ひょんなことから、snowflake を全く知らない状況から2週間程度で SnowPro Core Certification を取る必要が生じ、RTA じみた対策をしたのでその記録です。
以下、合格時のスコアレポート。
SnowPro Core Certification とは
パブリッククラウドをベースに提供されるデータウェアハウス、データレイクサービス snowflake の認定資格。
snowflake の認定資格の中では最も基礎的な内容を問われるものであり、まずはここから取得を目指すもの。
昨年9月に新バージョンがリリースされ、COF-C02(日本語版は COF-C02-JPN)となった。
試験の概要は大まかに以下の通り。
- 問題数: 100問
- 試験時間: 110分
- 合格ライン: 750点以上
- 試験範囲
- Snowflakeでのデータのロードと変換
- 仮想ウェアハウスのパフォーマンスと同時実行
- DDLとDMLのクエリ
- 半構造化データと構造化データの使用
- クローニングとTime Travel
- データ共有
- Snowflakeアカウントの構造と管理
受検前の知識レベル
snowflake ミリしらの状態だったので、受検前の知識レベルとしては以下の通り。
- snowflake って何?
- DWH? データレイク??
- 業務を通してデータベースを触ることはあるので、SQL の基本的な知識
試験対策
主に Udemy を活用した。
また、snowflake は30日間の無料トライアルが利用可能なため、こちらも併せて利用し実際に手を動かして理解を深めた。
Ultimate SnowPro Core Certification Course & Exam - 2023
COF-C02 に対応したコース。動画コンテンツとトライアルアカウントでも実施可能なハンズオンが含まれる。
全編英語だが字幕も表示できるので、聞き取りが困難だった場合は巻き戻したりして確認した。
動画コンテンツとしては総時間7時間程度なので、ゆっくり確認しても2週間もあれば完了することができる。
私は動画を見ながら Notion に内容を纏めていました。
snowflake 自体、機能改善を続けているサービスであるためこういった動画コンテンツはすぐ陳腐化することが懸念されるが、動画コンテンツはなるべく最新の情報に更新する努力が見られ、試験対策には十分な内容であった。
コースの最後には Mock Exam(模試)も利用できるため、理解度の確認に役立つ。
[COF-C02]Snowflake SnowPro Core Certification Practice Sets
こちらは動画コンテンツはなく、3回分の Mock Exam のセットと分野別復習問題セット。
試験前2日くらいはこれを何度も行い、不正解だった問題については公式ドキュメントを参照した。やはり試験は模試をぶん回すのが効果が高い。
公式ドキュメント
まずは公式のドキュメント。前述した通り Mock Exam で知識不足が確認された項目や、Mock Exam を通して頻出したトピックについて知識の強化を目的として折に触れて参照した。
公式に提供されている試験学習ガイドも利用した。動画コンテンツと Mock Exam でカバーし切れていないトピックがないかの確認を中心に利用し、追加で確認が必要なトピックについても公式ドキュメントを参照できる状態とした。
試験内容と感想
- 試験会場
- Pearson VUE 試験なので、自宅または最寄りのテストセンターで受検が可能。
- 私は以前の AWS SAA と同様、テストセンターで受検しました
- 試験の内容
- Mock Exam から大きく逸脱した難易度の問題はなかった印象
- 動画コンテンツ、Mock Exam ではカバーし切れていないトピックもあったが、合格に支障が出るほどではない
- 難易度としては AWS SAA よりは低かったように思う。複雑な状況を問う問題は少なく、単純にサービスをざっと理解できていれば答えられる問題が多い印象。
- 試験時間
- 110分の試験時間が与えられるが、見直し含めて60分程度で完了できた
おわりに
以前、1日で Oracle Cloud 認定資格を取った記事を書いたが、これは業務で Oracle Cloud を触っていたからできたことで、ミリしらの状態から2週間で取得するのは若干骨が折れた。
が、短期にデッドラインを設定することで集中して勉強が行えたし、自身の成功体験として刻まれるというメリットもあった。できればもうやりたくないけど。