインにもAI利用についての記載があり、生成された内容をそのまま投稿するのではなく、正しさの検証が求められています。内容に責任をもって投稿しましょう。
🛠 やってみた:AIを活用したアウトプットの流れ
実際にAI(ここでは主にGithub CopilotとClaude Sonnet 4.5を使用)を用いたQiita記事の執筆手順は以下の通りです。
1. 書きたい内容についてインプットをする(40分)
とにかく検索し、可能な限り手元で動かしてみることで信頼性を上げ、理解を深めます。
- 信頼できるソースを選ぶ: 公式リファレンスや企業ブログなど、できる限り信用できる情報源を参考にし、2つ以上のサイトをチェックします
2. VSCodeで章ごとにまとめる(10分)
インプットした内容を箇条書きでまとめます。
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構造化:
h2やh3の構成を想像しながらまとめます - AI活用: Github Copilotのコード補完機能が、言いたいことを予測してくれて便利です
3. AIで文章にしてもらう(1分)
instructionsファイルにあらかじめプロンプトを与えて、箇条書きを元にQiita記事の体裁に整えてもらいます。
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プロンプト:
「各章の見出しや内容は変更しないままQiitaの記事を執筆してください」といった指示を与えます - 利点: あらかじめプロンプトを設定しておくことで、出力の品質が安定し、勝手に参照してくれるようになります
4. 出力の確認(5分)
AIが生成した文章の確認は非常に重要です。
-
チェックポイント:
- 自分が書いた以上の内容を勝手に追加していないか
- 嘘をついていないか(ファクトチェック)
- 論理が飛躍しているところはないか
- 追記: 必要に応じて参考サイトの追記を行います
5. Qiitaにコピペして投稿(1分)
VSCodeで確認した文章をQiitaにコピー&ペーストします。
- 最終チェック: スタイル崩れがないかを確認して完了です
合計の作業時間は、1時間もないくらいで書き終えられるようになりました。
🌟 結果:AI活用で得られた具体的な成果
この方法を実践した結果、多くのメリットが得られました。
- 執筆の効率化: Qiitaを書くのがラクになった
- 継続性の向上: アウトプットの習慣ができ、継続しやすくなった
-
時間と労力の削減:
- 作業時間が減った
- 文章を考えるなどの面倒くささが軽減した
- 読みやすいボリュームに整えてくれる
結論として、AIの力を借りることで、ラクしてQiitaを書けるようになったと言えます。
質のいい記事をいっぱい書いてQiitaを盛り上げましょう!