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RAD Studio / Delphi / C++Builder 10.4 Sydney スタートアップ FAQ

はじめに

2020 年 5 月 27 日 に RAD Studio / Delphi / C++Builder 10.4 Sydney がリリースされました。
インストール時のトラブルも出てきたようなのでまとめてみました。
image.png
※前バージョン (10.3 Rio) のスタートアップ FAQ はこちらになります。

FAQ

Q1: インストーラはどこから入手するの?

A1: アップデートサブスクリプション加入者はエンバカデロの登録製品ポータルから入手できます。

エンバカデロの 登録製品ポータル (Registered Products Portal) はこちらです。

■ アップデートサブスクリプション加入者

登録製品ポータルにログインしたら、左側の雲のアイコンをクリックすると My Downloads ページが開き、有効なライセンスの製品をダウンロードする事ができます。
image.png

■ Community Edition ユーザー

Community Edition をお使いの方は、メジャーアップデートが行われる毎に、Community Edition ダウンロードページへ行き、ダウンロードを行って新しいプロダクトキーを取得する必要があります。
image.png

何らかの障害でインストーラをダウンロードできなかった場合には、プロダクトキーが送られてきたメールに書かれているダウンロードリンク から Web インストーラ (ESD インストーラ) を再ダウンロードできます。

Community Edition ユーザーも登録製品ポータルを利用可能ですが、登録製品ポータルからダウンロードできるのはパッチ類のみとなります。

Q2: Web インストーラ (ESD インストーラ) とオフラインインストーラ (ISO) のどちらでインストールすべき?

A2: 回線状況がいいのなら Web インストーラが簡単です。

10.4 Sydney において、インストーラは統合されました。基本的にはどちらも同じインストーラ (ESD インストーラ) です。

但し、オフラインインストーラの場合、インストール後に以下の設定を行う必要があります。

■ Delphi (Enterprise 以上の SKU):

[ツール|オプション|Delphi オプション|ライブラリ]で[64-bit Linux]を選択し、"参照パス" に以下を貼り付け。

$(BDS)\source\rtl\common;$(BDS)\source\rtl\sys;$(BDS)\source\rtl\linux;$(BDS)\source\ToolsAPI;$(BDS)\source\IBX;$(BDS)\source\Internet;$(BDS)\source\Property Editors;$(BDS)\source\soap;$(BDS)\source\xml;$(BDS)\source\Indy10\Core;$(BDS)\source\Indy10\system;$(BDS)\source\Indy10\Protocols;$(BDS)\source\fmx;$(BDS)\source\databinding\components;$(BDS)\source\databinding\engine;$(BDS)\source\databinding\graph;$(BDS)\source\data;$(BDS)\source\data\ado;$(BDS)\source\data\cloud;$(BDS)\source\data\datasnap;$(BDS)\source\data\dbx;$(BDS)\source\data\dsnap;$(BDS)\source\data\Test;$(BDS)\source\data\vclctrls;$(BDS)\source\rtl\posix;$(BDS)\source\rtl\posix\linux;$(BDS)\source\data\datasnap\connectors;$(BDS)\source\data\datasnap\proxygen;$(BDS)\source\DataExplorer;$(BDS)\source\Experts;$(BDS)\source\indy\abstraction;$(BDS)\source\indy\implementation;$(BDS)\source\indyimpl;$(BDS)\source\Property Editors\Indy10;$(BDS)\source\soap\wsdlimporter;$(BDS)\source\Visualizers;;$(BDS)\source\data\rest;$(BDS)\source\data\firedac;$(BDS)\source\tethering;$(BDS)\source\DUnitX;$(BDS)\source\data\ems;$(BDS)\source\rtl\net

■ C++Builder:

[ツール|オプション|C++ オプション|パスとディレクトリ|32 ビット Windows]の[コンパイラ]タブにある "システム インクルード パス" に以下を貼り付け。

$(BDSINCLUDE);$(BDSINCLUDE)\dinkumware64;$(BDSINCLUDE)\windows\crtl;$(BDSINCLUDE)\windows\sdk;$(BDSINCLUDE)\windows\rtl;$(BDSINCLUDE)\windows\vcl;$(BDSINCLUDE)\windows\fmx;$(BDSCOMMONDIR)\hpp\$(Platform)

Q3 インストールできる Windows は?

A3 10.4 Sydney がインストールできるのは Windows 10 のみです。

インストール時の警告を無視すれば Windows 7 等にも強制的にインストールする事はできますが、IDE の機能の幾つかに不具合が出るそうです。
image.png
※ 32bit Windows 10 でも警告が出るようです。

See also:

Q4 インストール先って変更できないの?以前のオフラインインストーラにはあったけど...

A4 Web (ESD) インストーラでもインストール先は変更できますが、わかりづらいです。

インストーラの次の画面にある [オプション] ボタンを押します。
image.png
初期状態ではインストール先が C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\21.0 になっている (64bit OS の場合) ので、任意の場所に変更します。
image.png
ちょっとわかりづらいですね。

See also:

Q5: ISO からインストールすると GetIt に接続できないんだけど?

A5: パッケージマネージャをオンラインモードに切り替える必要があります。

ISO からインストールした場合、GetIt で何かをインストールしようとするとエラーが発生します。
image.png
DocWiki には次のような記述があり、ISO からインストールした場合には手動でオンラインモードに変更しなくてはならないようです。

オフライン インストーラを使用する場合、RAD Studio は、ユーザーが「オンライン モード」に手動で切り替えるまで、GetIt パッケージ マネージャにアクセスすることができません。これを行うには、GetItCmd.exe ツールを使用することが推奨されます。

オンラインモードにするには次のコマンドを実行します。

GetItCmd.exe -c=useonline

オフラインモードにするには次のコマンドを実行します。

GetItCmd.exe -c=useoffline

GetItCmd.exe<インストールフォルダ>\bin にあります。

注意!
GetItCmd.exe はコマンドライン版 GetIt ですが、ドキュメントが存在しません。

恐らくまだちゃんと作りこまれていないツールなのだろうと思われます。パッケージをコマンドラインからインストールできるか試そうとしたら、関係のないものをいきなりアンイントールし始めました。
image.png
しばらくはオンライン/オフラインモードの切り替え以外で GetItCmd.exe を使わない方がいいと思います。

See also:

Q6: Community Edition は?

A6: 2020/5/27 時点ではまだリリースされていません。10.3.3 Rio が最新です。

Feature Matrix (機能一覧) に次のような記述があります。

Community edition planned for a future 10.4.x release. Current available Community Edition version is 10.3.3

もうしばらく待たなくてはならないかもしれません。

追記:
Sarina DuPont 氏によるコメントは次の通りです。

Delphi と C++ Builder Community Edition の 10.3.3 バージョンは引き続きダウンロード可能です。10.3.3 は優れたリリースであり、Community Edition のユーザーはそのリリースで作業を続けることができます。

最高のパフォーマンス、品質、機能を必要とする大多数のお客様は、最新のリリースを購入することができます。私たちの有料のお客様には、プレミアムな体験を提供する価値があります。これは、Community Editionのコンプライアンスに準拠していない使用の増加と相まって(当社の法務チームと積極的に対処しています)、CEの新しいリリースを延期することになりました。今後数ヶ月の間に、10.4バージョンのCEがいつリリースされるかを決定します。

かいつまむと「Comunity Edition を商用利用する人が増えているのでちょっとリリースを遅らせます!」という事らしいです。

Q7: インストール後にオプションで機能を追加したくなった。

A7: [ツール|プラットフォームの管理...]から[機能マネージャ] を呼び出します。

[ツール|プラットフォームの管理...]から 機能マネージャ を開きます。
image.png
[追加オプション] タブがあるのをお忘れなく。
image.png

Q8: ビルドすると Invalid PLATFORM variable ってエラーが出る。

A8: HP 製の PC で発生する事があります。

以下の記事に従って問題を解決してください。

Q9: 10.4 Sydney をインストールしたら 10.3 Rio の挙動がおかしい...というか OS の挙動がおかしい?

A9: 環境変数 PATH が長くなりすぎてはいませんか?

短くしましょう。

Q10: 以前のバージョンが ISO インストールできた環境に 10.4 を ISO インストールしようとするとエラーになる。

A10: 要求されるストレージ量が大きくなっています。

一時的に倍近くのストレージ量を必要とします。このため、インストーラの容量チェックはパスするものの、実際にインストールしてみるとエラーになる事があります。製品やエディションにもよりますが、インストール前に 60GB 以上の空き容量を確保した方が無難でしょう。

Q11: ISO からインストールするとオンラインヘルプ (CHM) が英語なのだけれど?

A11: 日本語ヘルプファイルが含まれていません。

ISO からインストールすると、言語フォルダ (ja) に日本語ヘルプファイルそのものが存在しません。

機能マネージャを使って日本語オンラインヘルプを取得できます。[ツール|プラットフォームの管理...]から 機能マネージャ を開き [追加オプション] タブで Help のチェックを外して [適用] ボタンを押します。
image.png
作業が完了したら、今度は Help のチェックを入れて再度実行します。
image.png
すると日本語のヘルプが使えるようになります。ひょっとするとチェックの OFF/ON は不要かもしれませんが、未確認です。
image.png
ただ、この日本語ヘルプは不完全で、10.3 Rio のコンテンツが混在しています。ご利用の際は充分注意してください。

Q12: エディタのテーマ色を変えようとするとおかしくなる。

A12: オプションダイアログでエディタのテーマ色を変えるとおかしくなってしまいます。

[ツール | オプション] からエディタのテーマ色を変更すると...
image.png
真っ白に!
image.png
回避方法はツールバーのアイコンから変更する事です。
image.png
この不具合は英語版には存在しません。

Q13: [デスクトップの配置] で "クラシック (ドッキングなし)" を選択するとツールバー (メインウィンドウ) が切り詰められます。

A13: あーっ!お客様!困ります!

"クラシック (ドッキングなし)" を選択するとツールバーウィンドウが縦方向に切り詰められ、リサイズもできなくなります。加えてツールパレット ([表示 | ツールウィンドウ | パレット]) も正常動作しなくなるようです。
image.png
現在の所、完全な回避方法はありません。

また、一旦 "クラシック (ドッキングなし)" を選択すると、"デフォルトレイアウト" に戻して IDE を再起動してもレイアウトがクラシックのまま ("<未指定>") になってしまう事があります。

デスクトップの配置が "<未指定>" になっている際には [表示 | デスクトップの配置] から、それぞれ再設定してください。
image.png

  • デバッグ時に使う -> デバッグレイアウト
  • デフォルトのデスクトップ -> デフォルトレイアウト
  • スタートアップ時のデスクトップ -> スタートアップレイアウト

IDE テーマをオフにすれば "クラシック (ドッキングなし)" が使えるようです。後述の Q18 を参考にしてください。

Q14 C++ のライブラリが拡充されたと聞いたけど?

A14 Boost を含め、GetIt から入手できます。

[ツール | GetIt パッケージマネージャ] で GetIt パッケージマネージャ を開き、左側のペインにある [カテゴリ] で C++ Libraries にチェックを入れてみてください。
image.png

Q15 パッチが出てるって聞いたけど?

A15 GetIt から入手できます。

[ツール | GetIt パッケージマネージャ] で GetIt パッケージマネージャ を開き、左側のペインにある [カテゴリ] で Patches and Hotfixes にチェックを入れてみてください。
image.png
パッチが存在する場合、ウェルカムページにも情報が表示されています。ここをクリックすると GetIt パッケージマネージャがPatches and Hotfixes にチェックを入れた状態で起動します。
image.png
オフラインインストール用のファイルは登録製品ポータルから入手してください。

Q16 C++ Builder のプラットフォーム選択に macOS が出てこないんだけど?

A16 C++ Builder では macOS 開発ができません。

インストール時も機能追加時も macOS は選択できません。
image.png
こうなっている背景は macOS 64bit 用 C++ コンパイラの開発遅延にあります。

macOS Catalina にて 32bit 用アプリケーションが動作しなくなり、ストアからも撤去されました。つまり、従来の BCCOSX (macOS 32bit C++コンパイラ) だけあってももはや意味がないのです。

関連して、10.4 Sydney では次のターゲットプラットフォームが使えなくなっています。

プラットフォーム パーソナリティ
macOS 32bit Delphi (, C++ Builder)
iOS デバイス 32bit Delphi, C++ Builder

含まれてはいますが、Delphi の iOS シミュレータ もサポートされなくなりました。

プラットフォーム パーソナリティ
iOS シミュレータ 32bit Delphi

インストールされるコマンドラインコンパイラは次の通りです。

プラットフォーム Delphi C++ Builder
Windows 32 ビット DCC32 BCC32
BCC32C
BCC32X
Windows 64 ビット DCC64 BCC64
macOS 32 ビット 1'2 DCCOSX
macOS 64 ビット 2 DCCOSX64
iOS デバイス 32 ビット 1'2 DCCIOSARM BCCIOSARM
iOS デバイス 64 ビット DCCIOSARM64 BCCIOSARM64
iOS シミュレータ DCCIOS32
Android 32 ビット DCCAARM BCCAARM
Android 64 ビット 2 DCCAARM64
Linux 64 ビット 2'3 DCCLINUX64

BCCOSX 以外のコマンドラインコンパイラはインストールされます。

See also:

Q17 *.dpr や *.dpk を編集している時、インデント/アンインデントをすると 4 タブや 8 タブになるのだけれど?

A17 多分、他の [ソースファイルの種類] から値を持ってきています。

*.dpr や *.dpk のインデント幅は、ソースファイルの種類: デフォルト の値が 2 でない場合、多くの場合で 4 (たまに 8) を持ってくるようです。*.pas はちゃんと ソースファイルの種類: Delphi から持ってきます。

これを解決するには [ツール | オプション] から [ユーザーインターフェイス > エディタ > ソース]と辿り、ソースファイルの種類: デフォルトタブ位置インデント幅 を 2 に変更します。値は必ずコンボボックスで選択してください。
image.png
ちなみに、何かの拍子で、また 4 タブや 8 タブに戻ります (一旦、別のエディタタブに移ったとか)。その時にはコードエディタ下部にある、`現在の構文強調表示' ボタンを押して Delphi を選び直してください。
image.png
こいつはウゼェぜ!

英語版だと修正しなくてはならないのが ソースファイルの種類: C/C++ なので、問題はより深刻かもしれませんね。

理屈上、この問題が発生しているタブでは LSP が使われない事があるため、インライン変数宣言をすると変なトコロに赤下線が引かれてしまうという弊害も発生します (常に発生するわけではありません)。

See also:

Q18 IDE テーマを無効にするには?

A18 レジストリを直接操作します。

非推奨ですが、IDE テーマを無効にする事ができます。

■ IDE テーマを無効にする

  1. IDE を起動し、ツールバーからエディタの配色を デフォルト にしておく。IDE テーマはライトでもダークでも構わない。
    image.png
  2. IDE を終了し、レジストリエディタを起動する。
  3. [HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\21.0\Theme] にある Enabled の値を 0 にする。
  4. [HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\21.0\Toolbars] をキーごと削除する。
  5. IDE を起動する。
DisableIDETheme104.reg
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\21.0\Theme]
"Enabled"=dword:00000000

[-HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\21.0\Toolbars]

image.png
10.4 Sydney の IDE は 10.3 に比べてかなり軽くなっているのですが、"クラシック (ドッキングなし)" はさらに軽いですね。

...ただ、IDE 用パッケージに IDE テーマに依存しているものがあるのか、IDE テーマを無効にするとエラーになる機能/設定項目があります ([ファイル | 新規作成 | その他] など)。
image.png

■ IDE テーマを有効にする

  1. IDE を終了し、レジストリエディタを起動する。
  2. [HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\21.0\Theme] にある Enabled の値を 0 にする。
  3. IDE を起動する。
EnableIDETheme104.reg
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\21.0\Theme]
"Enabled"=dword:00000001

■ カスタム IDE テーマを有効にする

こちらも非推奨ですが、カスタム IDE テーマを有効にする事もできます。
image.png
レジストリを追加し、IDE を起動してください。

EnableIDECustomTheme104.reg
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\21.0\Theme]
"Enabled"=dword:00000001
"Theme"="Custom"
"CustomSpeedSetting"="Dark"
"CustomOISpeedSetting"="Dark"
"VCLStyle"="Windows 10 SlateGray"

初期状態では Windows 10 SlateGray ですが、ツールバーからカスタム IDE テーマが選択できるようになります。変な事になったら VCLStyleWindows 10 を指定してみてください。とりあえず操作不能という状況からは抜け出せると思います。

See also:

Q19 VCL の StringGrid の描画がおかしいような?

A19 おかしいです。

RSP-29402 に添付されている Vcl.Grids.pas をプロジェクトに含めて再構築すれば問題を回避できるようです。

Q20 デバッグするとダイアログがポップアップしてくるんだけど?

A20 ウェルカムページを閉じてからデバッグ実行しましょう。

デバッグ実行して、[F7] でトレース実行すると高頻度で次のようなダイアログがポップアップしてきます。
image.png

要求された操作を完了するには、まず、この現在のデバッグ セッションを終了する必要があります。
デバッグ セッションをどう終了するか指示してください。

これは本来、デバッグ実行中にフォームを閉じるなどした時に発生するエラーですが、何故かウェルカムページがコードエディタのタブとして存在すると発生するようです。

対処方法は 2 つあります。

  1. デバッグ実行前にウェルカムページタブを閉じる。
    ※ 閉じたウェルカムページタブは [表示 | ウェルカムページ] で再表示できます。
    image.png
  2. レジストリ操作を行って、そもそもウェルカムページを表示しないようにする。

■ ウェルカムページを非表示にする

ウェルカムページを表示しないようにするレジストリファイルです。

Disable_Welcomepage.reg
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\21.0\Known IDE Packages]
"$(BDS)\\Bin\\startpageide270.bpl"=-

■ ウェルカムページを表示する

設定を元に戻すレジストリファイルです。

Disable_Welcomepage.reg
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\21.0\Known IDE Packages]
"$(BDS)\\Bin\\startpageide270.bpl"="Start Page IDE Package"

See also:

Q21 Bookmarks や Navigator を 10.4 Sydney にインストールすると 10.3 Rio の起動時にエラーになる。

A21 Parnassus の拡張はレジストリが共通になっています。

このため Bookmarks や Navigator を 10.3 Rio にインストールしていると、異なるバージョンの DLL をロードしようとしてエラーになってしまいます。

この問題は 2020/06/18 の更新によって解決しています!GetIt を確認してください。

■ 解決法 1

HKEY_CURRENT_USER\Software\Parnassus OU\Core にある Path の値を目的のバージョンの IDE 起動前に書き換えます。

バージョン Path の値
10.3 Rio %UserProfile%\Documents\Embarcadero\Studio\20.0\CatalogRepository\ParnassusCoreEditor-1.0
10.4 Sydney %UserProfile%\Documents\Embarcadero\Studio\21.0\CatalogRepository\ParnassusCoreEditor-1.6.1

%UserProfile% の部分は C:\Users\[アカウント名] です。

■ 解決法 2

バージョン間で共存させるには次の手順を行います。

  1. %UserProfile%\AppData\RoamingParnassus OU\Common というサブフォルダを作成します。
  2. 解決法 1 の Path の指す場所にある ParnassusCoreEditor.dll%UserProfile%\AppData\Roaming\Parnassus OU\Common へコピーしバージョン毎にリネームします (後述)。
    image.png
  3. HKEY_CURRENT_USER\Software\Parnassus OU\Core にある Path の値を %UserProfile%\AppData\Roaming\Parnassus OU\Common に書き換えます。

%UserProfile% の部分は C:\Users\[アカウント名] です。

バージョン ファイル名
10.3 Rio ParnassusCoreEditor_XRio.dll 
10.4 Sydney ParnassusCoreEditor_XSydney.dll

See also:

■ IDE パッケージの削除

どうしても Bookmarks や Navigator の壊れたパッケージが残って困る場合には、HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\21.0\Experts から Bookmarks や Navigator のキーを削除してください。

Q22 サンプルプログラムを編集してコンパイルしようとすると何かおかしい。

A22 改行コードが LF のみになっています。

改行コードが CR+LF でないため、エディタヘルパーの一部とデバッガに問題が発生します。

GitHub のサンプルプログラムリポジトリにあるファイルでは問題が解決しているため、ここから最新版を取得します。以下に手順を示します。

  1. https://github.com/Embarcadero/RADStudio10.4Demos に行く。
  2. [Clone] を押し、[Download ZIP] を押す。
    image.png
  3. アーカイブを解凍し、C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\21.0\Samples に上書きコピーする。

■ IDE 内のバージョン管理システム

IDE にバージョン管理用のクライアントが設定されているのなら、そちらを使ってもいいかもしれませんね。
image.png

〇 Subversion

項目 パス
リポジトリの URL https://github.com/Embarcadero/RADStudio10.4Demos/trunk
コピー先 C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\21.0\Samples

〇 Git

項目 パス
ソース https://github.com/Embarcadero/RADStudio10.4Demos
保存先 C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\21.0\Samples

〇 Mercurial

項目 パス
ソース https://github.com/Embarcadero/RADStudio10.4Demos
保存先 C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\21.0\Samples

※ バージョン管理システムを使う際には、一度 C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\21.0\Samples の中を空にしておきましょう。

See also:

おわりに

とにかくまずはインストールノートリリースノートをよく読んでください。

その上でなのですが、英語版のリリースノートには日本語版に書かれていない重要な情報がありますので、こちらにもちゃんと目を通すことをオススメします。

情報入手元

FAQ の主な情報入手元です。

サイト 説明
Embarcadero Technologies Home 製品情報があります。
無料版 Community Edition がダウンロードできます。
メンバーサービス アカウントを管理します。
登録製品ポータル 登録されている製品を管理します。
メンテナンスデリバリーポータル アップデートサブスクリプションを管理します。
Embarcadero ブログ ブログです。
開発ツールコミュニティ フォーラムです。
品質ポータル バグトラッカーです。
Embarcadero DocWiki 製品のオンラインドキュメントです。

See also:


  1. Delphi IDE では選べないターゲットプラットフォーム。 

  2. C++ Builder IDE では選べないターゲットプラットフォーム。 

  3. Delphi Enterprise 以上の SKU のみ付属。 

ht_deko
とある熊本の障害復旧(トラブルシューター)
https://ht-deko.com/
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