3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Linuxコマンド入門 ~LS-DYNA編~

Last updated at Posted at 2021-01-02

自分がLinuxクラスターでLS-DYNAのファイルを編集・実行するときによく使用するコマンドをまとめました。

##目次

  1. 更新ファイルの確認
  2. 過去のコマンドの再利用
  3. LS-DYNAのエラーの検索
  4. ある単語がどのファイルに含まれているかの検索
  5. Linuxキーバインド(ショートカットキー)
  6. その他 (chmod/touch/mkdir/cp/mv/vi)

##1. 更新ファイルの確認

ls -trl  
  • ファイルの更新履歴を一行ごとにlong formatで、下側が最新の履歴となるように表示します。
  • LS_DYNAを回すとき、このコマンドでglstat, binout, d3plotファイルが更新有無を確認して、解析が回りだしたかを確認しています。

[補足]
-l : long formatで一行ごとにファイルを表示
-r : 表示を逆順に
-t : 更新順にファイルを表示(リストの一番上が最新-> -rで一番下を最新ファイルに)

(おまけ)よく使うlsコマンドのオプション

  • -F: ファイル種別の表示
    • ファイル・ディレクトリがdir/ run@ exe*のように、ディレクトリの後に記号がついた状態で表示される。
記号 意味
/ ディレクトリ
@ シンボリックリンク
* 実行可能ファイル
(実行可能パーミッションがあるファイル)
記号無し 通常ファイル
  • -a: 隠しファイルを含めたすべてのファイルを表示

##2. 過去のコマンドの再利用

history | grep hogehoge
  • 上記はhogehogeを含む過去のコマンドの履歴一覧を表示する
  • 自分が使用しているクラスターは、qsub -W denendancy=any:hogehogeのように長いコマンドがあって思い出せないことがあるので、よく使用します。

上記のコマンド後、history一覧で

>594: qsub -W hogehoge

のように表示されます。
その後、下記のようにコマンドを打てばそのコマンドを実行できます。

!594

##3. LS-DYNAのエラーの検索

grep -i error mes* log
  • mes*とlogファイル内に"error"(大文字小文字の区別なし)という言葉が含まれている場合、そのファイル名を表示。

-i: 大文字小文字の区別なし
*: ワイルドカード

tail -n 15 mes* log d3hsp| less
  • mes* log d3hpsファイルの最後の15行を見て、それをlessに表示

##4. contactという単語がどのkeyファイルに含まれるかの検索

find . -name ".key"
grep -i *contact '!!'

1つ目のコマンドで、現在のディレクトリ以下の*.key*ファイルの一覧を取得する。
2つ目のコマンドは1つ目で得たファイル一覧の中から、"contact"という単語を含む部分を返します。
'!!'はひとつ前のコマンドを指します。

多分、下記のコマンドで同じことができる。

find . -name "*.key" | xargs grep -l -i 'contact'

5. Linuxキーバインド

  • ctrl + a: 現在のコマンドの最初にカーソルを移動
  • ctrl + k: 現在のカーソル位置(点滅している個所)から後を削除
    • ctrl + a -> ctrl + kで現在書いているコマンドを全消去
  • ctrl + d: 現在のカーソル位置の文字の削除
  • ctrl + l: ターミナルの表示を整頓
    • 現在のコマンドラインがターミナルの一番上に移動。

6. 他のよく使用するコマンド

####パーミッション

  • chmod 777 MPP.sh : MPP.shにパーミッションを付与(実行・書込・読込)

ファイル作成  

  • touch d3kil : 空ファイルd3kilをカレントディレクトリ(cd)に作成
  • mkdir TEST: TESTディレクトリをcdに作成
  • cp -r hogedir hogedir2 : hogedirをhogedir2としてディレクトリの中身ごとコピー

ファイル編集

  • mv log log_old : logファイル(拡張子無)の名前をlog_oldに変更
  • vi fugafuga.key : vimでfugafuga.keyを開く
3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?