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Azure Key Vaultに格納されたシークレットを利用してAzure DatabricksからBlob Storageへアクセス

Last updated at Posted at 2022-01-25

概要

Storageのアクセス情報をAzureDatabricksのNotebooks上に記載してアクセスするのではなく、AzureKeyVaultを利用してアクセスしてみたいと思います。

必要なリソース

  • StorageAccountとBlobコンテナー
  • AzureDatabricks
  • AzureKeyVault

#手順

blobコンテナーの作成

  • 作成したStorageAccountの画面に移動し、[データストレージ]欄の[コンテナー]を選択します。[+コンテナー]を選択し、コンテナー名を入力します。
    スクリーンショット 2022-01-25 10.29.00.png

  • コンテナー内にテスト用のテキストファイルをアップロードしておきます。
    スクリーンショット 2022-01-25 10.29.40.png

  • [セキュリティとネットワーク]の下にある[アクセスキー]を選択します。[StorageAccount名]と[key1のキー]情報をメモしておきます。
    ※キーの情報は、[キーの表示]をクリックすると表示されます。
    スクリーンショット 2022-01-25 10.29.56.png

AzureKeyVaultにシークレットを追加

  • 作成したキーコンテナーの画面に移動し、[設定]欄から[シークレット]を選択します。[+生成/インポート]を選択します。
    スクリーンショット 2022-01-25 10.30.13.png

  • [シークレットの作成]画面で、以下の情報を指定します。残りの値はデフォルトのまま使用します。
    ※ 対象StorageAccountキーのフレンドリ名はメモしておきます。

    • アップロードオプション:手動
    • 名前:対象StorageAccountキーのフレンドリ名
    • 値:先程コピーした対象StorageAccountのKey1の値
      スクリーンショット 2022-01-25 10.41.35.png
  • [設定]欄から[プロパティ]を選択します。[コンテナーの URI]と[リソース ID]をメモしておきます。
    スクリーンショット 2022-01-25 10.30.44.png

AzureDatabricksにシークレットスコープを作成

  • 作成したAzureDatabricksのワークスペースを起動します。ワークスペースが別ウィンドウで開かれたら、URLの末尾に[#secrets/createScope]を追加します。

  • [Scope Name]を入力し、メモしておいた[コンテナーの URI]と[リソース ID]を入力します。
    ※ Scope Nameはメモしておきます。
    スクリーンショット 2022-01-25 10.31.05.png

  • AzureDatabricksワークスペースのホームページで[New Cluster]を選択します。[Cluster Name]を入力し、クラスターを作成します。
    スクリーンショット 2022-01-25 10.31.17.png

  • AzureDatabricksワークスペースのホームページで[New Notebook]を選択します。
    スクリーンショット 2022-01-25 10.31.44.png

  • Notebook名を入力し、言語をpythonに設定します。加えて、先ほど作成したクラスターを設定します。
    スクリーンショット 2022-01-25 10.32.00.png

  • 次のコマンドを実行して、コンテナーにマウントします。以下の値は変更してください。

    • your-container-name
      • StorageAccountに作成したコンテナ名
    • your-storage-account-name
      • 作成したStorageAccount名
    • mount-name
      • 任意で指定したmount-nameを使用してディレクトリが作成されます。
    • config-key
      • fs.azure.account.key.[your-storage-account-name].blob.core.windows.net" または、"fs.azure.sas.[your-container-name].[your-storage-account-name].blob.core.windows.net"を選択します。
    • scope-name
      • Databricksで作成したシークレットスコープの名前
    • key-name
      • AzureKeyVault内のStorageAccountキー用に作成したシークレットの名前
dbutils.fs.mount(
source = "wasbs://<your-container-name>@<your-storage-account-name>.blob.core.windows.net",
mount_point = "/mnt/<mount-name>",
extra_configs = {"<conf-key>":dbutils.secrets.get(scope = "<scope-name>", key = "<key-name>")})

スクリーンショット 2022-01-25 10.32.14.png

  • BlobStorageコンテナー内のテキストファイルをデータフレームに読み込みます。
df = spark.read.text("/mnt/<指定のmount-name>/<コンテナ内のfile-name>")

スクリーンショット 2022-01-25 10.32.38.png

  • ファイルの内容を表示します。
df.show()

スクリーンショット 2022-01-25 10.32.55.png

  • マウントを解除します。
dbutils.fs.unmount("/mnt/<指定のmount-name>")

スクリーンショット 2022-01-25 10.33.09.png

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