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Linuxコマンド入門 ~LS-DYNA編~

Last updated at Posted at 2021-01-02

自分がLinuxクラスターでLS-DYNAのファイルを編集・実行するときによく使用するコマンドをまとめました。

目次

  1. 更新ファイルの確認
  2. 過去のコマンドの再利用
  3. LS-DYNAのエラーの検索
  4. ある単語がどのファイルに含まれているかの検索
  5. Linuxキーバインド(ショートカットキー)
  6. その他 (chmod/touch/mkdir/cp/mv/vi)

1. 更新ファイルの確認

ls -trl  
  • ファイルの更新履歴を一行ごとにlong formatで、下側が最新の履歴となるように表示します。
  • LS_DYNAを回すとき、このコマンドでglstat, binout, d3plotファイルが更新有無を確認して、解析が回りだしたかを確認しています。

[補足]
-l : long formatで一行ごとにファイルを表示
-r : 表示を逆順に
-t : 更新順にファイルを表示(リストの一番上が最新-> -rで一番下を最新ファイルに)

(おまけ)よく使うlsコマンドのオプション

  • -F: ファイル種別の表示
    • ファイル・ディレクトリがdir/ run@ exe*のように、ディレクトリの後に記号がついた状態で表示される。
記号 意味
/ ディレクトリ
@ シンボリックリンク
* 実行可能ファイル
(実行可能パーミッションがあるファイル)
記号無し 通常ファイル
  • -a: 隠しファイルを含めたすべてのファイルを表示

2. 過去のコマンドの再利用

history | grep hogehoge
  • 上記はhogehogeを含む過去のコマンドの履歴一覧を表示する
  • 自分が使用しているクラスターは、qsub -W denendancy=any:hogehogeのように長いコマンドがあって思い出せないことがあるので、よく使用します。

上記のコマンド後、history一覧で

>594: qsub -W hogehoge

のように表示されます。
その後、下記のようにコマンドを打てばそのコマンドを実行できます。

!594

3. LS-DYNAのエラーの検索

grep -i error mes* log
  • mes*とlogファイル内に"error"(大文字小文字の区別なし)という言葉が含まれている場合、そのファイル名を表示。

-i: 大文字小文字の区別なし

*: ワイルドカード

tail -n 15 mes* log d3hsp| less
  • mes* log d3hpsファイルの最後の15行を見て、それをlessに表示

4. contactという単語がどのkeyファイルに含まれるかの検索

find . -name ".key"
grep -i *contact '!!'

1つ目のコマンドで、現在のディレクトリ以下.keyファイルの一覧を取得する。
2つ目のコマンドは1つ目で得たファイル一覧の中から、"contact"という単語を含む部分を返します。
'!!'はひとつ前のコマンドを指します。

多分、下記のコマンドで同じことができる。

find . -name "*.key" | xargs grep -l -i 'contact'

5. Linuxキーバインド

  • ctrl + a: 現在のコマンドの最初にカーソルを移動
  • ctrl + k: 現在のカーソル位置(点滅している個所)から後を削除
    • ctrl + a -> ctrl + kで現在書いているコマンドを全消去
  • ctrl + d: 現在のカーソル位置の文字の削除
  • ctrl + l: ターミナルの表示を整頓
    • 現在のコマンドラインがターミナルの一番上に移動。

6. 他のよく使用するコマンド

パーミッション

  • chmod 777 MPP.sh : MPP.shにパーミッションを付与(実行・書込・読込)

ファイル作成  

  • touch d3kil : 空ファイルd3kilをカレントディレクトリ(cd)に作成
  • mkdir TEST: TESTディレクトリをcdに作成
  • cp -r hogedir hogedir2 : hogedirをhogedir2としてディレクトリの中身ごとコピー

ファイル編集

  • mv log log_old : logファイル(拡張子無)の名前をlog_oldに変更
  • vi fugafuga.key : vimでfugafuga.keyを開く
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